クルルのおじさん 料理を楽しむ

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ザワ―クラウト(風)

男が料理すると材料代には糸目を付けないと揶揄されることがありますか、これは一部の見栄を張る方か、よほど金銭感覚が欠如している方だけのことで、それ以外の方々には該当しないと思っています。特に自分で料理する時には、これは僕のケースだけかもしれませんが、腕に自信が無いので失敗を恐れて高級食材を使うのが怖いという気持ちになります。やはり、美味しそうな旬の新鮮なモノをそこそこ妥当なお値段で買う、というのが持続する楽しみかと。週末ののんびり土曜日であれば名古屋で言えば柳橋中央市場に出かけて行けば、旬の美味しいものをお値打ちに分けてくれる。この年齢になると時間をかけて出来ることがあれば、喜んでやらねばと思います。その為には体力を維持しておかなきゃあ。時間と体力の勝負を楽しまねばもったいないと。

逆にそこまでしなくとも、近所の八百屋さん、食品スーパーにも美味しそうな野菜が並んでいますから、見かけるとついつい丸ごと一個買ってしまいます。「食品ロス」で書いた通りです。本日は、クルルのおじさん流「キャベツ一個の捌き方」です。ちょっと恥ずかしいですが。久しぶりに(サボっていましたので)クックパッドの「クルルのおじさん」のキッチンを覗きましたが、結構真面目にレシピを投稿していたのを思い出して楽しくなりました。すでに掲載したレシピの中にキャベツを使用するものがかなりありました。


一つを除けば、あとはいかにも関西コナモン系料理でした。最近の世間の風潮に反逆するかのごとき炭水化物リッチなシリーズです。これにキャベツをたっぷりと入れます。四つ目のチャーハンは、酢玉ねぎをテーマにしたレシピですからキャベツは”適宜”としましたが、酢玉ねぎに遠慮しなければもっとキャベツをたくさん入れても美味しく頂けます。他のレシピには”キャベツ:1/8個くらい”と書きました。以上の四品を料理すれば2-3日で、一個のキャベツの半分くらいは美味しく頂いて消化することが出来ます。まだ、レシピには載せていませんが、これ以外にも、

〇僕でも出来る 野菜いっぱい韓国風ラーメン

〇僕でも出来る 野菜いっぱいチャンポン

等々が僕でも出来るシリーズのレシピです。やはり、関西コナモン系です。今年はキャベツが高かったから、キャベツを少なめにして、もやしをたっぷりと使いました。もやしさんに感謝です。

さて、キャベツの半分くらいは消化出来る目途が立っているというユトリを持って、キャベツに相対します。このユトリが大事だと思っています。いよいよ本日のメインテーマ「ザワ―クラウト(風)」です。(註:本当は(風)を外せれば良いのですが、現状は、まだ(風)=もどき、です。)

 

昨年末、子供たちが名古屋のマンションに大挙して泊まりに来てくれた時に、朝、みんなに、ホットドッグを作って出しました。トーストしたロールパンにザワ―クラウト風をたっぷり乗せて、その上にアツアツのフランクフルトのソーセージ、粒マスタードで。上手く出来たと思ったのですが、包丁でそれを1/2にカットする段階でグチャグチャとなってしまいました。残念、最後の詰めが甘かった。娘のダンナ二人(彼らは料理が上手い)が一応は褒めてくれました。クミンシードの風味が面白いと。

ホットドッグに挟んであるアレがザワ―クラウトだと理解したのは意外と最近のことでしたが、ホットドッグそのものを初めて食べたのは本場ニューヨークででした。

 

あれは1974年。米国に長期出張=実務研修と言えばカッコ良さそうに聞こえますが、実質は、丁稚奉公。独身時代の懐かしい思い出です。当時、景気は悪かったですが、日本人から見るとアメリカはピカピカに輝いていた時代でした。ドルは値打ちがありました。高かった。280円くらいだったかと。JFK空港に到着して一人でマンハッタンのホテルに。”タクシーの運転手にちゃんと英語が通じるかいな?”。

クイーンズボローブリッジの手前で突然目の前にバアッとNYKの摩天楼がそびえ立ちます。”ああ、これがアメリカかいな、こんな国と戦争したんや”と誰しもが思う気持ちになります。高速道路を走っている日本車が、フルサイズのアメ車に比べるとなんと小さく、貧相に見えたことか。

ホテルで前任者と待ち合わせ、横にある大衆食堂でビールとハンバーガーなどを注文、ほっと一息。フライドポテトの量の多さ、車だけでなく何かにつけサイズが大きいのに驚いたような。

 

10日間ほどで引き継ぎは終了し前任者が帰任。まだ友達もおらず、仕事にも慣れず、連日夜遅くまで残業。食事はいつも一人、安い簡易食堂で。その簡易食堂がけっこう豪華に思えました。ピザは1/4切れでも大きくて食べきれないほど。イタリアンの大衆食堂ではパスタに舌鼓、それまではケッチャプのスパゲッテイ・ナポリタンしか知らなかったのかも。中華料理屋は、持ち帰りが可能で随分と助かりました。当時から、焼きそば、チャーハンは大好きだった。最初の下宿は、キッチン無し(あっても何もしなかったと思いますが)、バストイレ付きワンルーム。日本レストランはありましたが、随分と値段が高かった。また、特に日本食を食べたいとは思わなかった。

 

そんなある日。寒い日でした。例によって夜遅く退社し、いつもの地下鉄のホームに降りていく階段の近くで、屋台のホットドッグ・スタンドを発見。安い!。アツアツのパンにソーセージとザワ―クラウト、マスタードをたっぷりとかけて、ハフハフ言いながら法張り食いました。旨かった。”アメリカ社会では底辺の連中でも、こんな美味しいものを食べとんのか、豊かな国や”(当時は、NYKの地下鉄は物騒な乗り物で警察官が車両に乗り込んで警戒しているような状態でした)。

三か月ほどして、仕事にも慣れ、生活のパターンが一応確立出来ました。友達にも恵まれ快適なNYK生活に。約二年間、事故も無く充実した独身生活を楽しむことが出来ました。

 

ザワ―クラウト=ドイツの家庭料理、”すっぱいキャベツ”という意味らしいです。この酸味は酢の味ではなく、キャベツの乳酸発酵によるものとのこと。僕もレシピ本を読んで、二度、挑戦しました。一度目は成功とはいえませんが、それらしいモノが出来ました。もう一段、発酵を進ませるのがよさそうと二度目をトライ。これが完全に失敗。腐敗臭が出ました。それ以来、臆病になって再挑戦出来ていません。失敗を恐れ、”風”、で満足してます。お酢をたっぷり使った煮込み料理です。スパイスには凝っていて、クミンシードが合うと思っています。いつかきっと本物を成功させたい。自然に気分が高揚して”よし、作ってみよう”と思うのを待っています。

 

ソーセージと煮込むとシュークルート、これはフランス語とのこと。アルザス風シュークルートが有名です。僕もソーセージは大好きで、よくやります。僕の料理でやれば、「ザワ―クラウト風アルザス風シュークルート」と呼ぶのかしら。・・・そのうち、クックパッドの「クルルのおじさん」のキッチンにアップしますから、覗いて下さい。

 

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えらぶのユリ。一号鉢、二号鉢は発芽。さて三号鉢は?。2016年12月24日撮影。メリークリスマスです。