クルルのおじさん 料理を楽しむ

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名古屋の不思議

昨年の6月末から、通勤には地下鉄・名鉄を使っています。朝がやや早いこともあり、首都圏のような通勤地獄はありません。ちょっと車両の中側に入れば、ゆっくりと新聞を読めますし、名鉄は通勤ラッシュとは逆の方向に乗るので、ほぼ100%座って行くことが出来ます。

名古屋の地下鉄のエスカレーターに乗る度に不思議に思うことがあります。かなり大きな張り紙が出ています。一文字づつ「走」「ら」「な」「い」「で」「下」「さ」「い」「、」「歩」「か」「な」「い」「で」「下」「さ」「い」「。」と書いてあります。駅は忘れましたが、「急ぐ人は階段を」、「健康のためには階段を」と言う張り紙もありました。最初は(嫌味で無く)何を言いたいのか全く理解出来ませんでした。一文字づつ書いてあるので、そもそも何と書いてあるのかも瞬時には読めなかったし。

しばらくしてから、もっと小さな張り紙に「危険ですから云々」とあるのを発見。なるほど、危険だからじっとしておれ、という意味だったのかと理解が出来ました。でも、東京、大阪等々で、こんな大きなモノに一文字づつ「走・ら・な・い・で」「歩・か・な・い・で」と書いてある表示を目にした記憶が無いように思い、その後、あちこちで駅のエスカレーターに乗るたびに注意書きを見るようになりましたが、せいぜい「危険ですから立ち止まってご利用下さい」とか「危険ですから動かないで」とかの記載でした。

 

僕は大阪生まれ大阪育ち。大阪はエスカレーターは右側に立つ、というので有名です。東京に移った時、みんなが左側に立っていたので驚いたことがありましたが、その時に初めて、全国的には右側に立つのは大阪だけで他の地域では左側に立っていることを知りました。

大阪の右立ちは、1970年の万博の時にルール化したというのが専らの説です。欧米の主要国ではエスカレーターでは右に立っているということに合わせたそうです。どうせなら日本全国で「エスカレーターは右立ち」キャンペーンをやればよかったと思います。首都圏の賛同を得られなかったのか、そもそも相談しなかったのか。その前の東京オリンピックの時には議論しなかったのですかね。万博キッカケ説以外には、阪急梅田駅に「動く歩道」というのが出来た時に、そのアナウンスで「歩かない方は右側にお立ち下さい」と言ったのがキッカケになり、動かない人は右側に立つということになったとのことです。

 

もし利用する人全員が動かないでエスカレーターに乗るのであれば、右・左の両方に立ち留まって利用するのが一番効率的かと思いますが、東京でも大阪でも、そして名古屋でも、実際に両側で立ち留まって利用しているエレベーターをまず見たことがない。大阪以外では、皆さん左立ちで右側は空いているまま。右側を動く人はあまり多くはいないのかもしれませんが、急ぐ人は追い越していく。立ち止まって利用している側も、急ぐ人がいれば右側を通過していくことを当然だと思っている。もちろん、動いて通過する人を注意する人なんていない。天の邪鬼の僕は、こんな醜い看板をかけてまで「動かないで」というのであれば、一度、右立ちをしてやろうかと思ったのですが、もし、誰かに追い立てられて「おっさん、邪魔や、どけ。ボケっと立ってんと、はよ左に寄らんかい」なんて言われたら、すごすごと「スミマセン」と謝ってその人を避けてしまうだろう。その時に「バカ者、エスカレーターでは動かないのが真っ当な乗り方である。左右両側に立って乗ることを知らないのか、たわけ!」と言い返す気分にはならないだろうと思い、いまだに、右側でじっと立つことが出来ていません。

モノ知りの友達にこのことを話したところ、エスカレーターで以前、事故があった。それで安全な乗り方を徹底しようという動きがあって、その一環としてこのような注意書きが増えたのであろうとのことでした。エスカレーターの安全基準というのは、ステップに立ち止まって利用するのが前提になっている由。ステップに巻き込まれる、挟まれる事故が多いそうです。昨年の7月からは「みんなで手すりにつかまろう!」キャンペーンも実施されているとか。

公共の場所での事故、その場所を管理している役所の責任、ついつい過剰な対応ぶりにつながるのかしらとも思います。もちろん、事故の当事者だけでなく、周辺にいる、特に赤ちゃん・子供連れ、お年寄りが、もらい事故に巻き込まれないように注意することは必要ですから、事故を起こさない、事故に巻き込まれない工夫は必要だと思います。それにしても名古屋の地下鉄は何故これほどまでに過剰なアピールをしているのやら。

 

階段を歩いていても怖い時があります。僕自身はまだ、もらい事故に遭ったことはありませんが、何回も怖い場面を目撃しました。大きなカバンを抱えて歩いている人、カバンが通行人に当たって危うく転がりそうになってしまう。急いでいる人、焦って階段を走り降りる。三段跳びくらいして、ものの見事に横転ひっくりかえった。幸い回りの人を巻き込むことなく、ご本人も元気に立ち上がりテレ笑いをしながら歩き去った。エスカレーターだけでなく、階段にも同じように「走」「ら」「な」「い」「で」「下」「さ」「い」と張り紙しないといけないことになります。

やはり、原理原則は自己責任だと思います。もらい事故を防ぐための工夫はもっとすれば良いと思います。ほとんどの大きな駅にはエレベーターが設置されていますから、特に、お子様連れ・お年寄りには「安全なエレベーターをご利用ください」キャンペーンをするとか。

僕の見る限り、右側を空けて乗っているケースが大変を占めており、急ぐ人は右側を動いている訳ですから、あの醜悪な張り紙の効果は無いのではと思います。何故名古屋だけあんな張り紙をしているのやら未だに理解が出来ません。スマートでないですよね。「魅力の無い街」の理由の一つになっているかもしれません。

  

名古屋市長選挙(4月23日投開票)です。名古屋では結構な話題になっています。選挙権を18歳以上に引き上げた改正公選法施行後、初めての政令指定都市での選挙だそうです。名古屋の18歳、19歳の皆さま、自分の一票の重みを感じることが出来るかもしれません。是非、投票してください。

市民税の減税継続vs給食無償化が両陣営のアピール点とか。また、名古屋城天守閣の木造復元構想の是非を問うというのも一つの焦点になっています。以前『名古屋の魅力』で書きました「魅力の無い街」をどう返上するかも大きなテーマであると。まあ、外野席的に言えば天下泰平で平和・平穏なテーマが多くて、これが今の名古屋を象徴しているのかなあと感じます。何んと言っても経済基盤が安定していることが何よりだということの現れでしょう。

僕の大好きな日向の宮崎県では、知名度アップがもっと切実な問題でありつづけてます。宮崎県の知名度アップに貢献したのは、そのまんま東さん=東国原知事であったのは異論のないところでしょう。宮崎県庁が観光名所となりました。登庁する時の知事と一緒に写真を撮ることがブームになった。さすがに業務に支障をきたす恐れがあるので、入り口に等身大の人形の看板を設置して記念撮影ポイントにしたら、これがまた大人気になったと。

 

「魅力の無い街・行きたくない街」をどう返上するかは、選挙とは関係なくその後も良く取り上げられています。江戸中期の尾張藩7代藩主、徳川宗春さんを名古屋のシンボルにしようというのもあるそうです。宗春が文化振興を積極地に進めたことが、からくり人形を発展させ、それが繊維、自動車産業につながったと。NHKの大河ドラマ化運動もある由(3月16日、日経記事)。 美味しいものを食べるのが大好きな僕としては、是非、名古屋メシをアピールすることでもっともっと地域の活性化と魅力度アップを図ってほしいなあと思います。愛知県は、ココ壱番屋カレーの発祥の地ですから、名古屋カレーなんてのも更なる名古屋メシに加えるとか。世界カレー祭りイン名古屋なんてのも楽しいですよね。

それから、付け足しで言うことではありませんが、是非、電柱・電線の無い街を目指してほしいものです。これは首都圏の都知事さんも結構な関心を示されているとか。名古屋市が率先して電柱・電線の見えない街NO.1をアピール出来れば、それだけでも魅力度向上には大変なポイントになるのは間違いないと思います。 

 

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4月15日、三重県藤原岳に。会社の仲間=平均年齢65歳超のおじさん達と。途中から雨。無理をしないで9合目の手前で折り返しました。フクジュソウを至近距離で見ることが出来ました。この写真は若手で唯一人参加してくれた美人チームリーダーの撮影です。お題は「雨の福寿草」。

 

●下山しての温泉とビールを楽しみに 孔瑠々

●一人分弁当持参の花見かな 孔瑠々

●デパ地下でたこ焼きを買いビールも買う 孔瑠々

 

〇百歳の母の完食山笑う 木村しづを (4/15、日経俳壇より)