クルルのおじさん 料理を楽しむ

体質改善=とりあえずの集大成:食べ物編

大変に仰々しいタイトルになりました。この半年ほどの試行錯誤のまとめです。薬に頼らず体質改善を試みることで正常な血圧を取り戻したいという気持ちが原点です。体質改善の要諦は、一に適度・適切な運動、二に食事の量と質、三は敢えて言えばストレスフリーの生活。この三つの持続を心掛けることで自分の体質を正常な血圧水準のモノに改善したいと思っています。まあ、体質は個人によってかなり異なるものでしょうから、どれだけ普遍性があるのかは全く不案内ですので、僕の備忘録的なモノ程度とご理解頂ければ幸いです。

 

今回は、食べ物編です。「お酢」が中心になっています。分量は一人分のつもりですが、やや多めかも知れません。自分で試してみて継続できているものを紹介します。

 

まずは、ドリンク系です。

●豆乳ベースのお酢ドリンク

作り方:①豆乳150㏄、②お酢(米酢)大さじ2、③沖縄・奄美のきびオリゴ大さじ2、④しょうが(チューブものでOK、2㎝分)をシェーカーに投入してシェイクするだけ。

ポイントは、シェーカーでシェイクすること。それから、③のリキッドのきびオリゴです。教科書では、黒砂糖をかき混ぜる、と説明されていたのですが、これはあまり上手く混ざらない。上手く出来ないというのは、ストレスを感じて、継続する気持ちが失せてしまう。手前ミソで恐縮ですが、その点③を使うと手軽にスッキリ簡単に出来ます。これが継続出来る大切な要点だと感じております。量は、適宜、調整して下さい。

 

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2017年8月12日、撮影。このシェーカーが優れものです。お隣の「沖縄・奄美のきびオリゴ」と伴に無くてはならないモノになってます。

 

●甘酒のお酢ドリンク

作り方:豆乳の代わりに甘酒を入れるだけ。甘酒に③を加えると甘くなり過ぎと思いがちですが、逆に、お酢の口当たりが柔らかくなって飲みやすくなります。シェイクが重くなりますが、豪快にシェイクして下さい。

・・・一種類だけだとどうしても飽きてしまうので、二種類を準備しています。きょうの料理ビギナーズ2017年7月号のレシピを参考にしました。お酢ドリンクに慣れれば、ベースは何でもOKになります。トマトジュース(食塩無添加のもの)、牛乳でもいけます(ドロッとなりますが)。

ちなみに、酸性度の高い飲食物が原因で歯が溶ける恐れがある、との恐ろしい記事がありました。ダイエットのために黒酢の原液を朝晩飲んでいたりすると酸蝕歯の原因になるそうです(2017年8月12日、日経プラス1)。酢の原液をそのまま飲むと胃には強すぎて気持ち悪くなるように思いますが。ご注意下さい。

 

続いてサラダ系です。

●トマトとさらし玉ねぎとしらすのサラダ

作り方:①トマト一個、包丁で薄くスライス。②玉ねぎ半個を薄切り、塩を小さじ半分振り、さらし布巾で包んで揉む。ぬめりが出たら水につけて塩とぬめりを落とす。かたく絞る。③シラス、大さじ2。食べる直前に器にもり、④米酢、大さじ2.と⑤沖縄・奄美のきびオリゴ、大さじ2.で合える。

・・・「おかずのクッキング」2010年8/9月号の土井さんのレシピが基です。最近のテレビで土井さんがトマトのカットの仕方を紹介していて、更にしらすを乗せていたので採用しました。これも⑤を使うと簡単に合えることが出来ます。トマトの赤い色=リコピンは、抜群の抗酸化作用を持つ。血管と血液の老化を防いでくれるそうです。僕は、玉ねぎをさらさないでも抵抗無く食べることが出来るので、薄切にしたままで頂いています。

 

●きゅうりとワカメとしらすの酢の物

作り方:①きゅうり1本、薄切に。今まで包丁で切っていましたが、簡単に薄切りが出来る道具がありました。今はこれを使っています。重宝しています。②わかめ30-50gほど。以前は戻して使っていましたが、最近は、スーパーで生ワカメを買ってきてます。③しらす、大さじ2ほど。これらを食べる直前に器に盛り、④米酢、大さじ2.と⑤沖縄・奄美のきびオリゴ、大さじ2.で合える。

・・・夏の定番です。これもおかずのクッキングの土井さんのレシピが基になっています。土井さんの美味しく盛り付けるコツが記載されてました。器に盛り付ける時に、最上部に少し盛り足して体裁を整え、紅ショウガとか松の実とかを頂上に乗せる。これを「天盛り」すると言うそうです。このひと手間をさりげなく加えるのがプロですね。僕はアマですね。

 

●タコときゅうりのからし味噌酢

作り方:①茹でタコ100gほど、酢をかけて洗い、ブツ切り、または、そぎ切りにする。②きゅうり1本、薄切に。

からし味噌酢を準備する。③白味噌・大さじ1~2 、④練からし・小さじ1、⑤米酢・大さじ2、⑥沖縄・奄美のきびオリゴ・大さじ1、をよく混ぜ合わせる。器に盛り付けて、からし味噌酢をかけ、サラダのようにざっくりと合える。

・・・僕の大好きな一品です。からしを多めに入れて、鼻にツーンとくるのを涙しながら楽しんでいます。お酒にもあいます。タコはもともと大好きな素材ですが、モノの本によると、高タンパクで低カロリー=減量時に適。また、アミノ酸タウリンが豊富。熱に強い栄養素で、血圧をコントロールし体の恒常性維持に不可欠とか。益々、好きになってます(タコ焼き、食べよッと)。

別な土井さんの料理本に、「夏は酢の味」と。「暑さで溶けそうな体が酸っぱいモノを食べるとシャキっと元気になる気がする。和え物をサラダのような感覚で毎日のように食卓にのせる」ことを薦めてました。同感です。

 

●ヒジキのサラダ(これはノンお酢です)

作り方:①乾燥ヒジキ25gを20分くらい水で戻す。鍋にお湯を沸かし、さっと茹でる。②きゅうり1本を2㎜くらい斜め薄切に、さらに縦に2㎜の細切りに。③ニンジン1/3本くらい、同様に細切りに。④ごま油40㏄と⑤醤油40㏄をボールにいれる。材料をボールに入れて合える。

・・・ヒジキをサラダ風に頂けるレシピです。僕の先生のご家庭のサラダの定番。オリジナルは鶏のささみを茹でて細かく割いて加えます。僕は簡単にハムを入れたりしてお茶を濁しています。追加で缶詰の豆(ひよこ豆とか)、コーンを加えてます。ごま油が芳ばしいです。

 

●モズクにお酢

作り方:①生モズク30~50gに②お酢、大さじ1と③沖縄・奄美のきびオリゴ、大さじ1を合える。

・・・以前は、カップに入った黒酢モズクか三杯酢モズクを頂いてました。たまたまスーパーで生モズクを見たので、自分で②と③を加えてやってみたもの。最近はこれにキュウリの薄切を加えて頂いています。

 

やや心配なニュース。ヒジキ、ワカメ、モズク、コンブ等々の海藻の取引価格が上がっているそうです。健康ブームで需要が伸びているとか。一方で、海水温の変動とか人手不足で生産のほうは伸び悩んでいる。三重県産ヒジキの価格は、この三年間で二倍になった。三陸地方のワカメも高い。沖縄のモズクは、前年比三割高とか(日経新聞、8月9日記事から)。僕のような方が世の中には沢山いらっしゃるのだと思います。是非とも、安定供給をお願いしたいですね。

 

次はいよいよ主食、メインデッシュになるのですが、高血圧の読者向けの料理・食材の本の骨子は、1.減塩しても美味しさは変わらないように、お酢、柑橘類、スパイスを活用して工夫する。2.真正面から、血圧によい様々な成分・機能を持つ食材を食べることを薦める、というものです。僕は、2.を中心に考えているのですが、長くなり過ぎましたので、次回の「とりあえずの集大成:食べ物編・その2.」に記載します。お楽しみにして?下さいませ。

 

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これが「平兵衛酢(へべす)」の木です。日向の工場の場内に約100本育っています。高さは、150~200cmほど。今年は順調に生育しているはずなのですが・・・。2017年7月18日、撮影。