クルルのおじさん 料理を楽しむ

体質改善=とりあえずの集大成:食べ物編・その2.

 食べ物編(その1)の最後に記載しました通り、僕は真正面から ”これを食べると体質改善に効果あり!血圧によい様々な成分を持つ食材を食べる”ことを心掛けようとしています。

 いよいよメインデッシュ、主食の紹介です。そもそも料理と食事の話ですから、何を食べるか、どう食べるか、また、どういう順序で食べるか、がポイント=主要テーマになるのですが、僕の場合、どれだけ食べるか、どれだけ飲むか(もちろん、アルコールのことです)が、より重要なポイントだと大反省しております。

「食べ物編(その1)」を書いた後、すぐに、この「その2.」を書いていたのですが、使っているパソコン君が急に夏バテ?を起こし、はたまた、機嫌を損ねてしまい?、しばらくの間、使うことが出来なくなりました。その間『京都五山送り火』で記載した通り大反省することがあり、今まで以上に落ち込んでおりました。世の中、上手く出来ているもので、こういう時、自分なりにもがき苦しんでいると何かに当たるものです。古本屋でプラプラしていましたら目から鱗の本に出会いました。

 

『シンプルに暮らす』ドミニック・ローホー著、笹根由恵訳、中経出版、2011年4月第一刷。副題は、”心から喜びを感じる食べ方、飲み方、人生の過ごし方”。

著者は、フランスの女性。年齢は記載がありませんでしたが、日本に30年滞在されている由。禅、墨絵を学ばれ、日本の精神文化に通じておられる方。言ってみれば、フランスの方に、日本文化、日本料理を基にした生き方を教わったようなもので、感心するやら、情けないやら、恥ずかしいやら。例によって、話がかなり、ヨコ道にそれますが、胸に突き刺さった彼女の主張を書きます。

 

冒頭から凄いです。食事、食べ方についてです。

●今の私たちは、満足と言う言葉を忘れ、常に何か流し込まずにはいられないマシンのようになっていませんか?。

・・・以下、インパクトがあったところを抜き出します。

●心身の状態をよく知り、大切に出来るのは、自分だけです。生き生きと暮らすために「食」を整える。身体の声に耳を傾ける。

●空腹感と満足感をきちんと感じられるように。食べ物を飲み込もうとする瞬間に、もう一度ゆっくりと噛む。ダイエットではなく自制心を持つ。自分の身体を守ると心に決める。

・・・家で食事するときの「黄金ルール」が書かれています。僕も含め、特におひとりさまには絶対に必要なことかと。

●料理しながら食べたり飲んだりしない。

●冷蔵庫、棚から出してじかに食べることは絶対にしない。必ずお皿、お椀に移す。座って食べる。

●必ずスープかサラダから食べ始める。

●誰かと一緒のときは楽しむために食べる、一人のときは健康のために食べる。

・・・次が、彼女の哲学だと思います。

●量を控えた良い食事は、シンプルな暮らしの根幹となる。それは、節度ある行動につながり、自らと周囲を敬う気持ちを育む。そして、自らの世界観とでも呼ぶべきものを確立していくことにつながる。

 

 ・・・そして、今の僕にとっての一番の金言は、

●喉が渇いた時に飲むべきなのは、水だけなのです。水以外の飲料は、楽しんだり、リラックスしたり、集中したりするためのもの。アルコールは「味わう」ものです。

・・・そうなんですよね。スミマセン。お酒はもっと味わって飲まないと。浴びるように飲むのは何かが欠落しているからなのでしょうね。おっしゃる通りだと反省しております。

 ・・・以下は、若干の技術的な話ですが、この方に言われると、思想が背景にありそうで、なるほど!と納得してしまいます。

●家庭でも一皿に盛り付けて食事する。小さな器を使う。(日本の)お椀の魅力を感じて食事をする。お盆に器、お皿を載せて食べる。

 ・・・そして最後に、次が、この方の極意だと思います。

●料理をして、控えめに、楽しんで食べる。

 

フランスの方というのは、たまに、特に思想・哲学の分野とかで、着眼点とか、発想力とか面白い方がいらっしゃって感心することがあります。『21世紀の資本』のピケテイさんなんかもそうですよね。このローホーさん、日本の文化、食生活を大変に評価されています。こんな方に日本を評価してもらえて嬉しいなあ、と思いつつ、外人から指摘されるまで、腹に落ちていない自分が情けないなあと感じたり。まだまだ発展途上の新老人の思いです。

 

ようやく、今回のテーマに戻りますが、

高血圧改善の食事法=『DASH :dietary approaches to stop hypertension』

というそうです。 基本の考え方は、ナトリウム(=塩分)を排出する効果のある、カリウム・カルシウム・マグネシウムを豊富に含む食材=海藻類、色の濃い野菜、豆類、イモ類、果物を積極的に取る、というものと理解しています。

 

効果ありと言われる食材のなかで、僕が気にいっているモノは、かぼちゃ、玉ねぎ、ニンジン、ワカメ、ひじき、モズク、キノコ、納豆、豆類、青魚、タコ、レバー、等々。僕でも出来る料理を抜き出しておきます。

<主食系>

●納豆ご飯・・・何んと言っても納豆です。クックパッドの「クルルのおじさん」のキッチンにレシピ掲載しております。ご参照ください。

ラタトゥイユ・・・イロモノ野菜をいっぱい取れるお料理。冷やしても美味しい。作り置き・可。結構モチマス。

●ミネストローネスープ・・・同上。

●青魚のエスカベッシュ風・・・「戦艦ヤマト」での料理第一号です(6月1日『中華鍋』に写真があります)。これもクックパッドに掲載しました。命名は師匠のchaさんです。

●ザワ―クラウト風(キャベツ)・・・ホットドッグが最高。ソーセージと煮込んでも。

●カレーライス ・・・思い出いっぱい、日本の国民食ですね。野菜いっぱいカレーが最高です。3月2日『カレーライス』をご参照ください。

●炒飯・・・酢タマネギのチャーハンは、クックパッドに載せました。最近は、イロイロなバージョンのチャーハンにお酢を加えて食べております。

●焼きそば ・・・中華あんかけ風には、酢を加えて食べると美味しいですね。

書いていても、我ながら、相変わらず炭水化物系が大好きなのがよく分かります。食べ方と量の問題ですね。この後、<サラダ系>、<メインデッシュ系>も記載しようと思っていたのですが、限りなく続いてしまいそうなので、この辺りで割愛します。折に触れ、これは!と思うものを記載するようにします。

  

以前に記載したかと思いますが、「腹八分目では無い、腹六分目と心がけよ」。僕の尊敬する先輩の格言です。この方は、僕よりも一回り以上の年長さんですが、多分「日野原さん越え」を実現されると思います。研究開発ではいまだに現役以上の興味・関心を持ち続けられており、その分野での発信を続けられています。

 

最後にローホーさんに一言だけ反撃。食べる順序、”野菜を先に食べるべし”、言われなくても前から知っとったあよお。

 

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日光東照宮。陽明門、平成の大修理が完了。2017年3月から四年振りのお披露目とか。大おばあちゃんは、頑張って、陽明門まで自力で行きました。

 

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早朝の男体山。瞬間、頂上が見えました。一人で朝の散歩です。歩け、歩け。