クルルのおじさん 料理を楽しむ

足掛け三年

このブログを開始してから、足掛け3年になりました!。

これが「足掛け」の正しい使い方かどうかやや不安なのですが、「足掛け」というのは面白い言葉で、「年・月・日などを計算する場合、始めと終わりの端数を一として計算する時に使う語」(大辞林)と説明されています。

例えば、2000年12月に始まって2002年1月で終了したなら、2000年、2001年、2002年をそれぞれ一年と数えますから、足掛け三年と言います。これは間違いなく正しい使い方。敬愛する先輩の一人に、昔、本当にこのようなタイミングでニューヨーク駐在をされた方がおられました。優秀な方なので、はやく日本の本社に戻せ、ということで一年チョットの駐在で帰国された訳ですが、ご本人(関西ご出身でシャレもツッコミも得意な方)は、「一年チョットで戻ったというのはカッコ悪いわ。俺は、足掛け三年のニューヨーク駐在を経験してきたんや」とおっしゃってました。言葉的には正確な表現だと今でも感心しております。

 

僕の場合、ブログの第一回が2016年9月2日で、今日が2017年9月7日ですから、一年チョット継続出来た!ということだけなのですが、これを年齢ベースで表現すると「このブログを開始してから、早いモノで、足掛け三年になります」となる訳です。僕の誕生日は、1950年9月3日。65歳の最後の日に開始して、最近67歳になった訳ですから、年齢ベース65歳、66歳、67歳の足掛け三年です。決して間違った使い方ではないことを祈りたい。

 

この記事がちょうど50回目になります。開始してしばらくしたら、”いいね!”マークを頂きました。一か月ほどしたら、書き込みも頂戴しました。初めての書き込みを頂いた時には大変に感激してしまいました。『先輩』10/22、に記載した通りです。反応を頂けるというのは、本当に励みになります。cha師匠、感謝です。riicccsさん、いつも本当にありがとう。また、継続出来ているのはハードが機能してくれているからです。パソコンが動かない、接続が出来ない、写真の掲載が出来ない等々、僕は機械オンチのようですから全くお手上げになります。エキプロ(『京都五山送り火』の写真を参照ください)にはお世話になりっぱなしです。この場を借りまして今日までこのブログを内外で支えて頂いている皆様方に心よりの御礼、それから、引き続き、適宜・適切な反応を下さいます様にお願いを申し上げる次第です。

 

週に一回更新を出来れば上出来と思っていましたが、やはり、チトしんどい。出張も旅行もあって単身マンションを離れることが結構あります。パソコンを持参して出かけることもたまにはやるのですが物理的に重いのに閉口します。イロイロな意味で、継続することの難しさを痛感するところです。一年=約53週間のなかでの50回ですから、まあまあの回数かなあ。とにかく、楽しんでやることを忘れないようにと。ブログを継続するのにストレス感じるようになったら、それこそアホみたい、ですからね。

 

過去2-3回で、「とりあえずの集大成」を書けたのはよかったと思っています。自分なりの一つの区切りです。最初にこのブログをやる時の所信表明は青臭くて肩に力が入っていたなとかなり恥ずかしいものがありますが、自分なりにはあまりブレることもなく”単身の生活をしているおじさん”の立ち位置からイロイロと勉強になったと感じています。そう言えば「おひとりさま』と言う言葉に出会ったのも、このブログのお陰、より関心を持っていたからかも知れません。

 

仕事のことを考えると単身生活はいつまでも続くものではありません。この一両年くらいの期間には留守宅ベースの生活に戻る可能性の方が高いと思います。『同期会』(2016年11月3日)で書きました通り、カミさんとの間合いもよく考えながら、今からの生活のパターンを”創って”みたいと思っています。日野原先生、あっちから見ててねえ。今年も10月後半に、この同期会の開催が決まってますから、その後の、皆さんの生活ぶりを参考にさせて頂こうと楽しみにしています。

 

今年の僕の誕生日は家族全員集合して食事会が出来ました。長男夫婦、長女夫婦と孫(1歳)、次女夫婦と孫(3歳)、焼き肉を食べて盛り上がりました。それぞれからプレゼントを頂戴しました。嬉しいものですね。食事は、やはり、家族、友人、誰とでも楽しくワイワイ、ギャーギャー言いながら食べるのが良いですね。お昼ということもあり、飲み過ぎることも無くお酒を味わうことが出来ました(ちょっと、飲み足りなかったかな)。

・・・一人の時は”健康のために食べる”というのは本当に正解なのかなあ、と自問自答しております。一人の時も出来るだけ楽しんで食べたいと思いますが、そうすると、ついつい食べ過ぎ(飲み過ぎ)になってしまうのでしょうねえ。やはり、ドミニック・ローホーさんは奥が深いのか。

 

『ごちそうさまが聞きたくてvs単身おじさんの朝ご飯』(2016年10月5日)の通り、今までは、単身おじさんの料理・食事でしたが、今からは「ごちそうさまが聞きたくて」も頭に入れながらの修行をした方が面白いのかなあ、と考え始めているクルルのおじさんです。

 

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 みんなからのプレゼント。その1.お箸:葛飾区生まれの吉成金房さん作。箸先が繊細、全ての工程をお一人で作られている。その2.箸置きとお皿(平皿):石巻市雄勝町名産の雄勝玄昌石から作られるテーブルウエア。

ドミニック方式で総菜をお皿とお盆に載せて、単身おじさんの一人メシ。360円のお刺身も立派に見える(見える訳ないか)。

  

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みんなからのプレゼント、その3.お酢シリーズ第二弾。今回はバルサミコ酢を頂戴しました。

Aceto Balasamico, Terra Del Tuono.

封を切るのを躊躇ってしまうような。楽しくソテーかマリネしようっと。

 

今までに紹介した本です。参考までに。僕の備忘録です。

●「シンプルに暮らす」ドミニック・ローホー著、笹根由恵訳、中経出版、2011年4月第一刷。副題は、”心から喜びを感じる食べ方、飲み方、人生の過ごし方”。

・・・体質改善=とりあえずの集大成:食べ物編・その2.(2017/8/27)

●「平静の心」・・・オスラー博士講演集。新訂増補版。日野原重明・仁木久恵 訳。医学書院。1983年9月に第一版第一刷が発行、2014年8月に新訂増補版第7刷。

・・・日野原先生のこと (2017/7/31)

●「世界に広がる 日本の酢の文化」。奥村彪生監修、岩崎信也著、ミツカングループ企画。2003年1月初版。

●「鮨 そのほか」新潮文庫阿川弘之平成27年9月発行。

・・・お酢の話、その2.(2017/7/17)

●「有次と庖丁」。江弘毅著。新潮社。2014年3月初版。

・・・庖丁(2017/6/11)

● 「食べる力」---口腔医療革命---塩田芳享著。文春文庫、2017年1月20日第一刷発行

・・・『食べる力』(2017/4/7)

●「俳句と暮らす」、小川軽舟著、中央新書。2016年12月25日発行。

・・・台所俳句(2017/3/29)

●「命の響き」左手のピアニスト、生きる勇気をくれる23の言葉。舘野泉著、集英社

・・・「3・11」(2017/3/19)

●「ごみと日本人=衛生・倹約・リサイクルからみる近代史」、稲村光郎著、ミネルヴァ書房、2015年6月第一刷発行。

・・・『ごみと日本人』(2017/3/7)

●「おいしく食べて元気に老いる」吉沢久子、高見澤たか子、大和書房、2001年9月第一刷。

●「インド・カレー伝」、リジー・コリンガム著。河出書房、2016年3月初版発行。

 ・・・両方ともに「カレーライス」(2017/3/2)。

●「純米酒を極める」、上原浩著、光文社・知恵の森文庫。2002年12月刊行を文庫化、2011年1月初版。

●「純米酒・匠の技と伝統」、同、角川ソフィア文庫。2002年ダイアモンド社刊行を改題。2015年3月初版。

・・・日本酒(2017/2/20)

●「あなたの体は9割が細菌-----微生物の生態系が崩れはじめた-----」アランナ・コリン著、河出書房出版、

・・・ 共生微生物(2017/1/23) 

●「賞味期限のウソーー食品ロスはなぜ生まれるのか」井出留美著、幻冬舎新書

・・・食品ロス(2016/12/14)

●「犬と鬼・・・知られざる日本の肖像」、アレックス・カー、講談社、2002年4月第一刷。

・・・COOL JAPAN(2016/11/20)

●「キッチンの歴史、料理道具が変えた人類の食文化」、B・ウイルソン著、河出書房、2014年1月初版。

・・・ひと手間(2016/11/13)

●「ザ・フェミニズム」、上野千鶴子小倉千加子

●「女ぎらい・ニッポンのミソジニー」、上野千鶴子

・・・同期会(2016/11/3)

●「男おひとりさま道」、上野千鶴子

・・・男おひとりさま(2016/10/12)

●「ごちそうさまが聞きたくて」

●「もう一度、ごちそうさまが聞きたくて」、栗原はるみ

・・・ごちそうさまが聞きたくてvs単身おじさんの朝ごはん(2016/10/5) 

●「おいしさの人類史」、ジョン・マッケイド、

・・・続・料理って(2016/9/29)

●「ああ言えばこう食う」、他二冊、阿川佐和子檀ふみ

・・・図書館 (2016/9/19)

●「辰巳芳子の展開料理」、辰巳芳子、ソニーマガジンズ、2009年10月初版第一刷

●「スラムダンク」、全24巻、

・・・私の本棚(2016/9/18)

●「今日の料理」、2007年4月号

・・・「今日の料理」、2007年4月号 (2016/9/8)。今から考えてもこの本が全ての始まりですかねえ。

●「料理の四面体」、玉村富男、

●「人間は料理をする」、上・下、マイケル・ポーラン

・・・料理って? (2016/9/2) 

 

結構イロイロな本が登場しておりました。並べてみると面白いものですね。