クルルのおじさん 料理を楽しむ

かつて経験の無い異常な暑さ

f:id:hayakira-kururu:20180731072010j:plain 鳥取県、大山(だいせん)。初めて南側(岡山県側)から見ることが出来ました。西側から望むと伯耆富士と呼ばれる通りキレイな富士山形ですが、南側から見ると趣が全く異なります。2018年7月18日、撮影。

 

 

今年の7月は本当に異常なお天気が続いています。7月10日付けの『平成30年7月豪雨』でも書きましたが、上旬には西日本豪雨。その後、中旬は全国的に猛暑。NHKのニュースでは「かつて経験の無い異常な暑さ」「命に関わる危険な暑さ」と最大級の警戒言葉で表現していました。そして月末にかけては「東から西」に逆走横断した台風12号。台風は29日未明に伊勢市に上陸し、近畿と中国地方を横断。夕方、福岡県豊前市に再上陸。30日、熊本・天草諸島付近から東シナ海に抜けたと。依然、九州南部・奄美・四国に非常に強い雨が降る恐れがあるとのことです。西日本豪雨の被災地では、台風は大きな被害が無く通過したようでホッとしたところですが、その後すぐ被災者の方々は自宅の片付けを再開されていると。引き続き土砂災害など二次災害に注意するようにとの呼びかけがされています。疲れも溜まっていることでしょうから、くれぐれもご自愛頂きたいと思います。

 

 

この異常な暑さのなか、7月中旬に友達と四国・中国の旅行をしました。この友達は同年配で、碧南・日向・碧南で一緒に仕事をした仲間。日向時代に取引を開始させていただいた香川県丸亀市に本社のある運送会社の親分のところに二人で遊びに行こうと計画していたものです。二人とも、この親分とはプライベートでも懇意にさせて頂いているので、僕の『卒業』の挨拶方々、二人で珍道中をやろうかと話あったものです。前回『W杯2018ロシア』の姫路城の写真は、この旅行の道中で立ち寄ったものでした。

 

 

僕は名古屋では車を持っていないので、移動はすべてこの友達のお車。自慢のステーションワゴン。彼は知多半島阿久比町に住んでおり、わざわざ僕の隠れ家まで迎えに来てくれました。道中、交代で運転するつもりが彼我の運転技術の優劣は明白で僕がハンドルを握ることは叶わず、結果的には、すべて彼の運転となりました。ありがとうさんです。

 

 

先方の運送会社の親分は御年82歳。むちゃくちゃお元気。今も現役のバリバリの社長さん。いつも番頭さん的オッサンと一緒に動かれているのですが、こちらは70歳を少し過ぎたばかり。すでに会社は引退され、地元ボランティア活動のリーダーをされてます。見かけは70歳プラスのオッサンの方が老けてみえるくらい。

近くの琴平町は、金刀比羅宮、四国こんぴら歌舞伎・金丸座で有名なところ。ここの温泉旅館で食事。親分と番頭さん的オッサンのお二人との会食と思っていたのですが、親分の息子さん、お孫さん、会社の幹部の方々も参加されて8名での会食になりました。ちなみに息子さんは50代後半、副社長さん。お孫さんが30代前半、部長さん。親分が創業された会社を息子さん、お孫さんがしっかりと固めてらっしゃる。同じ時点で親・子・孫の三世代が一緒に仕事が出来ているのも凄いことだなあと改めて感心しました。場が進むに連れて無礼講になりお銚子を持って差しつ差されつ、副社長・部長が社長のことを畏敬の念をもって見てらっしゃるのがよく分かりました。親分、エライ・素晴らしい!

 

 

四人でゴルフをする予定をしていたのですが、わざわざ大山の近くにある「大山平原G.C.」を手配して頂いておりました。香川県から岡山県を抜けて鳥取県まで行ってゴルフする。それぞれの車に二人づつ乗車。親分と番頭さん的オッサンともに運転はプロですから、これくらいの距離は全く屁の河童。名古屋まで日帰りでも平気とのことですから、この程度は、全く気にならない距離なのでしょう。大山の近くはこの辺りでは避暑地としての位置づけでこの時期でも爽やかにプレイ出来ると。確かに、近辺はイメージ的には軽井沢のようなゆったりとした別荘・保養地でした。また、岡山からの道中、自動車道からは豪雨被害を目にすることは無くホッとしました。

 

 

ところが、今年の暑さはやはり「かつて経験の無い異常な暑さ」でした。このゴルフ場は標高200-300m位のところですから鳥取市内と比較して何度かは気温が低いと思いますが、それでも全くの猛暑日。ときおり、爽やかな気持ちの良い風がありますが、それも一瞬だけ。「命に関わる危険な暑さ」とはよく言ったものです。開始直後から、凍ったペットボトルで体を冷やし、水分を継続して取るようにし、梅干し・黒砂糖・塩飴を各ホールごとに補給しました。後半になると益々暑さは激しくなり、親分はペットボトルの水を頭にかけて体を冷やしておりました。体調が悪くなってないか心配だったので、何度も「大丈夫ですかいな。無理して続けなくとも良いですよ。」と途中で止めてもよいことをアドバイスしましたが、やや太めながらも鍛え上げた体の親分は「暑い、暑い」と言いながらも平気な顔をして最後までラウンドされました。全員無事にクラブハウスに戻ることが出来て何より。お風呂にゆっくりと入り体をクールダウンさせ、レストランで一息。普通であれば、もちろんビールを飲むところですが、さすがに、胃がお疲れの気配あり、僕はビールは注文せず。自分の車で行く以外では、ゴルフの後にビールを飲まないのは記憶にないくらいです(まあ、ほんの少しは帰りの運転のことも気になっていましたので・・・)。

親分は風呂に入ってスッキリした顔をされており、番頭さん的オッサンから「帰りはワシが運転するから、社長、(ビール)飲んでよいよ」と言われ、やや恥ずかしそうにしながらも美味しそうにグビっと飲まれていました。体力・気力・お酒の強さ、いやあ本当に大したもんだと改めて感心させられました。ちなみに親分の年齢になるとゴールドマークのティーから打てるのですが、親分は「自分だけ一人、前に行ってプレ氏するのは寂しいわ」と我々と同じ白マークからプレイされました。ニギリも負けることは無く、全く、しっかりした82歳です。

 

四年後には、この会社は50周年となるそうです。40周年の時は僕も現役でしたので、記念の式典にご招待頂いて、若輩ながら主賓のお祝いの挨拶をさせて頂きました。あと四年の後、さて、どうなっていますやら。

  

 

帰路、大山の近くの道の駅に立ち寄り。親分の馴染みのお店がありました。地元の果物・野菜を取り扱っている市場で、そもそも事前に大量のスイカ、桃、キャベツ、大根、等々を注文されてました。丸亀に持って帰ってご近所、従業員の皆さんに配布するそうです。我々も少しづつ(といっても大変なボリュームの)果物・野菜をお裾分け頂きました。

名古屋の隠れ家まで、僕は珍しく寝込んでしまうこともなく、一人で全行程=約1,200㎞を運転してくれた友達と突っ込み合いの掛け合い漫才に励みました。お疲れ様でした。

  

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クルルのおじさんの一人メシ。

昨日、「ザワークラウト風」とラタトゥイユを作りました。両方とも冷やして食べるのが美味しいと思い、作り置きに大目に作りました。ラタトゥイユはズッキーニを買うのを忘れて、茄子ときのこを大量に入れました。

キャベツ、茄子等々は親分からのお裾分け。自分の処理能力を超えた量の果物・野菜を頂いてしまいましたので、名古屋でお世話になっている先生のご家族の方にわざわざ車で隠れ家まで取りに来ていただきました。腐らせることなく無事に無駄なく使い切ることが出来て何よりでした。

 

 「ザワークラウト風」は今朝、ホットドッグに。前回もそうでしたが、半分にカットする時、包丁の切れ味が鈍なためかスパっと切れず形が崩れてしまうのが残念。二品とジュース。これで準備時間は15分。作り置き料理の威力です。暑さに負けない健康な朝食と自画自賛しております。2018年7月30日、撮影。

 

ノーベル賞の天野さんも名古屋で一人暮らしで、朝食は自炊とか。「カレーなら一回作れば4日間は食べられる!」と。同じ味では飽きるので半分はシチューにされている由。日経新聞、7月22日の記事でした。一人暮らしの男子はいろいろと工夫しています。

 

本文に書くのを忘れていましたが、件の親分も大の料理好き。酢らっきょ、南高梅の漬け込みも得意技の一つです。梅酒を漬けるような大口の瓶詰めにして、これも親しい人に配ってます。今回も一年物を頂戴しました。

 

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