クルルのおじさん 料理を楽しむ

年始雑感、令和二年のお正月

神奈川県大和市諏訪神社。昨年と同様、元旦にカミさんと二人で。夕方になってもまだ沢山の方がお参りに来ていました。門前のお店も賑わっていました。我々は”お参り”というよりも夕食前の散歩ですが(スミマセン)、それでも、ちゃんとお賽銭を入れて柏手を打って今年一年の安寧をお祈りしてきました。令和二年(2020年)1月1日、撮影。

 

 

令和二年(2020年)、最初のブログです。本年も宜しくお付き合い下さいますよう。英語では「twenty twenty」とゴロのよい年です。何と言っても東京オリンピックパラリンピック。足を運ぶ予定はしていませんが、やはり今から楽しみです。

 

 

長い連休のあと新年6日が月曜日。今、お世話になっている会社の年初式に出席するため、朝、世間のお勤めの方と同じように通勤しました。新春賀礼の日ですから、ハレのネクタイを締め上下揃いの礼服の様な黒っぽいスーツに身を包んで。お仕事時代は当たり前のカッコウなのですが、久しぶりに新春出社の初日ということで昔のことを思い出して懐かしい気持ちになりました。それなりに心地よい緊張感があるものです。僕がナニする訳ではないのですが、少しは気が引き締まるというのか。手袋をしていてもまだ手が悴むほど寒い朝でしたので、余計にそう思ったのかも知れません。

 

会社では早朝から年初式。いつもは強面の会長さんもさすがにこの日は晴れやかな顔つきでご挨拶。真面目な社長さんは今年の抱負、会社の方針を気合を入れてお話されていました。僕の大好きな「三方良し」=売り方良し、買い方良し、世間良し=近江商人さんの矜持と言われていますが、良い言葉だと改めて懐かしくイロイロなことが思い出されました。仕事生活を卒業して結構時間は経過しているのですが、何かの切っ掛けがあると凄く臨場感を持って思い出してしまいます。長い期間に染み着いているモノはなかなかに離れてくれないモノのようです。 

 

 

正月は今年ものんびりと過ごしました。大晦日紅白歌合戦をいつも通りに楽しんで。豪華な出演者で面白いのですが、やや辛口に言えば、ウッチャン紅白もマンネリの気配が漂っているかと。登場人物、構成等々に斬新さを感じなくなっています。視聴者というのは贅沢・横柄なものなのでしょう。ひばりさんのCGは、特に製作の過程・工程は興味深いものがありました。曲・歌・声ともに面白い。表情・動きにはまだまだ違和感があるかと思います。ホンモノの美空ひばりさんはやはり天才だったのですね。「東京キッド」時代の映像、今見てもなんと新鮮なこと。

 

二日は昨年同様に兄の自宅にお邪魔しました。兄の長男は近くに住んでいるのですが、今年は長い連休を利用して家族水入らずの海外旅行に。入れ替わりにシンガポールに住んでいる次男一家が年末の数日、お泊りに来て一緒に過ごしていた由です。既に二日目にして御節には食指が動き辛く、正月に開店しているお店で居酒屋風のおつまみを持ち寄って食事会=宴会。とはいえ、最近の兄は以前ほどにはお酒(アルコール)を飲まなくなっています。それでも、カミさんと僕が持参した白ワインを飲んでいると一緒に付き合って楽しそうに飲んでいました。

 

話題は家族のこと=もっぱら孫のこと、それから、やはり健康のこと。兄はまだ半分は現役で仕事を続けていますので外食の機会が多いのですが、出来るだけ家でのんびりと食事することを心掛けていると。かつて僕の名古屋のマンションに泊ってもらった時に、食事を僕が手際よく(?)準備したことをよく覚えていて、「料理を難しく考えていたが、あの時に目から鱗。(弟が出来るのであれば)自分でも出来そうだ、やってみようと思った。」と。褒めているのやら、弟に出来ることであれば自分でも出来ると思ったということなのか、やや複雑な気持ちはするのですが、とにかく、良い切っ掛けになったのであれば嬉しい限りです。

 

性格、モノの考え方は似ているとは思いませんが、兄も時間がある時には一人で料理を楽しんでいる由。そして最近は「ゴマ」に凝っていると。何かにつけゴマを入れる、かける、挙句の果ては、家で本を読んだり書類仕事をしている時に、ゴマをそのまま口にするとか。これには驚き。僕と全く同じことをしている!(ゴマをそのまま口に入れるというのは、口が寂しいから。ついつい、スナックに手が出ますが、その代わりにゴマ、という訳です)。

やれ、炒りゴマが良いとか、いや、消化を考えればすりゴマが良いのだとか、ゴマ談義。横で見ているカミさんは”面白い(変わった)兄弟だねえ”と呆れ顔の様子でありました。

 

ちなみに、「ゴマをする」というのは”すり鉢でゴマをするとすり鉢やすりこ木にすられたゴマがべったりとくっつく”=相手に媚び諂うことを言うようになった(かどや製油さんのHP)とか。僕の前の前の会社(=商社)では、直接、本人にゴマをするのは「直ゴマ」、その人に伝わることを狙って別な人にその人を褒めたたえることを「間ゴマ」と言い伝えられていました。「逆ゴマ」とか「裏ゴマ」という難しいワザもあるとのことでした。勿論、上に立つ人の自戒を促す言葉としてですが、イロイロな面白い意味を含んでいたのかも知れません。今日は昔のことをよく思い出します。

 

  

 昨年末、名古屋の隠れ家の近くにある千種図書館で本を借りました。年末年始は通常以上に長い期間、たくさんの本の貸し出しがOKとなっています。気楽に読める短編小説をたくさん借りました。まだ、冊数に余裕があったので最近、興味を持っている「玄米・玄米食」の本を探しました。結構、たくさんあるものです。

 

 

マクロビオティック」というのが元々は日本発祥の考え方であることを初めて認識しました。日本人(僕も含めて)は逆輸入されたモノ・考え方に影響をより強く受けるのかも知れません。確かに「玄米菜食」というより「マクロ・・」の方がナウい(死語ですねえ)かと。「身土不二」「陰陽調和」「一物全体」、四文字熟語はやや仰々しいですが、今読んでも面白い考え方だと思います。この考え方が提唱された当時は、消化が悪いこと、それから、調理・炊飯に時間とエネルギーコストがかかり過ぎることが問題点として指摘されていたそうですが、今や前者はそれが長所に変わり、後者は炊飯機器の発達で解決されていると思います。玄米・菜食のレシピもたくさん記載がありましたので、また、折に触れて作ってみようかと思っています。お弁当の写真の説明に記載しましたが、最近、隠れ家では白米50%、玄米49%、もち麦1%を楽しんでおります。これに納豆、しらすメカブを加え温泉たまごを乗せてとノリを刻んで混ぜて食べています。美味しいです。

 

年末、図書館からリュック一杯の本をしょいながら隠れ家に帰る途中、交差点でいつも何気なく通り過ぎているレストラン(=食堂のイメージが似合いそうなお店)の看板が目に入りました。なんと「マクロビオティック」と書いてある。”ありゃあ、面白い出会いやなあ、今まで、全く気が付かなったのに・・・”。入口を見ると、その食堂で料理教室が開催されていることが分かりました。野菜料理教室。”ほおっ、これも楽しい出会いであることよ”。月に2回の開催なので都合がつくのか不明なのですが、多分、参加してしまいそうに感じております。

 

 

昨年は充実した満足できる一年だったと思っています。今年も戦争の無い、平和で良い年でありますように。今年も一生懸命に生きていきたい。やりたいことを真面目に楽しみながらやっていきたい。そして、僕なりの三方良し=”自分良し、相手良し、そして、みんな良し”、感謝の気持ちを大切にしてやっていきたいと思っております。

 

 

東京都大田区にある「田園調布・多摩川浅間神社」。案内板のキャッチフレーズは「田園調布の古墳の丘の氏神様」。兄の自宅裏の丘に古墳群が点在しています。兄の散歩コースです。この神社のすぐ西側横に多摩川が流れており、昨年の台風・大雨の時にはやや上流の一部で決壊となってしまいました。長く住んでいる方々が誰も想像すら出来なかった状況であったとのことです。令和二年(2020年)1月2日、撮影。

 

 

オマケです。

「松竹梅」の梅のつぼみがはち切れそうです。今にも開花しそうな気配。隠れ家に置いたままで、年末年始の不在の時には「自動給水器」を設置して水不足にならないように注意しました。さて、これからはどう手入れしていけばよいものやら??。令和二年(2020年)1月9日、撮影。