クルルのおじさん 料理を楽しむ

2021年4月の風景

 

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名古屋城「金シャチ」特別展覧に行ってきました。久しぶりに「あほ桐会」の集まりです。名古屋市栄の久屋大通公園(セントラルパーク)の特設会場に4月10日から展示されています(7月11日まで)。三密対策を十分にされての観覧。見学ルートも二手に分かれていて、時間に余裕の無い方はほぼ待ち時間無しで用意されている撮影ポイントに行けます。そこで記念撮影が出来る様になっています。じっくりと見学したい人は展示されている舞台の上に登るルートが準備されていて一組ずつ順番に舞台の上に。雄シャチの胸の辺りにタッチすることが許されているポイントがあり、そこで実際に手を触れて金シャチの感触を味わえるようになっています。僕たちはモチロンゆっくりとタッチするコースを回りました。写真はタッチした後、雄シャチをアップで撮ったもの(2021年4月16日、撮影)。

 

 

金シャチ展を見た後、食事まで時間があったので””美術館に行こうか博物館にするか””云々と話をするうちに、ふと、目の前に聳えている名古屋テレビ塔が目に入りました。””そう言えば名古屋に来て以来まだ登ったことが無い””、他のメンバーは経験済みでしたが、改修された後は皆さんまだ行ったことが無かったので喜んで付き合ってくれました。名古屋テレビ塔は2018年12月から耐震改修の準備工事を開始、2019年1月から営業を停止して、2020年9月18日に工事を完了してグランドオープンしたものです。

 

 

高さは地上180m、半分の地上90mのところに展望台があります。やや曇ってはいましたが遥かに展望が開けています。遠くの山並みが朧にしか見えませんでしたが、ここでふと素朴な疑問が湧いてきました。””曇っているから見えていないが、晴れていれば富士山が望めるのでは…??””。仲間からの「南アルプスが障害となるであろうから晴れていても望むことは出来ない」という意見に怯むこともなく地上階のガイドさんに質問をぶつけて見ました。最初の方はご存じ無いのかオロオロとするばかり、傍で聞いていた別の方が「(富士山は)見えないと思います。少しお待ちくださいませ」と机の上のタブレットを手早く操作、TV塔から富士山への直線距離上にある障害物=標高の高いものをグラフ化したものを表示してくれました。

正解は「名古屋テレビ塔から富士山を見ることは出来ない」。一番、近い障害は猿投山でした。標高が629m、豊田市瀬戸市の間にある山です。面白い名前だと思いますが「さなげやま」と読みます。軽登山に人気のある謂れのある山です。その先にはやはり南アルプスが視線の行く手を遮っておりました。紀伊半島のどこやらからは遥か富士山を望めるそうですが、名古屋市はそれよりもかなり北にあるという当たり前のことを改めて認識出来ました。嫌な顔一つせずに変な質問をするオッサンに説得力のあるグラフを表示してくれたガイドさんの手際の良さに拍手でした。お世話をおかけしました。

 

 

「あほ桐会」のことはこのブログにも書いたことはあるのですが、””あれはいつのことやったかいなあ~””不確かな記憶を手繰り寄せて探してみたら、見事に見つけることが出来ました(自分で書いているブログなので過去記事を探すことぐらい出来て当然なのですが…)。以下に埋め込んでおきます。2020年1月の話なのですが、イロイロな意味で懐かしい記事です。鯱城学園の三学期の開始を控えていた時でした。新年会、家族会を楽しんでいました。会食のあとはカラオケに行ったりしていたのですねえ。これがコロナ前の日常であったというのが良く分かります。ほんの一年ちょっと前のことなのに、今、思い出すともう随分と昔のことのように感じます。人間の記憶の曖昧さ、いや、僕の記憶の曖昧さですが日常が様変わりしていることに改めて驚いてしまいます。

 

kururupapa.hatenadiary.jp

 

 

鯱城学園は、本年3月15日付けの書信で「令和3年度・再開のお知らせ」が届いていました。この書信によると4月23日から共通講座を開始するということになっていたのですが、残念ながら、その後追加の連絡がありました。4月17日付けの葉書で「当面の間、休校する」こととなった旨の連絡がありました。

4月20日からは愛知県でも「まん延防止等重点措置」が適用されることになりますから、妥当な判断だと思います。既にこの「重点措置」が適用されている大阪府では「緊急事態宣言を国に対して要請する」と報道されています(4月20日、日経朝刊)。「重点措置」で収まる気配は全く無い状態。政府が3月21日までの緊急事態宣言の全面解除を決定したのが3月19日のことですから、当時、懸念されていた通り再拡大防止には全く決め手を欠いたままであったとしか言いようがなさそうです。ワクチン接種も遅々として進んでおらず。日経の朝刊一面「春秋」欄に面白い記事がありました。皮肉とユーモア(ブラックかな)交じりに「ワクチン供給」の話が記載されていました。貼り付けておきます。

 

日経、4月13日朝刊・「春秋」欄;

居酒屋などでテーブルに着くや、おしぼりと一緒に簡単なつまみが出てくることが多い。枝豆、きんぴら、もろきゅう……。関東でお通し、関西ではつき出しと呼ぶ一品だ。店はこれで席料を取るわけだが、まず何か並べておき、客を落ち着かせる効果も大きいという。

▼コロナ封じのワクチン接種作戦も、ひょっとしたらこのやり方だろうか。日本で医療従事者向けの接種が始まったのは2月17日だった。そこそこ早い時期に、とりあえずお通しは運ばれた印象である。しかし、あとがいけない。あれから2カ月近くたつのに、医師や看護師の大半がまだ1回目の接種さえ受けていないのだ。

▼待てど暮らせど、あとの料理が続かない店のようである。ところがきのうから、65歳以上の高齢者という別の団体の受け入れも始まった。さしあたり調達できるワクチンはわずかな量だという。遅い遅いの批判をかわそうと、スタートだけは当初予定に間に合わせたと陰口も聞こえる。危うい同時進行であるのは疑いない。

▼希望する国民全員の接種が終わるのは、はていつになるだろう。東京五輪の開幕まで、あすであと100日。変異ウイルスも増える一方だから、いよいよ切羽詰まった局面なのだ。「おーい、ワクチンまだ?」「お客さん、いまやってるところです」。ちまたの居酒屋なら、客はしびれを切らして帰ってしまう時分である。

・・・

 

訪米した総理が自らファイザー社CEOに直接要請したこと、そして「9月末までに(全対象者への)ワクチン供給にめどがたった」との発言も報道されていますが、それ以前の問題として「何故、日本でのワクチン接種がここまで遅れているのか」についての説明をしっかりとして国民の理解を得ることが必要だと思います。日本人の気質として「納得」すればもっと一丸となって対処に協力していこうという機運が高まるものと。残念なことです。

 

 

鯱城学園の学長さんというのは、名古屋市の市長さんが務めていらっしゃるということは以前のブログで記載しましたが、今年は名古屋市長選挙の年です。4月25日に投開票ですが当日は行くことが出来ないので、先日、期日前投票をして来ました。NHK出口調査をやっていました。タブレットの選択質問に答えていくもので1~2分で終わります。質問の一つには、「知事のリコール運動での署名偽造事件が市長選に影響すると思うかどうか?」という主旨のものでした。「YES」を押しました。

 

 

以前の記事を埋め込んでおきます。河村さんのご挨拶が面白かったことを書いています。 

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 文藝春秋の5月号は「菅義偉『ファミリー』の研究」が表紙のタイトルテーマになっていましたが、この記事とは別に、愛知県知事の大村秀章さんが「私は河村たかし(名古屋)市長の嘘を許さない」と題する寄稿が掲載されていました。副題は「愛知県知事リコール『不正署名』黒幕は誰か?」。厳しい言葉で河村氏を非難しています。

「これだけ嘘を重ね説明責任を果たすつもりもない河村氏に『政治家としての資格』など、ひと欠けらもないことはもはや明らか」と言い切って、市長選では対立候補を支持することを鮮明にしていました。「『庶民のための減税』の嘘」、「『トリエンナーレ』をめぐる嘘」等々を詳細に記述して「河村氏は・・・市長を続ける資格はありません」と。市長選を控えたこのタイミングでのこの意趣返しとも思える寄稿の影響はさすがに大きいものがあるでしょう。不正署名問題で河村さんにはかなりのアゲインストの風の中での選挙選だと思いますが、この大村知事の記事が止めを刺すことになるのやら。但し、名古屋通の方に言わせると河村さんには絶大な支持層がついているそうですから、結果はフタを開けるまで分からないのでしょう。いずれにせよ、この地の市長選としては極めて関心が高いものになっています。選挙後に、今度は河村さんが反論を投稿するかも知れませんねえ。

 

 

相変わらず、神谷美恵子さんの本を読み続けています。知れば知るほど凄い方だなあと只々感心しています。面白いと感じたことはあちこちで口にしてしまう方で、名古屋での家族の集まりの時に紹介したところ、精神科医の長男はさすがによく知っていて「生きがいについて」は読んだことがあるとのことでした。カミさんを含む家族の何人かが関心を示し始めています。ドラゴン先生との反省会の時には、先生が「長島愛生園歴史館」主宰の見学ツアーがあることを教えてくれました。例年いつも満席のツアーになるとのことでしたが、幸いなことに9月最終回の予約を取ることが出来たとの連絡を頂きました。今から楽しみです。

 

 

タカト君はピカピカの一年生になりました。あらたクンは年中さん、小雪チャンは幼稚園に入園、年少さんです。サクト君は家でワンパク振りを発揮しているとか。子供達(孫ですが)の成長は元気を与えてくれます。彼らの成長に負けないようにコロナを凌ぎきって新しい年度を元気に過ごしていきたいものです。

 

 

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左;留守宅のチュリップが咲いています。手前の黄色は小雪チャンが植えたもの。名古屋の鉢植えよりもしっかりと大きく咲いています。2021年4月20日、カミさん撮影。右;名古屋のマンションのべランダの平兵衛酢の花が咲きました。つぼみが沢山ついてます。いよいよ実がなるのかしら?。2021年4月21日、撮影。

 

 

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豚肉のしょうが焼き。キャベツの千切りを敷き詰めて上に乗っけました。熱いタレをかけたら上手く馴染んで美味しかったです。2021年4月20日、料理と撮影。