クルルのおじさん 料理を楽しむ

女性の活躍、その2.


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永良部の百合の花、4題。名古屋でお世話になっている方、仲間達に球根をお裾分けしたら、皆さん、丁寧に育ててくれています。神奈川の留守宅でも毎年、豪華に咲いてくれます。撮影は5月末から6月10日まで。まだ暫くは楽しませてもらえそうです。

 

 

6月6日、全米女子オープン選手権で笹生優花(さそう・ゆうか)さんが優勝しました。先日のマスターズ松山選手に続いて快挙としか言いようがない!。それも日本人同士のプレイオフを制しての優勝。さらに大会史上最年少での優勝。すごいこと尽くめです。興奮しました。

レイオフを戦ったのは畑岡奈紗さん。最終日、畑岡選手は6位から出てスコアを伸ばし、2位から出た笹生選手と通算4アンダー280で首位に並びプレイオフになったもの。3ホール目に笹生選手がバーデイーを奪い勝利。笹生選手は19歳、畑岡選手は三歳年上の22歳。笹生選手は最年少優勝なのですが、主催者によると19歳11か月7日で、2008年に優勝した韓国の朴仁姫選手と”日”まで同じ史上最年少での優勝になるそうです。最年少記録で年月日まで同じというのも面白いことですね。

 

笹生選手はフィリピン生まれ。お父さんが日本人、お母さんがフィリピン人。小学生低学年でより良い練習環境を求めてフィリピンに移住し、お父さんに鍛えられたそうです。両足首に重りを付けて走ったりサンドバッグを叩いたりのトレーニングを積んだそうですからゴルフ版・女性版の「巨人の星」ですかね。現在は日本とフィリピンの二重国籍を持っており、国際大会ではフィリピン代表としてプレイ。今年の東京五輪ではフィリピン代表としてフィリピンに全競技を通じて初めての金メダルをもたらすホープとして期待されていると。当然、フィリピンでもメディアで大きく取り上げられ、メジャートーナメントに優勝した初のフィリピン人選手として報道されているそうです。英語、日本語、タガログ語の三か国語を使いこなすことが出来るとのことで、これから益々世界の舞台での活躍が期待されます。

 

kururupapa.hatenadiary.jp

前回の女性の活躍のブログです(マスターズの松山選手も凄かったですね。MLBでは連日、大谷翔平選手が頑張っているし。コロナ禍の楽しい話題です)。

 

普段であれば、早朝に起床してテレビに齧り付くか、録画を撮ってじっくりと観るかするところなのですが、残念ながら”WOWOW”は契約しておらず。全てWEB、TV、新聞のニュースで知るのみ。映像は見ることが出来ませんでした。放映権の縛りがあるからでしょうが、いやあ何とも残念なことです。今回の放送が切っ掛けになってWOWOWに加入する人が増えるかも知れませんが、僕はまあ止めておこうと思っています。”放映権”というのも考えるとややこしい難しい問題を孕んでいますねえ。

 

 

”放映権”は関係ありませんが、メディアとの関係で少し前に残念なニュースがありました。女子テニスの大坂なおみ選手が四大大会の全仏オープンを途中棄権。5月30日の同一回戦を勝った後、テニスの四大大会では義務付けられている記者会見を拒否したのが発端。ルールに沿って罰金を科せられ主催者からは今後の出場停止処分の警告も出された直後の対応でした。大坂選手は自身のうつ病を告白すると同時に「大会を邪魔する要因になりたくない」として棄権を表明したもの。

記者会見の拒否に対しては批判的な意見が多く見られたように思いましたが、うつ病の告白に伴い同情する声や今後の運営の仕方についてもいろいろな意見が出ているようです。

 

大坂選手のインタビューはシャイな表情ながらも愛嬌があってウイットに富んだもので大変に人気があったし、「BLM」については積極的な発信もしていただけにかなり意外な感じがしました。病気にもメデイアにも負けないように、潰れないように、そして、潰されないように、早い復帰を期待したいものです。 

 

kururupapa.hatenadiary.jp

以前のなおみ選手のブログです。これにも書いていましたが、大坂選手も日米の二重国籍でしたが、2019年10月に22歳の誕生日を迎えるに際して日本国籍を選択して必要な手続きを行ったそうです。

 

 

東京オリンピックは7月23日に開会の予定ですが、6月2日の衆院厚生労働委員会で、尾身会長(政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長さん)が「いまの状況でやるというのは普通はない」と発言して以降、騒がしくなっています。尾身さんはその後も衆参両院での同委員会でも警鐘を鳴らし続けている様子。首相は9日の党首討論東京五輪パラリンピック開催に改めて意欲をしめしているそうです。ワクチン接種はここにきて急速にスピードアップして進んでいるようですが、感染の抑え込みが何かにつけての前提になっています。

 

 

五輪の開催を中止する際の賠償問題について面白い意見が日経に掲載されていました。6月9日付け「経済教室」の「私見・卓見」のコーナー。この欄は投稿者の意見を紹介しているコラムです。

お題は「五輪中止、日本に賠償義務なし」。投稿者は立教大学名誉教授(民法)、角紀代恵さん。骨子は、

・東京都、日本オリンピック委員会IOCと結んだ契約(開催都市契約2020)には「IOCが本大会を中止する権利を有する」とあるが、この文言はIOCが中止の判断をしても(IOCは)損害賠償義務を負わないという点が眼目である。日本側に中止の権利が無いと明記しているわけではない。

・日本側が中止を決めたとき、IOCは日本側に開催を強制できるか⇒民間団体であるIOCにはそのような執行力はない。また、当事者がその気にならなければ実現できない契約は、その実現を強制できないとされる。

・損害賠償の有無は開催都市契約に沿って判断されるが、この契約には日本側が一方的に破棄した場合の賠償責任を明記していない。

・このような場合には、その契約が準拠する法律に基づいて判断され、この契約はスイス法を準拠法と定めている。

・スイス法「大陸法」では契約を履行しないことが「債務者の責めに帰すべからざる事由」による場合は、損害賠償の義務は負わないとされている。

・コロナ禍は日本の責めに帰すべき事由とは考え難い。よって、契約法の立場からは、仮に中止を判断しても日本が賠償義務を負うことはないと考えるのが妥当だろう。

 

以上ですが、素人目にも分かり易い論点だと思いました。賠償責任云々の法律論だけで判断できる問題ではなくなっているとは思いますが、これ程に社会的、政治的な問題になっている五輪・パラリンの開催ですが、入口(出口かな?)のところの論点はよく分かるように説明責任を果たしてほしいモノだと思います。

 

 

話題を変えて、NHK俳句、6月第一週です。引き続き、僕の備忘録として書いています。お付き合い頂ければ嬉しいです。司会は武井壮さん。選者は片山由美子さん。ゲストには、俳優の篠井英介さん。篠井さんは日舞藤間流師範。今回の兼題は「浴衣」でしたがその浴衣姿で登場。背筋がピンと伸びていて着こなしも勿論、颯爽とした浴衣姿でした。

 

今回のテーマは「比喩」。片山さんが俳句を作り始めた頃「”ごとく”俳句に名句なし」と教えられたそうです。一方では名句にも多々”ごとく”は使われており、今回は、良い”ごとく”とダメな”ごとく”の勉強です。有名な作品の紹介から。

 

   白酒の紐の如くにつがれけり   高浜虚子

 

番組では司会の武井さんが実際に白酒を注いでその様を見せていました。なかなか「紐の如くに」とは詠めないでしょうね。テキストに載っていた同じく虚子の句です。この句は凄いなあと思います。

 

   去年今年貫く棒の如きもの   高浜虚子

 

もう一句、僕の好きな軽舟さんの句が載っていました。

 

   死ぬときは箸置くように草の花   小川軽舟

 

俳句では陳腐な例え、聞いたことがあるような比喩、近すぎるものはダメだと。「意外性が欲しい、飛躍が欲しい」とのお話でした。出来るかどうかは疑問ですが、理解は出来ました。

 

今週の特選句です。

 

一席   浴衣着て浴衣の妻を駅に待つ 

二席   浴衣着てますます似合ふ眼鏡かな

三席   一門の通し稽古や染浴衣

 

面白いと思った句です。ゲストの篠井さんも取っていました。

 

     はじめての浴衣を見せに隣の子

 

投句には旅館の浴衣「宿浴衣」を詠んだ句が多かったそうですが、これは夏の季語にならないそうです(また、これは寝巻であり本来の浴衣では無いとの篠井さんの指摘も)。  

 

駄句です。

   えらぶゆり咲いて仲間を結び付け  孔瑠々

   梅雨晴れ間三十度超は厳しかろ   孔瑠々

 

 

今週末は、いよいよ京都トレイル、東山コースの残されたコースを目指します。次回は「完結編」を書けることを楽しみに。

 

おまけの料理です。

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棒ギョウザを作りました。市販の皮を二枚、三枚つなげて。具をたくさん入れて作るのが簡単と説明があったので。具は挽き肉にキャベツ、ニラ、ニンニク、ショウガを練り込んで。ポン酢、ギョウザのタレで頂きました。美味しかったのですが、反省点としては、やはりギョウザは一口サイズがヨロシイようです。見た目もそうだし、食べた時の食感、味にも影響するように感じました。そう言えば、納豆の大豆の大きさも大粒、小粒いろいろとありますが概して小粒に人気があるようですね。2021年6月7日、料理と撮影。