11月20日(土)、京都一周トレイル、北山・東部コースの二回目に挑戦しました。前回からの続きで大原戸寺町から二ノ瀬まで。距離も短く高低差も余り無し。京都の街中でゆっくりと昼食を摂ってから歩き始めました。お天気にも恵まれ翌21日(日)も京都の紅葉を楽しむことが出来ました。今回のブログは京都トレイルというより京都の紅葉の写真中心の記載です。
京都一周トレイルの共通標識です。探すのにも慣れましたが余り分かり易い標識ではありません(今回のルート上の標識は概して見つけ易かったですが)。大原戸寺町(#24)からスタートです。
なだらかな道を気持ちよく歩き進み、第一の難所、江文峠(#31)もなんのその、あっという間に(#35)の標識のある静原神社に。静原神社の御神木はこの写真には写っていませんがスギの巨木です。イチョウとカエデの紅葉が見事です。ここに来る途中の畑で農家の方々が大きな「かぶ」を収穫されていました。ドラゴン先生によると有名な京漬け物の「すぐき」をこの辺りで作っているそうです。かぶを自然発酵したお漬物とか。恥ずかしながら存じておりませんでした。
この後、今回のルートの最大の難所である薬王坂を一気に歩き切りました。昔むかし、最澄さんが鞍馬寺で薬王如来の像を彫って比叡山に帰る途中、この坂に差し掛かったときに薬王が姿を現したことからこの名前が付いたとか。
坂を下りると鞍馬の街並みに。本来のルートはこの後、二ノ瀬まで車が走っている道沿いを歩くことになるのですが、面白く無さそうなのでルート変更。鞍馬山方面に行き鞍馬寺に登ることにしました。
鞍馬寺仁王門。この先にケーブルカーもありますが、勿論、歩いて登りました。これ以降は、紅葉の写真を楽しんで頂ければ幸いです。
鞍馬寺登山道からの景色です。鞍馬寺は牛若丸で有名ですが、それ以前に源氏物語にも登場するそうです。鞍馬山はなんと2億6千年前の地質を含んでいる山だそうです。
鞍馬寺本殿金堂の紅葉。
鞍馬寺を下山したのが四時半ごろ。なだらかなコースながらを四時間ほどは歩いたことになります。これで北山・東部コースは完了です。鞍馬寺駅から叡山・鞍馬線で出町柳駅まで戻りました。
ここからが本日のメインイベントです(結果的にそうなりました)。まだまだ元気な二人は出町柳から岡崎のドラゴンマンションまで歩いて帰ることにしました。途中、京都の老舗の漬物屋さんに入って「すぐき」を見学しました(冷やかしだけで何も買いませんでした。スミマセン)。「すぐき」というのは「酸茎」と書いたり「すぐき菜」と呼ばれたりする”かぶ”の仲間のことですが、今では「すぐき漬け」のことを「すぐき」と称する言葉になっている由です。千枚漬け、しば漬けと合わせて京の冬の三大漬け物。「すぐき」のウンチクを勉強しつつ歩いていると既に日は沈んでいました。
岡崎のドラゴンマンションの近くまで歩いてきた時、いつもの「くろ谷さん」の山門がライトアップされているのが目に入りました。遠目に見ても美しい。ソロソロお腹が空いてきてはいましたが迷わずに山門に。ビンゴ!。
山門が額縁のようなアングルになってライトアップされた紅葉が見事でした。久しぶりに一句。
山門の額一面に紅葉や 孔瑠々
山門を入り本堂側からの景色。さすが京都の紅葉かと。ちなみにこの三枚の正方形の写真はドラゴン先生が自慢の最新携帯電話のカメラで撮影したもの。何でも写真機能が大幅にアップしているとか。僕のと比べてみると確かに鮮明度合いが違うようです(撮影の腕の差ならぬ機械の差かと)。
紅葉の続きです。翌21日(日)はのんびりと朝食の後、京都御苑を散策しました。
京都迎賓館の近辺です。迎賓館の手前「母と子の森」では自然に触れることが出来る様になっており「森の文庫」には図鑑、絵本、紙芝居等々が設置されています。誰でも自由に利用できるようになっています。お弁当を持参して紅葉を楽しんでいる家族、グループが沢山いらっしゃいました。僕たちも切り株に腰かけて途中で買い求めた京銘菓の「阿闍梨餅」を頂きました。
仙洞御所の近辺の大イチョウ。残念ながら仙洞御所に入場するには事前の申し込みが必要で既に予約は完了していたので入ることは出来ませんでした。
御苑内は立ち入り禁止の区域はほとんど無くゆったりとしたスぺースが提供されています。ストレスなく紅葉を楽しむことが出来ます。
この土曜日、日曜日は暖かい秋晴れの天気で、京都一周トレイルの北山・東部コースと京都の紅葉を堪能することが出来ました。二日間で三万五千歩以上、良く歩き回ったものだと思います。年内にもう一回、今度は北山・西部コースに挑戦したいものだと思っています。ドラゴン先生は年末にかけてお仕事が多忙になりそうな気配(師走だから走り回るのかな)。どうなりますやら・・・。
名古屋に戻って今日22日(月)、朝から雨。気温も低くなり、改めて土日のお天気がウソのように思えるほどです。感謝、感謝ですね。明日以降も、季節並みかそれよりも寒くなりそうな気配です。海外ではコロナが再度、広がっている気配が濃厚になってきている様子です。今回のブログは京都の紅葉を堪能したことのお話でした。NHK俳句と料理はまた次回に記載します。皆さま方、引き続き、くれぐれもご自愛下さいます様に。