クルルのおじさん 料理を楽しむ

鯱城学園『文化祭』、準備

明日、11月10日(木)から鯱城学園の文化祭が始まります。今日はみんなで会場の設営、作品の搬入、飾りつけです。それぞれの役割に応じて朝から作業を開始。今回は第37回になりますが、コロナで二年間の中断がありましたから34期生の僕らの世代は久しぶりの文化祭、37期生の方はもちろん初めての文化祭。飾りつけの資材等々がどこに保管されているか、最初やや混乱がありましたが、ギャーギャー言いながらやっていると予想外にスムーズに完了。

 

園芸科の方は、普段、一年と我々二年(四年かな)は別々に授業を受けていますが、陶芸クラブの方はいつも一緒に活動していますから、やはり、こちらの方が何かとスムーズに。楽陶館から担当の先生も応援に駆けつけてくれて各作品の配置、敷物の色との相性を丁寧にチェックしてくれました。バラバラに置かれてあったものを先生がちょっと手を加えただけで随分とバランスがとれた展示になったように感じます。面白いものです。園芸科の方は、一年生の方が数が多いためか熱心に準備したからか一年生の棚が充実しているのに比較して二年生の方はやや寂しい感じ。自分は展示する作品を何も提供していないのでコメント出来る立場ではないのですが・・。

 

時間に余裕があったので作業の途中で園芸四班の四人(=同じ陶芸クラブの仲間)で近くの茶店に入りました。

僕はこの前日に神奈川の自宅から名古屋に移動したのですが、ナント携帯電話を自宅に置き忘れて来てしまっていました。新幹線の中で気づいて急いで連絡を取ろうとしたのですが座っていた車両の前後には公衆電話は無し。名古屋駅に着いてから駅員さんに聞いて漸く赤電話を見つけました。手持ちの小銭が少なく留守電に「携帯、忘れた、至急送って、宅急便で」と吹き込むだけで精一杯。

この話を四班の三人に話したら、最初は大笑いしていましたが、だんだんと深刻?な顔になり「そうだよねえ。モノを忘れることが多くなってるねえ」と皆さん、自分のことのように心配してくれました。今回、自宅を出る時にはカミさんから「忘れ物は無いですか?!」と聞かれて「大丈夫だよ!」と返事して家を出たことも思い出して、恥ずかしいやら情けないやら。班長さんからは「まあ、年末に向かって何回かは小言をいわれるでしょうなあ」と優しく突っ込みが入りました。その通りでありましょう。

忘れごとをしないための工夫の話になりました。紙に書いて張り出しておく(外出の時の忘れ物リスト)、メモを書いてノートに貼っておく(行動予定、やることリスト)等々。その紙を見ること、そのメモを見ることを忘れてしまう!、それを防ぐにはどうするのが良いのか!、笑い話の様なことを(笑いながらではありますが)マジに話しておりました。「メモを書いたことを忘れる!」。「二階にモノを取りに行ったのに二階に着いた時に何をしに来たのかを忘れている!」。ありますねえ。

班長の金言です。班長は自分で畑をやっていますが、種まきに行く時に種を持っていくのを忘れて行くこともあるそうです。その時は前向きに考えて「畑を往復する良い運動が出来た!」、二階に行って何をしに行ったのかを忘れた時も「二階を往復する良い運動が出来た!」と。

 

 

NHK俳句です。11月になりドラマとのコラボは終了し、本来の番組に戻りました。やはり、この方が落ち着いて見ることが出来るように思います。第一週、司会は武井壮さん、選者は高柳克弘さん。今週のゲストは歌手のMay‘n(めいん)さん。今週の兼題は「鯛焼」なのですが、めいんさんは鯛焼きが大好きで「たい焼き親善『鯛』使」という肩書で各地の鯛焼き鯛焼き屋さんの取材・紹介活動を続けているそうです。俳句は全くの門外漢とのことでしたが、持参された句は面白かったです。

   鯛焼をはんぶんこした君がいや   めいん

今週の特選三句です。

一席   鯛焼も加え避難所夜のまどゐ

二席   再会の相手のぬくみ鯛焼は  

三席   職場家職場鯛焼家職場

面白いと思った句です。

   株価より今は鯛焼に集中

   鯛焼のあとなにを言ふ妻の口

 

テキストでは俳句に造詣の深いアルゼンチンの詩人のボルヘスさんの言葉が紹介されていました。「俳句ではコントラストが重要視されている」と。研究者の方の解説では「取り合わせ」に近いものではとのこと。コントラストが「見せどころ」の鯛焼の句が記載されていました。

   鯛焼のあんこの足らぬ御所の前

 

鯛焼きならぬ「タコ焼き」です。

次女宅にて二回目のたこ焼きパーテイをして貰いました。正確には「タコ」ではなく「スパム」(とチーズ)焼き。前回、写真を撮り忘れたので今回は忘れずに撮ってきました。5x6=30で一回に30個焼ける優れものです。2022年11月3日、料理と撮影。

 

持っているホトトギス新歳時記で「たこ焼き」を調べてみましたが、さすがに季語ではないようです。「鯛焼」も調べたのですが、こちらも掲載されていませんでした。季語もいろいろですね。

 

前回、鯱城学園の園芸四班の仲間とお茶の時に「たこ焼きパーテイ」の話をしたら、「たこ焼きを家で焼いたことが無い」「たこ焼き器を持っていない」という方が大多数でした。辛うじて一人だけ「たこ焼き器」は持っているがほとんどやったことは無いと。”やっぱ関西と名古屋の距離は遠いんやなあ”と改めて驚きました。

 

そう言えば隠れ家の本棚に「たこ焼き」の本があったことを思い出しました。古本屋さんで買った本。「たこやき」、熊谷真菜さん著。1993年6月、第一刷。同年7月、第二刷。パラパラとめくってみたら解説に相当するところに鶴見俊輔が「付録(おまけ)のような文章」を書いていました。最後は「平成の真実はたこやきの中にあり」と。暇な時に読んでみようと思います。

 

先週は次女宅でたこ焼きパーテイをして貰い、長女宅でアラタくんと遊び、一人暮らしの兄の家で飲み会をして来ました。充実の一週間(ちょっと太りました)。長女宅ではアラタくんがパパであり師匠である料理人ヒデさんの指導でバンダナをし庖丁を持ち野菜を捌いているビデオを見せてもらいました。真剣に庖丁を使っている姿はなかなかカッコ良かったです。

 

 

話題が飛びますが「ピアノ発表会」です。来年1月7日に心音先生の門下生のピアノ発表会を行うことになってしまいました。先生の旦那さん、僕、今年からピアノのレッスンを開始されている洋画家・絵の先生の三人が門下生。これに先生の友達で同じくピアノの先生の生徒さんが飛び入り参加予定。合計4名の発表会。先生が誘ってくれたので自宅に帰った時に話したらカミさんも参加することに。聴く側の参加者がもう少し増えるかもと。全く軽いノリで受け止めていたのですが、ジョジョにこれは大変なことになりそうだ、と感じるようになって来ています。

先日のレッスンの時に旦那さんとチョット話する機会があったのですが「気合を入れて練習しております」とニコニコ楽しいそうな表情で話してくれました。目から鱗、”そうだ!、自分が楽しんで演奏しないことには聞く方が楽しんでくれる訳がない!”。ということは分かったように思うのですが、やはり緊張してしまうように思います。どうなりますやら。発表会まであと58日。楽しんで練習に励みたいと思います。