珍しく日常生活から離れた話題です。
6月27日夜(日本時間では29日午前)、民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領のテレビ討論会がありました。以前の二人の醜いやり取りの反省から討論会には工夫が凝らされていて、①討論会は90分間、無観客で行う、②CNNのキャスターが司会を務める、③両候補は司会の質問にそれぞれ2分間で答え、1分ずつ反論と再反論の機会がある、④発言妨害を防ぐため発言者の持ち時間中は相手方マイクの音声を切る。
大声でヤジを飛ばしたり威嚇するような発言をするトランプを制限するためのルールでしょう。討論会の仕組みはバイデンさんに有利かと。
面白そうなのでTV中継を見ようと思っていたのですが、地上波、BS放送では中継がされていませんでした(NHKくらいは中継すると思っていた)。
結果は、その後のTV報道、新聞論評の通り。予想通り90分間はお互いの非難の応酬だったそうです。相変わらず、ウソをつきまくり都合の悪い質問からは話をそらすトランプ、一方、バイデンさんの「高齢不安」が顕著に現実のものになってしまいました。直後の世論調査では(討論会の)勝者はトランプ67%、バイデン33%とバイデンの惨敗。大手メデイアはバイデンを酷評、リベラルなNYタイムズはバイデンの撤退を求める社説を掲載した由。
ニュース映像を見て、バイデンさんの目に全く力強さが無い(感じられない)のがショックでした。”これではあと四年間務めるのはとても無理だろう”と感じてしまいました(その日は風邪を引いていて体調が悪かったとのことですが)。
討論会の翌日、バイデンさんは演説を行い選挙戦の継続、巻き返しをアピールしていました(この演説は力強く見えた)。民主党の予備選はすでに終了していますから本人が立候補を断念しない限り交代はあり得ないということです。
古くはケネデイとニクソン、レーガンとモンデールの討論会等々、TVでの討論会は大きく勝敗に影響を与えます。あの頃の討論会では、少なくとも(表面的には)相手の人格に敬意を払っていた、フェアでなければ有権者から即、否定されていたように思います。そもそも、あの時代はアメリカそのものがピカピカに輝いていましたねえ。
なんとも寂しい(情けない)アメリカの大統領選挙です。興味本位で見ているだけですが、結果は日本にも影響が出てくるでしょう。果たしてどうなりますやら。
水墨画の作品展、無事に終了しました。前回の記事以降、たくさんの関係者が来場してくれました。長男は小雪チャンと司クンを連れて来てくれました。後日、小雪ちゃんからは「xxxさん(僕のこと)の作品展を見たよ。キレイに描けていたヨ」と褒めてくれました。嬉しいこと。
サプライズもありました。体調を崩していた水墨画の先生がご来場、急逝された大先輩への哀悼の気持ちからです。お元気そうで何よりでした。そして、やはり厳しいご指摘をたくさん頂きました。「水墨画で(初心者にとって)大切なこと=写生と模写。模写する際にはその対象を自分のモノとして把握すること、単にマネをするのではない!」と。やはり先生からの指摘は勉強になります。
さらにピアノの心音先生ご夫妻も、最終日にはアホ桐の仲間、そして最後にドラゴン先生がご来場。撤収作業のあとで打ち上げ会に付き合ってくれました。
水墨画クラブは、7月、8月は夏休み、次回の開催は9月になります。夏休みの宿題がいっぱいです。「滝」「渓谷、渓流」「山水画(桂林)」。先生の作品をお手本として頂いているのですが、何が描かれているのが理解しがたいモノがあります。それでも作品全体としては見事に仕上がっている。これをマネしないで自分のモノとして描く。難しいなあ。
作品展の終了後、クラブの代表は早速に来年の日程を予定してくれました。素直に励みになります。大先輩を偲びながら練習しようと思います。
NHK俳句、6月第四週です。高野ムツオさん主催の句会です。今回のゲスト俳人は、神野紗希さん、筑紫磐井さん、レギュラーの中西アルノさん、ゲストに能町みね子さん。兼題は「蜜豆」。夏の季語です。「夏、涼しさ、誰もが好きなモノ、のイメージが句に表現されればオモシロイか」と高野さんからの解説がありました。得点の多い順です。
4点 蜜豆にマンゴー信教の自由 神野紗希
中西さんが特選、筑紫さんと能町さんが並選を入れました。
4点 蜜豆やあずま屋に蟻ぞろぞろ 中西アルノ
能町さんと筑紫さんが特選。最後を字足らずの「ぞろぞろ」で切ったところが評価されていました。神野さんは「この作者は”言葉の運動神経が良い”」と。面白い表現です。
3点 蜜豆やまもなく線状降水帯 高野ムツオ
神野さんが特選、中西さんが並選。
2点 蜜豆の儲けうすしや日影町 筑紫磐井
高野さんが特選。「中七の”や”は難しいがうまく収まっている」と。神野さん「言葉に”コク”がある」。
2点 トラックに蜜豆が踏みつぶされた 能町みね子
神野さんと高野さんが並選。神野さん「トラックと蜜豆の組み合わせに驚く。『暴力性』を感じた」と。
神野さんは日経俳壇の選者(故黒田さんの後任)です。1983年のお生まれ。感性の鋭い方だなあと思っていましたが、今回の句会では講評の説明力が凄いなあと感じました。今月のテキストに寄稿されてますが、「俳句は、他者との出会いを喜ぶ文学」とのこと。「『他者』とは『わたし』とは違う『あなた』」「季語=人間にとっての『他者』」「『他者』を等しく尊重するのが俳句」。そして「俳句に絶対の正解はない」と。
どこかの国の大統領選挙の候補者も少しは俳句を勉強したら良さそうに思いますねえ。
今週の特選三句です。
一席 蜜豆や老母恋しているらしい
二席 蜜豆も商店街も消えてゐた
三席 冥王星のごとき蜜豆の黒
第四週の高野さんの句会は大変に楽しく拝見しています。
水墨画の大先輩を偲ぶ句です。
新緑や岸よりすぐに山そびえ 孔瑠々
最初の句は次の名句を拝借して大先輩の苗字をいれました。
百合咲くや海よりすぐに山そびえ 鈴木真砂女
二つ目の句は急逝された6月5日=芒種を季語に入れました。改めてご冥福をお祈りします。
陶芸クラブの先品が出来上がりました。今回は作品の数が多くなったので本焼きを二回に分けて行われました。これ以外にあと三品、7月初めには本焼きされるはずです。
いずれも4月中旬から5月上旬に作陶したモノ。このクラブでは作陶~素焼き~本焼きの間にタイムラグが出るのがやや難点です(贅沢は言えません)。

左;久しぶりにクルルの剣山。黄瀬戸と白マットを半分づつかけてから全体に透明釉をかけました。この色具合、気にいってます。
右;ビアグラス。ピアノ模様を刻みました。織部を部分がけして少し拭き取ってから青磁を全体にかけました。織部の色がキレイに出ました。今、このグラスでコーヒーを飲んでおります(美味しいです)。
おまけです。

少し前の写真です。カミさんが庭で育った山椒の実を収穫、下処理して送って来てくれました。頑張って「ちりめん山椒」を作って陶芸・水墨画クラブの日のお弁当に。
左;のり弁にしてちりめん山椒をたくさん散らしました(薄味ながら美味しかった)。右:野菜いっぱいのおかず。トマト、ホウレンソウのお浸し、ピーマンと竹輪煮、店やモンの残り(フライドポテトと鶏のから揚げ)。少し多すぎました。6月15日撮影。