
この写真は「岐阜新聞社デジタル」から借りてきました。素晴らしい景色としか言いようがありません。月城=岐阜城と月の共演!です。
同じ時間帯に隠れ家の外に出て名月を探していました。残念ながら雲がかかっておりこんなキレイなお月さんにお目にかかることが出来ませんでしたが、風が強い夜であったので、粘り強く眺めていると雲の切れ目に名月を見ることが出来ました。キレイでした。時間かけて眺めていたご褒美を頂いたような気持になりました。
『中秋の名月』、旧暦の8月15日、今年は10月6日(月曜日)です。そして、この日はボクの自慢のおばあちゃん(カミさんのお母様)の102歳の誕生日です。あいにくとこの日は検査入院で病院にいて名月を鑑賞する機会は作れなかったようです。8日(水曜日)に無事に自宅に戻り、長女、次女(僕のカミさん)の三人で食事を楽しんだそうです。
「病院の食事は美味しくなかった」とゆっくり噛みながら喜んで食べていたと。話を聞くだけでこちらが元気をもらえます。
今年の4月の「食事会」のことを書いたブログを埋め込んでおきます。
十月に入り、朝、起きた時には少し肌寒く感じる日がでてきたかと。夕方にはウオーキングを楽しんでいますが、汗をかいてもビショビショになることは無くなってきました。「春夏秋冬」を感じられるというのは有難いことだと思います。
と思っていたら、9日のNHKニュースで「名古屋、100日目の真夏日」と報道されていました。今年、最初の真夏日は5月20日だったそうで、10月9日までの142日のうち100日が真夏日だったことになると。
やはり「ちょっと春、夏夏夏、ちょっと秋、冬冬」ですかね。気持ちの良い季節を大切に楽しみたいと思います。
NHK俳句です。10月第一週の選者は堀田季何さん。司会の柴田英嗣さん、レギュラーの庄司浩平さんと一緒に俳句のお勉強です。今回のテーマは「”数”を数える、数えない、どちらが効果的か」について。
「数」が効果的に使われ句の魅力がアップしている句の紹介がありました。
金剛の露ひとつぶや石の上 川端茅舎
一対か一対一か枯野人 鷹羽狩行
筍や雨粒ひとつふたつ百 藤田湘子
「数」を特定させないで句の魅力が引き上げられている句です。
雁の声のしばらく空に満ち 高野素十 (雁=かりがね)
露の玉蟻たじゝとなりにけり 川端茅舎
ちなみに川端茅舎は「露」を詠んだ句が多く、「露の茅舎」と言われたとか。
テキスト冒頭に、芭蕉の句が載せられていました。
古池や蛙飛こむ水の音 芭蕉
この芭蕉の句、飛び込んだ蛙は一匹か、複数か、それとも飛び込んでいないのか、古今東西、様々な議論を呼び続けている旨の記載がありました。長谷川櫂さんの論評を読んだことを思い出しました。面白いですね。
今週の兼題は「新酒、古酒」、特選句で面白いと思った句です。
信教の自由たとへば新酒の香
新酒酌み蛸の利き足研究会
胃袋は日本のかたち新酒酌む
駄句です。
自慢作ぐい吞みに満つ大吟醸 孔瑠々
大人の遠足、二題です。
その1.10月1日(水)、ご存知「あほ桐」四人組で、「しだみ古墳群ミュージアム」での”埴輪づくり”に行きました。「『しだみ古墳群』は、名古屋市守山区上志段味(名古屋市の北東端、岐阜県から愛知県に流れる庄内川が濃尾平野に流れ出る地域)にあります。名古屋市内には約200基の古墳があるのですが、それが集中して存在する地域です」(同ミュージアムのHPより)。
「埴輪づくり」は小さな子供でも扱いやすいニューテラロッタという粘土を使って初級から上級までのコースがあり、指導員の方が親切に作り方を教えてくれます。後期高齢者では最年少の四人組、指導員の方のご指導に素直に従い作業に励みました。かなり苦労しましたが、全員なんとか標準コースの時間内に完成させることが出来ました。

左;「しだみ古墳群ミュージアム」。
右;出来上がった埴輪です。女の先生(右端)に引率されている小学生三人、うち一人はいじめっ子(右から二人目)で一人がいじめられている(左から二人目)、もう一人が慰めている(左端)ような埴輪の景色が出来上がりました。表情があって面白いですね。
その2.です。陶芸研究コースの四人組で瀬戸陶芸協会展を見に行きました。会場は瀬戸市、瀬戸信用金庫本店のギャラリー「ひまわり」です。立派なギャラリーです。鯱城学園の陶芸クラブの時に四人ともにお世話になった先生が出展されています。
先生が当番の日、今日、10月10日(金曜日)に見に行きました。
米山 雅司 「ヨロイヲマトウ」
「タタラ成形、薪窯にて焼成」。米山先生の話では「炎による土の表情の変化が面白く表現出来た」とのことでした。いつもながら質感が違う造形が面白いなあ、と感心しました。
岩渕 幸治 「虚無」
名東陶芸クラブの顧問をして頂いている先生の作品も見ることが出来ました。
「瀬戸陶芸協会」は昭和11年(1936年)に創立された協会で、来年には創立90周年を迎えます。いま「国際芸術祭 あいち 2025」が開催されていますが、そのうちの一つが愛知陶磁美術館での「灰と薔薇の合間に」展です。
これとの連携企画プログラムで瀬戸陶芸協会の「内なる声を視る・・・Beholding the Voice Within」展が同美術館の本館二階で開催されています(11月30日まで)。英文のタイトルが何やらジーンときますねえ。これも四人組で見に行きたいと思っています(・・・どちらの四人組になるやら?)。
短い「秋」になると覚悟していますが、やはり「芸術の秋」はゆっくりと楽しみたいものです。