クルルのおじさん 料理を楽しむ

まだ五月なのに、

お天気の話です。

5月13日(水)、夕方、買い物に隠れ家を出た途端に大雨になりました。傘は持っていたので直ぐに差しましたが、役に立たない程の大雨。10分も経たないうちにズボンはビショビショ、靴の中にも雨が入るほど。かつてシンガポール、ジョホールにいた時のスコールを思い出しました。軒先で雨宿りをしている人も沢山いましたが、幸いに寒くはなかったので、そのまま前進。スーパーに着いて暫くしたら雨は上がっていました。降り方といい雨の量と言い、これはホントにスコールです。

 

日々、朝夕の寒暖差の激しさが体に応えるなあと感じていたら、日経の記事(5月16日)です。「世界で今年、猛暑・豪雨か」と。

地球規模で異常気象をもたらす「スーパーエルニーニョ」が10年ぶりに発生する可能性が高まっている。米海洋大気局(NOAA)は14日、2026年後半に起きる確率は37%と発表した。穀物の生育不良など世界の食料供給への影響が懸念される。

エルニーニョ現象はペルー沖の太平洋の赤道域で、海面水温が平年より高い状態が続く自然現象だ。大気の循環が変わるため、地球規模で豪雨や干ばつ、高温といった異常気象をもたらす。2~7年周期で発生し、1年程度続くことが多い。

エルニーニョ現象の中で非常に強いものはスーパーエルニーニョと呼ばれる。観測体制が整った1950年以降でみると、82~83年と97~98年、2015~16年の過去3回しか記録されていない。(中略)

世界の平均気温にも影響を及ぼす。23~24年のエルニーニョ現象では地球温暖化と組み合わされ、世界の年平均気温が2年連続で観測史上最高を更新した。気候変動に関する米研究機関バークレー・アースの気候科学者、ジーク・ハウスファザー氏は「26年後半からスーパーエルニーニョが続けば、27年は世界の平均気温が観測史上最高を更新するだろう」と指摘する。

 

記事の二日後、5月18日(月)には、全国的に高気圧に覆われ各地で気温が上昇、大分県日田市と兵庫県豊岡市で今年初めての猛暑日になったそうです。統計がある中で史上三番目に早い猛暑日。まだ五月なのに、全く、体がついていけません。

猛暑日は最高気温が35℃以上を言いますが、今年から「酷暑日」というのも追加されているそうです。最高気温が40℃以上。これは”極めて危険”を示すための用語の由。あまりお目にかかりたくない言葉です。身の安全を確保する方策を考えておかねば。

夏日(25℃以上)、真夏日(30℃以上)というのが何やら穏やかな気候のように感じてしまいそうです。そもそも「気温」を表現するのに「夏」という季節の言葉を紐付けるのが可怪しくなってしまってるのでしょうねえ。

週末にかけては温度が下がって”もう五月なのに”四月並の寒さ(涼しさ)になることもあるとか。何がなんだか分からなくなりそうです。

 

「まだはもうなり、もうはまだなり」は相場の格言で「決めつけを戒める」言葉ですが、「まだ五月なのに、もう五月なのに」、ひたすらに体を労わって注意したいと思います。

 

 

NHK俳句です。5月第三週、選者は小川軽舟さん、ゲストは染織家の吉岡更紗さん。植物から抽出する自然な色の染織工房の六代目です。お父上の時代に軽舟さんも工房を見学したことがあるとか。お父上、吉岡幸雄さんの著書「日本の色辞典、466色」は軽舟さんの座右の書の由。

今週の兼題は「更衣(ころもがえ)」。名句の紹介です。

   越後屋に衣さく音や更衣   其角

   更衣済ませて妻の逝きにけり   増成栗人

   サラリーマンあと十年か更衣   小川軽舟

 

特選句の中で面白いと思った句です。

   教室の眩しき更衣初日

   更衣昼はオムライス一択

特選三句です。

一席   窓開けて渡る鉄橋更衣

二席   更衣東京遠くなりにけり

三席   暑がりと寒がりが住み更衣

 

駄句です。

   屋外でロクロ挽く日や更衣   孔瑠々

 

 

俳句の季語、四季折々の季節感が無くなってきたら、どうなるのかしらと心配です。「春」と「秋」が無くなりませんように、祈りたいものです。

 

 

作家の佐藤愛子さんが亡くなられました。102歳。5月16日の日経新聞記事です。

 

インタビューに答える佐藤愛子さん(2021年6月、東京都世田谷区)=共同

「血脈」などの小説で知られ、エッセイストとしても活躍した作家の佐藤愛子(さとう・あいこ)さんが4月29日、老衰のため死去した。102歳だった。告別式は近親者で行った。喪主は長女、杉山響子さん。

1923年大阪府生まれ。50年に同人誌「文芸首都」に参加し、その後文学仲間と同人誌を新たに創刊した。「ソクラテスの妻」と「二人の女」がそれぞれ芥川賞候補になるなど作家として地位を確立した。

69年、自身の体験を基に夫の借金返済のために奔走する妻の姿を描いた「戦いすんで日が暮れて」で直木賞を、79年「幸福の絵」で女流文学賞をそれぞれ受賞。鋭い人間観察で、ユーモアと哀愁を交えた小説を次々と発表した。・・・中略。

エッセーの名手としても知られた。16年に発表した「九十歳。何がめでたい」はベストセラーとなり、後に映画化された。100歳を超えても新著の刊行が続いた。

杉山さんら遺族は15日、小学館を通じてコメントを発表し、佐藤さんの最後の言葉が「本当にありがたいねえ」だったと明かした。「わがまま放題、天衣無縫に生き抜いた102年でした。こんな幸せな人生はないと思います」とつづった。

 

うちの自慢のおばあちゃんと同じお歳、そして亡くなったのも同じ日=4月29日でした。カミさん、お義姉さんは佐藤愛子さんとおばあちゃんが同じ年の生まれであることは知っていたそうですが、同じ日に亡くなったことを知り驚いていました。誕生日も一か月ほどの差であった由。

僕の仲間からは「ひょっとして〇〇さん(僕のこと)のお義母さまは佐藤愛子さんだったのですか?」と真面目な問い合わせがありました。彼は僕のブログを読んでくれていて、102歳という年齢と亡くなった日が一致しているので「ひょっとして」と思ったそうです。確かにこの年齢を考えるとなかなかに無さそうな偶然の一致だと思います。

カミさんに話したら「おばあちゃん、いろんな方に気にかけてもらえてよかったね」と喜んでいました。カミさんもお義姉さんも少しは落ち着いてきているようです。葬儀の後も池袋の家にはお線香をあげに来て下さる方がおられて有難い限りです。

佐藤愛子さんのご冥福もお祈りしたいと思います。

 

 

おまけの料理です。

   

左の写真;上・左、ひじき煮、しいたけ、人参と油揚げを加えました。上・右、カボチャのレンチン煮。下・左、茹でイワシのお酢浸し。下・右、鶏レバーの炒め煮。5月13日、雨(スコール)にも負けずに買い物に行った成果です(それにしても盛り付けが下手、センス無しだなあ)。

右の写真;ご存知、白和え。アボガド、キュウリ、ミョウガを加えました。お味噌と練りゴマで合えました。5月15日。

 

 

まだ五月なのに、真夏日、猛暑日。皆さま、くれぐれもご注意下さいませ。