クルルのおじさん 料理を楽しむ

9月の終わりに

 

随分と前、2018年1月21日(日)の日経新聞の広告記事です。この時、倉本聰さん、82歳。

 

「60代の若者たちへ」という大人世代に贈るメッセージ。

 

「健康で何をやりたいの。長生きして何やるの。」

「最後の一日まで、楽しく明るく過ごしながら生きた人が幸せだと思います。」

 

この時、ボクは67歳。倉本作品は余り(ほとんど)見たことも読んだことも無かったのですが、「この先をどう生きるか。しまっておいた夢を取り出してみないか。」というフレーズは結構インパクトがあるものでした。この記事を切り抜いて(この頁を破っただけですが)を書斎(兼、寝室)の壁にピンで留めておきました。

 

倉本聰さん、9月18日にご逝去。91歳。

 

富良野の「北の国から」の舞台になった処には家族旅行で行きました。次女がフアンでした。札幌からレンタカーして、随分と時間がかかったことを思い出しました。日が暮れてから到着して、次女が携帯の照明ライトで照らし出した景色が何とも幻想的で大変に印象に残りました。

 

TV、新聞でも大きく報じられています。やはりインパクトのある方ですねえ。

心よりご冥福をお祈りしたいと思います。

 

「最後の一日まで、楽しく明るく過ごしながら生きた人が幸せだと思います。」

 

今年の4月に亡くなったおばあちゃん(カミさんのお母さん)のことを思い出しました。ボクも最後の一日まで楽しく明るく生きたいと思います。

 

 

今朝(9月30日)の新聞を見ると「2025年国勢調査、確定値が公表。総人口(外国人を含む)は1億2297万人と前回の調査(2020年)から過去最大の減少幅(317万人減)」とのことです。

「東京都以外の46道府県で人口減少」「外国人の人口は39.8%増加」「高齢化による自然減が加速」。

 

少し前の記事(9月16日の朝刊)には厚労省発表で「全国、100歳以上の高齢者が初めて10万人超と」(うち女性が87%、最高年齢は114歳)。日本人の平均寿命は女性が87・33歳、男性が81.35歳(2025年度)だそうです。

 

 

「台風25号、土砂崩れ相次ぐ」「千葉インフラ復旧に時間」「鉄道・道路寸断、停電続く」(日経9月26日)、「台風25号の記録的な大雨から一週間」、「死者13人に」「停電なお4000世帯」(日経9月28日)。

 

熊本地震から2か月が過ぎて「高齢者施設900超、被害が残る」「人手不足、心身のケア行き渡らず」(日経9月29日)。

 

災害が多発していることが最大の原因だとは思いますが、災害からの復興に(従来よりも)時間がかかって来ている様に思えて不安になっています。

 

 

昔、「山谷ブルース」という歌がありました。岡林信康さんの曲。

・・・今日の仕事はつらかった あとは焼酎をあおるだけ・・・

 

三番か四番に、

・・・人は山谷を悪く言う だけど俺たちいなければ ビルも道路もできゃしねえ 誰か分かっちゃくれねえか・・・

 

というのがありました。高齢化、少子化のなかで外国人の労働者の増加がイロイロ言われてますが、何かしらこの歌詞を思い出します。

 

念のためググったら、「だけどおれ達いなくなりゃ・・・誰も分かっちゃくれねえか」でした。ずっと間違えて口ずさんでいました。ニュアンスかなり異なるような。トホホです。

歌っている方も泉谷しげるさんと誤解していました。いい加減なモノです(強面振りからすると泉谷さんがお似合いかと思いますが)。

 

 

NHK俳句です。9月第四週は高野ムツオさんの句会です。今回のメンバーは、俳人の佐怒賀正美さん、池田瑠那さん、日本語学者で芸人のサンキュータツオさん、シンガーソングライターのかわにしなつきさん。兼題は「枝豆」です。

 

得点の多い順です。

 

6点   枝豆や胡坐の中に胡坐掻き   高野ムツオ   (胡坐=あぐら、掻き=かき)

 

正美さん、タツオさん、かわにしさんが特選です。タツオさん「和室で、親子(孫)の団欒の景色が見える」と。胡坐の「胡」の字の右側が枝豆の形に見える、左側はトックリ(乃至はビール瓶)に見えてくると大変な盛り上がりでした。

 

4点   吾輩は枝豆捜索隊である   サンキュータツオ

正美さん、瑠那さん、高野さん、かわにしさん全てが並選。タツオさん「みんなの並選よりも誰か一人の特選が欲しい」と。

 

3点   枝豆をつまみ成行きのため口   佐怒賀正美

瑠那さんが特選、タツオさんが並選。お酒の席の景色、”つまみ”は不要(省略する方がよい)との意見がありました。なるほど、と思いました。

 

2点   枝豆やおもてかうらか天まかせ   かわにしなつき

高野さんが特選。かわにしさん、「枝豆の傍題は月見豆なので『運』まかせではなく『天』まかせにした」と。司会の柴田さんが感心していました。

 

0点   枝豆の産毛に溶くる藻塩かな   池田瑠那

完成度は一番高い、伝統俳句と励ましのコメント。瑠那さん「客観写生」をしましたと。

いつも以上に面白い、楽しい句と講評でした。

 

特選三句です。

一席   枝豆や君を千里に置いて酌む   (酌む=くむ)

二席   潮風はわだつみの息月見豆

三席   ふたたびの夫婦ふたりや月見豆

 

 

全くの駄句です。

   枝豆は秋の季語なりビール干す   孔瑠々

   枝豆や人口減少高齢化   孔瑠々

 

 

おまけです。久しぶりに料理の写真。

 

ゴーヤの佃煮、ナスと豚の味噌炒め煮、えびとキュウリの塩炒め。かなり気合を入れて作りました。陶芸作品に盛り合わせして大満足!(以下、同様)。

 

ナス、人参、玉ねぎと挽肉の味噌炒め煮をご飯に乗せて。「みそなす丼」。この器の使い方がやっとしっくりきました(自分で作っておきながら)。

 

レンコン、人参、キノコ、(豚肉も)の甘辛煮。イワシのから揚げ。すり鉢風の小鉢に盛り付けました。ビールが美味い!。

 

全く能天気な生活を楽しんでおります。

 

雨が続き、朝夕は肌寒くなってきました。明日から10月ですが、また暑さが懸念されるとか。被災地での生活、大変だと思います。特に高齢の方々はお天気が不安定なことが堪えることと。ご自愛下さいます様に。

 

 

 

 

陶芸三昧

 

愛知県瀬戸市、愛知県陶磁美術館です。

 

9月20日(日)、久しぶりにテリーさんに誘われて陶磁美術館の「学芸員と『茶室で楽しむやきもの講座』」に参加してきました。

 

9時過ぎに美術館に到着したのですが、まだ本館入口は開いておらず、玄関脇で待っておりました。すると、駐車場の方から制服姿の屈強な若者が走ってきました。制服は「xxx機動隊」と読めます。

 

 ”うわっ、何かあったのかしら”。

 

かなり血走った眼をしてボクの前を駆け足で通り過ぎて本館裏側に入っていきました。そして、すぐに戻ってきました。更にてんぱった顔になっています。

 

「この近くにトイレはないでしょうか?」

 

””そうだったか、謎は解けた。キミの焦る気持ちはよーく理解出来る””。

ワカイ真面目そうな機動隊員クンに ”今は緊急事態である。その大きな木の後ろの植え込みでヤルことを許す”と言ってあげようと思いましたが、この時はアタマが働いてくれました。

「本館の向こう側にある陶芸館の方の事務所は既にオープンしているはずだ。ダッシュ!せよ」。

脱兎のごとく駆け出していきました。

 

””無事を祈ろう””。

 

しばらくしてテリーさんが到着。事情を話したらこの場所に詳しいテリーさんは「その指示は大正解」と。

「この本館周辺には屋外のトイレが少ない。本館が閉館の時、困っている方が沢山いる。その点、陶芸館は事務所が早めにオープンしているから大丈夫(のはず)」と。

 

昨日(19日)から当地では愛知・名古屋アジア大会が始まっています。

開会式に出席された天皇・皇后両陛下がこの日はお隣の長久手市「ジプリパーク」をご訪問。機動隊員クンはこの警護のために来ていたのでしょう。無事に任務を果たせたことを祈りたいです。

 

 

   

今日の講座のお題は「戦国時代の焼き物」。

左の写真;学芸員さんの説明を聞きながら天目茶碗や茶壷、茶入の名品を鑑賞させて頂きました。講座のあとは敷地内にある茶室「陶翠庵」でゆっくりと歓談。

右の写真;現代の陶芸作家さんの作品でお茶を頂きます。ボクのは「九代目長江惣吉」さん作の茶碗です。親子二代で曜変天目の再現の研究をされている瀬戸の陶芸作家さんです。手にしっくりと収まってマコトに良い器でした。

 

九月中旬に入り、名古屋では陶芸三昧の毎日を過ごしています。この十日間で六日間は陶芸に勤しみました。楽陶館・研究コースの一回目の焼き上がり作品、守山陶芸クラブ窯出しの作品は末尾に写真を入れておきます。

 

 

その合間を縫って、神奈川に帰って飲み会を楽しんでいます。

14日(月)は、今や恒例の「センテナリアン会」。相変わらずボクが最年少、サイゼリアにての昼飲み会です。年長さんの皆さま、ホントに元気です。この日も「マグナムボトル」二本が空になりました。

11月には地元のコミセン祭りがあります。昨年に続き、水墨画を出展、陶芸作品の展示・販売をやらせてもらう予定になっています。楽しんで励みたいものです。

 

翌15日(火)は、神保町の勉強会(その後は飲み会)。この日は世田谷区の瀬田玉川神社の禰宜さんのお話。「日本の文化を守る」、「森を守る」活動をされています。神職としても「鎮守の森(杜)」、「神社=お祭り」を大切さにしていきたいと。

「鎮守の森」=日本人の原風景かと懐かしく思い出しました。このお話はまた別途記載したいと思っています。

 

 

NHK俳句です。9月第二週、選者は星野高士さん、レギュラーの松井玲奈さん、司会の柴田英嗣さんと俳句の勉強です。今回は、子規と漱石の交流、そして虚子のホトトギスでの「吾輩は猫である」の連載のお話。面白かったです。漱石の句の紹介がありました。

 

   此土手で追い剥がれしか初桜   夏目漱石

   挨拶や髷の中より出る霰   夏目漱石   (髷=まげ、霰=あられ)

 

子規は漱石の句に「斬新、奇想天外」、「滑稽」を見出した由。このお二人の交流はステキですねえ。

 

今週の兼題は「蜻蛉」。「トンボ」(三音)とも「トンボウ」(四音)とも。

星野さんの句です。

   赤とんぼ夕暮はまだ先のこと   星野高士

 

特選句で面白いと思った句です。

   とんぼうや風を探してゐて多忙

   集落の五軒が空き家赤蜻蛉

 

特選三句です。

一席   里山へ夕日を運ぶ赤蜻蛉

二席   とんぼうの何も決まってゐない貌

三席   彷徨へる大東京の赤とんぼ

 

 

続いて、第三週です。選者は小川軽舟さん、ゲストは俳優の小林聡美さん。聡美さんは2018年-2020年、NHK俳句の司会を務めた方。柴田さんの先輩になります。今週の兼題は「箸」。名句の紹介です。

   秋雨や夕餉の箸の手くらがり   永井荷風

   蛍とび疑いぶかき親の箸   飯島晴子

 

そして、

   死ぬときは箸置くように草の花   小川軽舟

 

小川さんの代表句です。この句は印象に残っている句なのですが、思い出そうとする時にいつも下五が出て来ません。

「草の花」。

「秋の野には名も知れぬ草までさまざまな花をつける。ひっそりとした美しさがある」(角川、歳時記より)。

この句は季語をあとで合わせる作り方をしたのでしょうか。謂われてみるとピッタリとハマっている様に思います。

 

「おいしいものを食べて『ごちそうさま』と箸を置くように人生を終えたい。私の願望の一句」と軽舟さんのコメントです(テキストより)。

 

小林聡美さんの句を軽舟さんが添削しました。

   円卓に箸の喜ぶ秋の菜   小林聡美

⇒  円卓に箸の喜ぶ秋の宵   軽舟さん添削

 

「菜」は言わずとも分かるであろうと。これはイイ添削だなあと感心しました。

 

特選三句です。

一席   卵溶く菜箸軽し休暇明

二席   蜩や箸置いて聞く子の話   (蜩=ひぐらし)

三席   盆明けて夕餉しづかや箸二膳

 

 

前回の兼題、「穴惑」の名句です。

   何歳までも夜の飲み会穴惑   ちやあ   (何歳までも=いつまでも)

 

駄句です。

   昼飲みのサイゼリアにて箸頼み   孔瑠々

 

 

陶芸作品の記録です(長くなりますがお付き合い頂ければ嬉しいです)。

楽陶館、研究コースBの一回目の焼き上がりです。9月17日(木)。植木鉢三つ、マグカップ二つです。

 

  

植木鉢;白粘土で作陶、その上に赤粘土ドべを刷毛で塗りました。鎬を入れて素焼きに。青呉須と鬼板でラインを描いて、釉薬は御深井。330g(内側には釉薬をかけていません)。

 

  

同じく植木鉢。上と同様に作陶。

左は黄瀬戸、383g。右は天目、一部、御深井の重ね掛け、398g。

 

  

マグカップ(かなり大きい)。両方とも内側には透明釉を。

左は天目釉、御深井釉(最上部は御深井、次が御深井と天目の重ね掛け、その次は天目、最下部は御深井と天目の重ね掛け)、303g。

右は青磁、天目、瑠璃(最上部は青磁、次は青磁と天目の重ね掛け、その次は天目、最下部は天目と瑠璃の重ね掛け)、420g(かなり重いです)。

 

 

守山の陶芸クラブで焼き上がった作品です。9月18日(金)。

平皿、四枚。タタラ作りで。

クラブに「古呉須」が備えてありました。初めてでしたが、自分で溶いて使ってみました。少し濃すぎた様に思います。施釉は黄瀬戸と織部、織部は柄杓で掛けました。全体を透明釉で。

重さが192g/200g/254g/273gと大変なバラつきがありました。ややショック。タタラは7mmに挽いたものを均一に伸ばしたつもりでしたが、これほどのバラつきが出るとは。まだまだですねえ。

 

 

現在、毎週木曜日、楽陶館研究コース(11月5日まで)、第一週から第三週までの金曜日は守山の陶芸クラブ、第二週以外の土曜日は名東区の陶芸クラブに通っています。

第一週と第三週は木、金、土の三日、連続して土と戯れております。

蓋物に挑戦中です。楽しいです。

 

 

かなり過ごし易くはなってきましたが、相変わらず、お天気が不安定です。健康管理には十分に注意したいと思います。皆さまも引き続きくれぐれもご自愛下さいませ。

 

 

 

「あほ桐」蓼科合宿

9月に入りました。今月から又10日間隔でアップしていこうと思います。引き続き、よろしくお付き合い下さいませ。

 

8月31日から9月2日にかけての二泊三日、「あほ桐」蓼科合宿に参加してきました。二週連続の信州三昧です。前回の記事で記載した通りですが、今年で四回目の合宿となります。長い付き合いの「あほ桐」ですが、今月で全員(一応)元気に後期高齢者二年目となりました。

 

今までの合宿ではとにかくあちこち見て回ろうと、現地に着くや否や間髪を入れずに飛び回っていましたが、四回目となるとゆっくり、のんびりと避暑を愉しもう!、という雰囲気になって来ています。

 

 

初日到着後、別荘でノンビリと歓談。オーナーさんがいつもキレイにしてくれているので掃除の必要もありません。ゆっくり夜のBBQの準備をしました。

BBQの点火、炭起こしも慣れてきました。食材の下準備も完了、ビール、ワインもベランダのテーブルに運びました。BBQ網の上にまずは(スーパーで買った)特上のお肉を乗せてから全員で乾杯!。

 

その瞬間に大雨となりました。

 

30分ほど前から小粒の雨が降っていたのですが、専門家の意見では ”この時期、夕方にはよく雨が降る。30分ほどで収まるであろう” との見通し。ベランダには雨よけのテントも準備してくれているので、テーブルを少し移動してテントの下でBBQを継続しました。

 

”もう止むだろう”と思っていたのですが、ドンドンと雨脚は強くなるばかりです。アメにもマケズ。元気な後期高齢者二年目の四人は豪雨にもマケズにBBQを楽しみました。美味しかったですが、雨に濡れて(少し)肌寒い程。バスタオルを羽織ったり、ゴミ捨て用の大きなビニール袋を頭に掛けたり。

 

”まだ雨は続きそうだ”、さすがに少し早めに切り上げて室内に移動しました。

 

はい、室内に入って落ち着いたところで、ウソのように雨足は弱くなり、少しするとほぼ止みました。まあ、よく有ることだとみんなで大笑いです。

 

 

二日目の夜は、たこ焼きとお好み焼きです。全員、大阪生まれ=粉モン文化の申し子です。ベランダでたこ焼き器、鉄板プレートをセットして、調理開始。慣れたものです。たこ焼きをひっくり返す程度に焼上がった辺りで、またまた、大粒の雨!。

 

全員、全く躊躇せずに室内に移動しました。臨機応変な対応が出来る年寄り四人組です。同じ間違いは二度続けない。自然には逆らわない。大事なことだと思います。

 

はい、室内に移動してボクがたこ焼きを二本の串で上手にひっくり返している時に、ウソのように雨は止みました。ここまで見事に自然に翻弄されるとは、チト情けなくなりましたが、負けてはならじと全員で笑い飛ばしました。

 

相場の格言に「まだはもうなり、もうはまだなり」というのがありますが、まさにそれを地でいったモノと呆れて感心しております。

 

 

今回の課外学習のメインは黒曜石鉱山展示室・体験ミュージアムの見学です。

 

旧石器時代の黒曜石器の遺跡、縄文時代の黒曜石鉱山の遺跡があります。ミュージアムから鉱山展示室までは片道30-40分ほどのトレッキングコースになっています。

 

信州長和町、鷹山(たかやま)にある黒曜石の原産地です。旧石器時代から山の地形を変えるほどの大規模な採掘がおこなわれ、日本の各処に広範囲に流通したそうです。その採掘跡が集中しているのが”星糞峠”。「星くそ峠」です。鉱山の展示室は「星くそ館」と名前が付けられています。

 

 

ミュージアムの展示です。大昔にこんな「道具」!を創り出したのですから、改めて感心させられます。トレッキングコースの地面にもキラキラと輝いている黒曜石の破片がたくさん目に付きました。持ち帰りはモチロン禁止されています。地面を掘り返すのもNGです。

 

  

 

「星くそ館」入口、館内には当時の採掘の様子が再現されています。

 

トレッキングの道中に話題になりましたが、「星くそ」というネイミングはいかがなものかと。せめて「星くず」とかにした方がよかったのでは、と。

 

後で気がついたのですが、頂いたミュージアムのパンフには、大きな文字で「黒曜石鉱山展示室 星くそ館」と書かれているのですが、その端に(かなり小さい文字で)「星くずの里 たかやま」と書かれておりました。やはり地元の方々も気にされているのかも知れません。

 

ちなみに黒曜石の漢字ですが、パンフレットには「黒耀石」と書かれています。こちらの方が旧石器、縄文を感じますねえ。

 

 

NHK俳句です。9月第一週、選者は堀田季何さん、レギュラーの庄司浩平さん、司会の柴田英嗣さんと俳句の勉強です。今回のテーマは「季語から読む、季語を合わせる」。

小川軽舟さんの句を例にとって、季語から発想する作り方、季語を(あとで)合わせる作り方の紹介がありました。

 

   泥に降る雪うつくしや泥になる   小川軽舟

   名山に正面ありぬ干蒲団   小川軽舟

 

面白い、分かり易い解説でありました。

 

今週の兼題は「蛇穴に入る・穴惑」。「穴惑(あなまどひ」は傍題ですが、「彼岸を過ぎてもまだ穴に入らず、徘徊している蛇を”穴惑”という」(角川・歳時記)そうです。

難しい季語だと思います(誤変換で「俳諧」が出てきて「蛇が俳諧する」のかと笑いました。面白い誤変換です)。

 

特選句の中で興味を惹かれた句です。

 

   穴惑アウシュビッツの逆さB

 

アウシュビッツの強制収容所の正門にある看板、「ARBEIT MACHT FREI」(=働けば自由になる)の「B」の文字が上下が逆になっているそうです。看板の制作を強いられた捕虜・囚人達がナチスへの(ささやかな)抵抗として意図的に逆さ文字にしたと伝えられている由。よく俳句に詠んだモノだと驚きました。これも「季語を合わせた」のでしょうね。

 

駄句です。

   ゴーヤー煮て「線状」なんて何のその  孔瑠々

 

 

8日(火)、名古屋でも記録的大雨で大混乱でした。

ボクは幸いに午後の早い時間に帰宅、隠れ家でノンビリしておりました。夕方、雨の音が凄い!、ベランダから外を見ると道路、歩道が川の様になっていました。隠れ家は近くの地下鉄の駅から、かなりの上り坂を徒歩15分ほどの高台にあるので冠水等々の心配はまず無いのですが、雨(水)の量に驚きました。

 

「線状降水帯」、つい最近まで聞いたことも無かった言葉(のハズですが)、いまや台風よりも怖い言葉になっている様に。「記録的豪雨」、今までの経験で対応するのは危険ということなんですねえ。

 

日本各地の被害に比べるとこの地域の大雨はまだマシであったと思いますが、油断しないで普段からも用心が必要だと痛感しました。

 

皆さまもくれぐれもご留意くださいませ。

 

 

 

夏季研修旅行

神保町の勉強会の夏季課外研修旅行に参加してきました。

 

カミさんのお姉さんが世話役(の一人)をやっている会です。8月25日から26日の一泊二日。一日目は信州松本城、松本開智学校、二日目は美ヶ原高原美術館、諏訪大社を見学、訪問してきました。

 

14名のグループです。カミさんのお姉さん、カミさんはモチロン、僕の兄も一緒に参加しました。兄と一緒に泊まりの旅行に行くのは随分と久しぶりのことです。

 

東京在の方が大半で皆さんは新宿から「特急あずさ」に乗車、僕とカミさんは八王子から合流しました。この会の皆さん、博識な方が多く、また、食べること飲むことが大好きな方々が大半です。僕よりも年長さんがホトンドですが、皆さん、大変にお元気。

 

 

お昼前に松本駅に到着、早速に幹事の方のお知り合いの信州そばの名店「三城(さんじろ、と読みます)」に入りました。小さなお店なので貸し切り状態、そばが打ち上がるまではゆっくりと信州の銘酒と野沢菜を楽しみました。お蕎麦が出てくるころにはもう気持ちの良い状態になっていました。

 

ゆっくり、のんびりとお昼を楽しんでから、松本城、松本開智学校を見学しました。両方ともに国宝です。

 

   

 

松本開智学校は文明開化期を代表する「擬洋風建築」の傑作として、近代の学校建築として初めて国宝に指定された由です。

 

この後、松本市美術館等々を見学する予定でしたが、お昼をゆっくり楽しみ過ぎて時間が無くなってしまいました。大半がお酒を頂いてほろ酔い気分なので、旅館に直行しました。

 

浅間温泉「菊乃湯」、明治24年に創業、伝統的な本棟造りの老舗旅館。此処ももう一人の幹事さんの馴染みのお宿です。

部屋は男性、女性それぞれ3-4人づつ一部屋に。僕は兄ともう一人の方と。イビキが心配でしたが、お二人とも「気にしないよ」と言ってくれました。ゆっくりと温泉に浸かりました。いやはや、アニキと一緒に温泉を楽しむとはいつのこと以来やら。たまには兄弟二人でノンビリするのも良いモノだと思いました。

 

旅館の食事処の掲示板に「草間彌生、松本市美術館、『魂のおきどころ展』開催中」のポスターが貼ってありました。草間さんは松本市出身の方でした。直島の南瓜(かぼちゃ)を思い出しました。これは立ち寄って見たかったなあ、と残念でした。

 

夕食もお酒を頂いたのでイビキを心配しましたが、翌朝、尋ねたところ、全く気にならなかった、静かだったと。安心しました(ホントにそうだったか、チト心配ですが)。

 

 

二日目は朝、ゆっくりと寛いでから、最初に美ヶ原高原美術館に向かいました。ちなみに松本駅以降はマイクロバスでの移動です。後部がサロンスペースになっている(懐かしい)バスで遠足気分で盛り上がり、話が途切れることは有りませんでした。ホントに皆さん、お元気です。

 

美ヶ原高原美術館は「あほ桐」でも来たことがあり、よく知っている処です。

 

kururupapa.hatenadiary.jp

 

「あほ桐」で美ヶ原高原美術館に行った時のブログです。2024年8月でした。懐かしいです。

 

さすがに皆さん、広大な野外の美術館を巡るのは遠慮されて、(多分)1/5程度だけを見学してバスに戻りました。午後は諏訪大社にお参り予定ですが、その前に「岡谷うなぎの天龍」でお昼です。

 

岡谷が「うなぎのまち」をアピールしていることを存じてはおりませんでした。

うなぎ料理専門店のパンフレットも準備されていました。岡谷のうなぎは「さばきは関東風で背開き」「焼は関西風で蒸さない」のが特徴だそうです(同、パンフより)。

こんな捌き方があるのかと思いましたが、とにかく、美味しかったです。

 

諏訪大社に。下社秋宮、上社本宮ではわざわざ権宮司さんに案内して頂き丁寧な説明をお聞きすることが出来ました。二人とも、幹事さんの大学の後輩です。幹事さんは僕よりの6歳の年長さんですが、学生時代は大学の体育会全体の代表をしていたので今でも後輩には絶大な力を持っている由。イイ大学です。

 

 

 

諏訪大社、上社本宮です。

 

この後は、茅野駅に。一行は新宿行きに乗車、ボクは翌日の予定があったので、ここで皆さんとお別れして、名古屋行きに乗車しました(塩尻駅で乗り換え)。

 

以前、「神保町の勉強会」のことを記載したブログです。

 

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NHK俳句です。8月第四週、高野ムツオさんの句会です。今回のメンバーは俳人の原雅子さん、関灯之介さん、お馴染み古坂大魔王さん、シンガーソングライターの関取花さん。今回の兼題は「今朝の秋」。

「今朝の秋」は「立秋」の傍題です。

「立秋」は「新暦8月7日ごろ、暦の上ではこの日から秋に入る。まだ暑さは厳しい頃だが秋の気配を感じる。それを感じさせる代表的なモノが風」(角川歳時記より)。

 

点数の多い順です。

6点   そしてまた生き延び今朝の秋に逢う   関灯之介

古坂さん、原さんが特選。関取さんが並選。古坂さん「まるで映画のエンディングシーンの様だ」と絶賛。

 

4点   青信号まだ青である今朝の秋   古坂大魔王

高野さんが特選。関さん、原さんが並選。古坂さん、大喜びでした。

 

2点   今朝の秋なにか忘れてゐるやうな   原雅子

古坂さん、関取さんが並選。

2点   水中の河馬の眼も今朝の秋   高野ムツオ   (眼=まなこ)

関さんが特選。

1点   風は君ただ会いたくて今朝の秋   関取花

高野さんが並選。

 

最高点の関さんはまだ大学四年生、司会の柴田さんは大のカバ好きだそうです。

特選三句です。

 

一席   爆撃の止まぬ地球に今朝の秋

二席   めざめよしそらよしかぜよし今朝の秋

三席   窓開けて空ごと吸うや今朝の秋

 

駄句です。

    

   猛暑日に耐えるなかにも今朝の秋   孔瑠々

 

 

研修旅行から帰った翌日に草間さんが亡くなったことが報道されていました。朝のNHKの国際ニュースでBBCが伝えていました。8月14日にご逝去、97歳。

初の個展(1952年、昭和27年)を開いたのが松本公民館。精神科医の先生がその作品に感銘を受けて各処に紹介されたのがブレイクするキッカケであったそうです。改めてご冥福をお祈りします。

返す返すも、松本市美術館で見ることが出来なかったのが残念です。

 

 

明日(8/31、もう今日かな)からはあほ桐の蓼科合宿、二週続いての信州です。

埋め込んだブログを読み返すとこの時(2024年)が二回目ですから、今回で四回目になります。全員元気で毎年続けたものです。

 

お天気が相変わらず大変に不安定です。長男が先週末から岐阜県のひるがの高原に行っていたのですが大雨で大変だったそうです。無事に帰れたそうで安心しました。

 

皆さまも引き続きくれぐれもご自愛下さいませ。

 

追;次月からはまた10日ベースに掲載するつもりでおります。宜しくお願いします。

 

 

「大人の友情」

「酷暑に読書」の続きです。隠れ家の本棚で河合隼雄さんの「大人の友情」が目に留まりました。昔(と言っても数年前に)読んだ本の内容を覚えていないことが多くなっています。

ただ、 ”アッこの本(この筆者)オモロかった” と言う記憶だけは残っています。その記憶を頼りに最近、読み返しすることが多くなっています。幸いにハズレはまずありません。前回のブログのタイトルが「大人の絵本」でしたから、「大人」繋がりも面白いと思い読み返しました。

 

「大人の友情」、河合隼雄さん著、朝日文庫、2008年2月第一刷、2013年7月第四冊。

 

初出は2005年2月、朝日新聞社刊行。河合さんは1928年のお生まれで2007年7月に他界されていますから、初出はまだご存命の時であったことになります。

 

目次を辿るだけでもこの本の内容を窺がえるかと思いますので、主な項目を羅列します。

 

・友だちが欲しい/・友情を支えるもの/・友人の出世を喜べるか/・「つきあい」は難しい/・ポンユー/・裏切り/・友情と贈りもの/・境界を超える友情

 

読んでいる途中で、記憶が微かに甦り、このブログでも河合さんのことを記載したことを思い出しました。無事に探すことが出来ました。

 

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河合隼雄、白洲正子、小林秀雄、ちょっと離れて、内田樹等々にハマっている時でした。懐かしさと共に、当時(2018年9月)、「7月豪雨」「かつて経験の無い暑さ」から「台風により関西空港の全面閉鎖」、更に、「震度7の北海道地震」があったことを思い出しました。

 

楽しい思い出も見つけました。この時のブログのアイキャッチ画像は「青山やぶ蕎麦」ですが、この時のメンバーとは今も年に一二回懇親を続けています。そして、本年の11月には名古屋に一泊二日で遊びに来てくれます。僕が幹事です。名古屋メシ、「豊臣兄弟」等の名古屋の歴史観光をテーマにしようと思っていますが、まだ全く何も準備しておりません。そろそろ具体的に企画構成し始めなければと思います。

 

 

「大人の友情」の最終章「境界を超える友情」に「戦場のメリークリスマス」のことが記載されています。以前、読んだ時にもチャンと鉛筆で線を引いていましたが、読み直して改めて驚いてしまいました。

 

以下、抜粋・(ストーリーの)要約です。

 

・・・・・

著名作家のロレンス・ヴァン・デル・ポストは第二次大戦のときにジャワで日本軍の捕虜になる。君臨する日本軍の鬼軍曹が虐待の限りを尽くしている。そのなかでロレンスは軍曹に友情を感じるようになる。鬼軍曹ハラもロレンスに親しみを感じはじめる。

しかし、そのためにハラはロレンスに特別に酷くあたってくる。これが友情の表現なのだ。

 

「ろーれんす、めりい・くりーすますぅ!」

 

ロレンスは死刑になるところをハラによって救われた。

終戦で立場は逆転、ハラは戦犯となり死刑を宣告。ロレンスは助命に奔走するが無駄であった。

 

この体験をもとにヴァン・デル・ポストは「影の獄にて」という小説を書き、それが後に「戦場のメリークリスマス」として映画化されたので、それを観た人も多いことであろう。

・・・・・

 

河合隼雄さんの解釈は「両者はそれぞれ相手の世界に半歩踏み込み、それによって深い友情を結ぶことになった」「東洋と西洋という境界を超えての友情がそこに成立する」と。

 

「影の獄にて」は邦訳されている由です。思索社、由良君美・富山太佳夫訳。もう一度、映画を観たくなりました。この本も探してみようかと。

 

今年、心音先生に教わっているピアノ曲が「Mery Chrisumas Mr.Lawrence」なのですが、僕には大変に難しい曲です。苦戦している真っ最中ですが、気合を入れ直して頑張ってみようと。いいタイミングで「男の友情」に出会えたものだと思いました。 

 

 

NHK俳句です。8月第三週、選者は小川軽舟さん、ゲストは写真家の浅田政志さん。今週の兼題は「父」。名句の紹介です。

   もの言はず墓参の父にライター貸す   大塚凱

   ぶらんこを押してぼんやり父である   高柳克弘

   母のもの捨つる終活父の汗   小川軽舟

 

テキストに載っていた”いいな”と思った句です。

   秋風やカレーにソースかけて父   小澤實

   子にみやげなき秋の夜の肩ぐるま   能村登四郎

 

特選句で面白いと思った句です。

   湯上りの父を待ちおり冷奴

   健脚の父の徘徊夏あざみ

 

特選三句です。

一席   虹消えて父の大きな手が肩に

二席   新盆の父の机を拭きにけり

三席   杖の父戸口に待てる帰省かな

 

駄句です。

   白和えのレシピ集めて夏休み   孔瑠々

   孫去りてホッと一息手が寂し   孔瑠々

 

 

名東陶芸クラブの作品が焼き上がりました。

 

 

左;マグカップ、ちとバランスが良くないですが面白く焼き上がりました。285g。内側は透明釉、外側に黄瀬戸を掛けました。

中;納豆鉢、釉薬は同様に掛けましたが随分と斑になってしまいました。面白い色合いです。222g。

右;ぐい吞み、内側に透明、外側に白萩釉を掛けました。初めての釉薬。なかなか味のある釉です。101g。

 

有難いことに焼成の頻度が多くなってきてます。頑張って作陶しようと思います。

 

「大人の絵本」も楽しんでいます。

 

きゅうりを炒めたのは初めて(多分)、ずっとそのまま”生”で頂いていました。美味しかった。

 

アボガド料理です。

 

これは、先日、居酒屋ヒデさんが隠れ家でやってくれたのをマネしてやってみました(買った来たのを温めただけですが)。美味しかった。

 

 

今日は、楽陶館の研究Bコースの初日でした。明日は守山の陶芸クラブ、明後日は名東の陶芸クラブ、三日連続で陶芸三昧となります。体力がついて行けるか、はたまた、そのうちどこで何を作陶しているのか分からなくなってしまうのではと。

 

流石に暑さには少し慣れて来ていると思いますが、油断せずに、無理しないで楽しみたいと思います。

 

皆さまも引き続きくれぐれもご自愛下さいます様に。

 

 

 

大人の絵本

 

NHKの「きょうの料理」は僕の料理の先生(の一人)です。もう20年ほど前になりますが、2007年4月から一年強ほどは毎号を欠かさずに買っていました。それ以降も本屋さんで立読みして面白そう(美味しそう)な料理を見つけるとツイツイと買っていました(います)。ほぼ20年間読み続けていることになります(TVも見ています、タマにですが)。

 

 

NHKきょうの料理、2007年4月号を紹介したブログです。2016年のブログですねー。懐かしいです。

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そして、ナント、「きょうの料理」は今でもチャンと使っています。古いバックナンバーを取り出してレシピを見ながら料理しています(これもタマにですが)。使いやすいように月別に纏めて置いてあります(年代順では無く)。20年間で一つの月あたり8冊から10冊ほどのバックナンバーが揃っています。月が替わるとその10冊ほどの「きょうの料理」をザアっと見て美味しそうなレシピを探して料理に挑戦する(時があります)。

 

難しい本を読む気力・体力が無い時でも、料理の本を(読むのでは無くて)見ることは出来ます。昔、仲間の誰かが「料理の本は大人の絵本」と言っていたことを覚えていますが、まさに名言!だと思います。

 

しかしながら、多分100-150冊以上の雑誌が溜まってきており、さすがに本棚が手狭になってきました(これ以外にも料理本がたくさん置いてあることもあって)。廃棄するのは忍び難い!、どうすれば良いモノか?。結構、真面目に悩みました。

 

そこで思いついたのがファイル化。「きょうの料理」は一冊=約160頁から200頁ありますが、僕が興味ありそうなレシピは各号でせいぜい20頁から40頁程度。百均で売っているA4サイズのクリヤーファイルは40ポケットありますから、上手く整理すれば2-3冊分を一つのファイルに纏めることが出来る(であろう)。

 

幸いなことに時間は十分にある生活ですから、TVを見ながら、お酒を呑みながら、音楽を聴きながら「大人の絵本」を整理整頓することにしました。

 

 

いざ作業を開始すると”残しておきたい”と思ってしまうレシピが結構多くて(捨てるのが下手です)ファイルの数は当初の想定よりも随分と増えてしまいました。それでもスペース的には随分とスッキリしました。何よりも、見やすい、使いやすい。

 

最近は惰性で同じモノばかり作るようになっていたと反省していますが、改めて、初心に戻ってイロイロな料理を作ってみようと思っています。

 

それにしても、料理本の編集の方は、毎年同じ月が巡ってくる度にどういう内容にしたら読者の手に取ってもらえるか、見てもらえるか、これは大変な苦労だなあとしみじみと思いました。今、4月号から8月号までの整理が終わりましたが、お陰様で、夏野菜=ナス、ゴーヤ等々のレシピは十数種類ファイルすることが出来ました。

 

早速にファイル化の効果です。

 

  

ごちゃ混ぜチャーハン。

久しぶりに納豆を加えました。店屋物の総菜の残り(鶏のから揚げ、キンピラゴボウ)に人参、ピーマンを加えて。8月3日。

 

   

ゴーヤチャンプルー。

みそ味仕立て。夏野菜はお味噌に合うようです。8月4日。

 

 

NHK俳句です。第二週の選者は星野高士さん、この週のレギュラーは俳優・作家の松井玲奈さん。今回は虚子のお弟子さん=俳句の4Sと呼ばれる高野素十、水原秋櫻子、山口誓子、阿波野青畝の紹介。それぞれの代表句です。

   方丈の大庇より春の蝶   高野素十   (庇=ひさし)

   滝落ちて群青世界とどろけり   水原秋櫻子

   かりかりと蟷螂蜂の貌を食む   山口誓子

   さみだれのあまだればかり浮御堂   阿波野青畝

 

大正から昭和にかけての時期に4Sはホトトギスで活躍して、その後、秋櫻子と誓子はホトトギスを離れて新興俳句運動の中心人物になっていったとのことです。虚子の偉大さは自分の唱えた客観写生に忠実な弟子も、そうでない弟子も両方を立派に育成した!と星野さんの解説でありました(星野高士さんは虚子のひ孫になります)。

 

今週の兼題は「曼珠沙華」、特選句で面白いと思った句です。

   雨粒を絡めとりたる曼珠沙華

 

特選三句です。

一席   さよならを云えずに曼珠沙華の道

二席   曼珠沙華虚空につかむもの探し

三席   その色に雨は染まらず曼珠沙華

 

駄句です。

    熱波浴び道路も歪む眩暈かな   孔瑠々

 

 

今年も相模原から長女一家がお泊りに来てくれました。アラタくん、あゆむクンも益々パワーアップ。(名古屋在の)長男一家の方は小雪チャン、つかさクンがお嫁さんの実家に里帰り中なので、一人残っている長男も加わって隠れ家で食事会が出来ました。

星が丘三越のデパ地下の総菜をメインにしましたが、ボクも二品ほど料理して皆に食べてもらいました。居酒屋ヒデさんも”美味しいです”と言ってくれました。ホッと一安心です。

 

 

左;ゴーヤチャンプルー。右;茄子の味噌炒め煮。

 

ヒデさんは翌日からお父さんのお手伝いに阿南の実家に向かいました。動物園、水族館等々も検討しましたが、暑さを避けるのを最優先しようということになり、三越デパートの催事コーナー、科学館、電気館に遊びに行くことにしました。昨年と同じパターンかと心配しましたが、昨年は妖怪展、魔法の美術館に足を運んでいました。

 

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前回、科学館、電気館に行った時のブログです。2023年の夏でした。

 

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アラタくんが三越デパートの催し物会場・ワークショップで作った「かき氷」です。

 

  係の方から「丁寧に作られてます、タッチがイイですねえ」と褒められていました。隠れ家に四泊してヒデさんの実家に出発する時、「阿南のじーじに見せる」と大切に袋にしまっていました。ヒデさんは行ったり来たり隠れ家と実家を二往復です。お疲れ様です。

 

 

守山陶芸クラブ、二回目の作品が焼き上がりました。

 

  

 

左;スープカップ(302g)。右;納豆鉢(250g)。

二つとも内側には透明釉を掛けました。スープカップは外側に織部をかけて、下部に青磁を二重掛け。鎬模様を入れたところが面白い色合いになりました。納豆鉢は御深井を掛けました。釉薬の色合いが陶芸クラブ、教室により微妙に異なるのが理解出来てきました。スープカップは形が歪んでしまいました。

 

  

 

ぐい吞み、二種(85g、67g)。小鉢(176g)。内側には透明釉(青磁)を掛けて外側には黄瀬戸を掛けました。

 

   

 

ぐい吞み二種((103g、153g)。小鉢の高台が珍しく上手く出来たので裏返して撮影しました。ぐい吞みは瑠璃を掛けました。

 

来週からはいよいよ楽陶館の研究コースが再開されます。多い時は週に三回、陶芸三昧です。そろそろ数を多く作るよりも内容の良い作品を作ってみたいなあ、と思うようになってきております。

 

相変わらずお天気が極めて不安定です。くれぐれもご自愛下さいませ。

 

 

 

 

 

 

酷暑に読書

語呂合わせになってしまいますが読書の話です。

 

毎日暑い日が続いています。TVの天気予報で注意を呼び掛けてくれるお陰で罪悪感もなくなり、隠れ家に一人いる時には遠慮しないでエアコンを付けて生活しています。エアコン無しの生活は考えられません(熊本で避難生活をされている方々には申し訳ない気分になります)。

 

ずっと閉じ籠っているのは余り好きでは無いので、暑い最中(出来るだけ暑さのピークは避けて)にも外出します(適度なウオーキング、買い出しも必要なので)。

その時に、気持ちと時間の余裕があれば、①図書館に立ち寄る、②喫茶店に立ち寄ります。どちらも冷房がよく効いているのでゆっくりと時間を過ごすことが出来ます。①の時には現地で本を物色すると同時に、読みかけの本を持参して、その本を読むことが多くなっています。

いつも利用している千種区図書館は閲覧コーナーとは別に自習コーナーも整備されていて、中・高校生の諸君が夏休みの宿題をしています。そのスペースに、おじさん(おじいさん)が居座って本を読んでいます。座席の余裕はあるので迷惑をかけていることにはならないでしょう(たぶん)。

 

 

最近、読んだ本です。

内田樹さん著、「沈む日本とカオス化する世界」。SB新書、2026年3月、第三刷。

いろんな雑誌、ブログに寄稿しているものを纏めたモノ。「バーナード・ショー方式の出版」とご本人が言ってます。あまり好きにはなれませんが、買って読む人がいる(僕のこと)のですから「出版の経済学」の観点からはこのやり方も正解なのでしょう。

 

日本の教育について、「自由」について、自由と平等について、「市民的自由」と「社会的統制」について等々、内田節がドクドクと溢れてました。ご健在で何よりです。

内田さん、合気道の達人ですが、「修業」についての件は面白いです(ほかの本でも同じようなことが書かれてあったと思いますが)。

「学び始める前は、そのようなものが存在することさえ知らなかった学知、技能を人は習得できる」

「『修業』という言葉は西洋の言葉には無い」

「負ければ負けに居着き、勝てば勝ちに居着く。居着きこそ修業の禁忌(そこで成長が止まる)」

 

一方で、

「『やまとことば』に『自由』に相当する言葉は無い」

「『自由』は(日本の)土着の概念ではない」

との指摘も。

 

 

本の略歴に「私家版・ユダヤ文化論」で小林秀雄賞を受賞と紹介されていたので、思い出して本棚を探しました。チャンと見つけることが出来ました。何時ものことながら、読んだ記憶は(微かに)あるのですが全く覚えていません。最近、ユダヤ人・イスラエル関連の本には興味があるので再読しました。

 

「私家版・ユダヤ文化論」、文藝春秋、2006年7月、第一刷。神戸女学院での講義ノートを基に纏めたモノでした。これも「バーナード・ショー方式」の一つなのでしょう。

 

「ユダヤ人とは」、

「日本人とユダヤ人=日猶同祖論」、

「反ユダヤ主義」、

「フランス革命と陰謀史観」、

「受難、不条理、聖史的召命⇒ユダヤ的知性」等々、今から20年ほど前の本ですが、内田さん、キレキレでした。

 

あとがきには「恩師、エマニュエル・レヴィナス老師先生がこれを読んだら何とコメントしてくれるかなあ」と書いてありました。樹さん(僕と同じ齢ですが)まだまだ若かったんですねえ。

益々のご活躍を祈り、エールを送りたいと思います。、

 

 

日経新聞、日曜版の記事です。7月26日、「変わる図書館、新たな居場所へ」。

岐阜市立中央図書館のエントランス。緩やかにうねる天井は「金華山」の山並みをイメージしているという

 

「大和市文化創造拠点シリウス」では1階の入り口近くにも本棚を配置。気軽に本を手に取れる(神奈川県大和市)

 

岐阜の図書館は以前、訪問したことがあります(このブログでも紹介しました)、大和のシリウスは地元ですから良く利用させて頂いています。日経記事によると、岐阜市の「みんなの森、ぎふメデイアコスモス」と大和市の「文化創造拠点シリウス」は「図書館の連携・協力に関する同盟」関係にあるそうです。知りませんでした。

「同盟」はチト大袈裟かと思いますが、楽しいですね。

 

僕は日経の回し者ではありませんが、この新聞の土曜版、日曜版は確かに面白いです(タマに、ですが)。

 

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「岐阜のコスモス」のブログ記事を探すことが出来ました。昨年の3月のことでした。

 

ボクが一番よく利用している図書館は隠れ家の近くにある「千種区図書館」です。残念乍ら、日経に紹介されることは無さそうですが、僕は大好きな場所です。大変にお世話になっております。やはり近所にある施設は有難いです。

 

 

NHK俳句です。7月の第四週、高野ムツオさんの句会です。今回のメンバーは、俳人の加藤右馬さん、片山由美子さん、ご存知、古坂大魔王さん、かわにしなつきさん。

兼題は「七夕」。秋の季語です。得点の多い順です。

 

5点   七夕や隣の部屋の鍵の音   加藤右馬

古坂さん、片山さんが特選。なかにしさんが並選。皆さん「上手い(巧い)句」と。

 

5点   七夕竹風の中より伐ってくる   片山由美子   (伐って=きって)

かわにしさんが特選、古坂さん、加藤さん、高野さんが並選。「七夕竹」は「七夕」の傍題、これも秋の季語。

 

3点   七夕や蝙蝠傘が立っている   高野ムツオ

加藤さんが特選、片山さんが並選。この句、面白いと思いました。

 

2点   七夕や願い彩れば叶ふかも   かわにしなつき   (彩れば=いろどれば)

高野さんが特選。「願い」は「願ひ」と記載すべき(乃至は「叶ふ」を「叶う」)と注意(アドバイス)がありました。

 

0点   風のたび靴を揃へる七夕夜   古坂大魔王

古坂さん、反省しきり。「『七夕よ』のつもりが『七夕夜』の誤変換が出て面白いと思って記載してしまった」と弁解も。高野さんが慰めていました。

 

特選三句です。

一席   始まらぬ恋こそ楽し星祭

二席   七夕や妻はいつもの寝息立て

三席   撤去待つ公衆電話星祭

 

 

8月第一週、選者は堀田季何さん。レギュラーの庄司浩平さん、司会の柴田英嗣さんと一緒に俳句の勉強です。

今回のテーマは「歳時記では季節外れの事物が眼前にある時どうするか」、「ある地域でしか使われていない季節性の言葉を季語として使ってよいか」。

堀田さんの答は「その時、その土地で縁のあった事物、実感できた季節性の言葉、季語は積極的につかうべし」。

 

   日を享けて初常念となりにけり   小澤實   (享けて=うけて)

長野の常念岳を詠んだ句、元旦に望み見る常念岳を「初常念」というそうです。小澤さんは長野生れの由。地域の人、自然に挨拶するための季語を「地貌(ちぼう)季語」というそうです。

季語の季節感、旧暦・新暦の受け止め方、難しいです。

今週の兼題は「墓参」。初秋の季語です。特選句で面白いと思った句です。

 

   墓参り教え子二人キーツ読む   (キーツは英国の詩人)

   墓洗うかゆいところはないですか

 

 

熊本市在住の仲間(大学で同じゼミ)からのメールを紹介します。ゼミ仲間でお見舞いのメール交信をしていたら、注意すべき点を連絡してきてくれました。大変な時に頭が下がります。彼のメールの骨子です。ご参考までに。

・・・・・・・

〇 非常用袋の準備、再確認の必要

かく言う私自身、中身を点検したら期限切れの食品、水、多々ありました。

 

〇 各所に緊急用備蓄倉庫(含む発動機等の機器)設置の必要

当市では10年前の教訓から各地区に小さな備蓄倉庫が設置されています。皆さんのお住まい地区で未設置であれば、空き地・空き家の有効利用も兼ねて設置を行政に働きかけたらと思います。

 

〇 道路大渋滞対策の必要

帰宅は車では無かったので、街中を冷静に見てきましたが、主な道路は大渋滞。その為に公共交通(バス)も運休多発。緊急車両すら通行できない状態。火災延焼等の2次災害が広がる可能性大。

自由とか人権侵害と騒ぐ人もいるが、自家用車の一時規制・統制が必要と感じた。祭りや市民マラソンでは、一時規制してるので出来るはず。お住まいの地域でも提言されたらと思います。

 

・・・・・

地震発生時、「あッ、また熊本」と思いました。自分自身、「震度7」に鈍感になっていたように感じます。その後のTV報道を見て被害の酷さを改めて認識しました。支援の輪は急速に広がり始めているように。出来ることを何がしかはやっていきたいと思います。

 

7月は一回飛ばしましたので、8月は早めに記載しました。災害が無くてもこの暑さを乗り切るのは大変かと。皆さまもくれぐれもご自愛くださいませ。