クルルのおじさん 料理を楽しむ

秋の気配?

9月3日(火曜日)、北川民次展に行ってきました。名古屋、伏見にある名古屋市美術館で開催(9月8日まで)。入場券を持っていたのですがイカンセン暑すぎるのでついつい先送りになっていました。

(陶芸の大先輩、「ちくさこども食堂」の)テリーさんが8月下旬に「観てきました!、お薦めです!」と教えてくれたので気合を入れ直して行ってきました。

大きな作品の展示もありました。戦後を瀬戸で過ごされたというのは全く存じておりませんでした。「生誕130年記念」「メキシコから日本へ」のタイトルの通り、1894年のお生まれ。20歳でアメリカに渡り31歳の時にメキシコに約15年滞在された由。1936年に帰国して、戦後は瀬戸を拠点に活動されていたそうです。

 

  

左;「トラムパム霊園のお祭り」、パンフに使用されている作品です。右;「バッタと自画像」(この二つの写真は「美術手帖」のウエブ紹介記事からの転載です)。

 

テリーさんが撮影して送ってくれた「バッタ」。「民次さんは自分はバッタと思っていたようです(笑い)」とコメントが書いてありました。”撮影が上手だなあ”と感心しました。ちなみにこの「民次展」では写真の撮影は許されています。

改めて解説を読むと「バッタは”民衆”のメタファー」とか。なんか分かりそうな気がしました。

 

翌日、「あほ桐」の仲間に民次展の話をしたら(ラインで)、仲間の一人から「(僕と同じくチケットを持っていながら)暑いのでまだ行けていなかった!、観に行ってきます!」と返信がありました。ラインの威力ですねえ。

 

 

NHK俳句です。9月第一週、選者は堀田季何さん。今週のテーマは「適材適所」。三段切れ(三句切れ)、「山本山」(中七が上五と繋がっているのか下五と繋がっているのか解りづらい句のこと)を解消するための「言葉の置き方」=言葉の「適材適所」の勉強でした。

小川軽舟さんの句を筆者がわざわざ改悪して「適材適所」を説明していました。久しぶりに軽舟さん(僕はフアンです)の句に接して楽しかったです。

   春待つや色麩ふたつのおかめそば   小川軽舟

   泥に降る雪うつくしや泥になる   小川軽舟

   大阪にアジアの雨や南瓜煮る   小川軽舟 

南瓜=カボチャと言う発音は「カンボジア」から来ているそうです(テキストの解説から)。

 

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軽舟さんの「俳句と暮らす」のことを書いたブログです。2017年のことでした。懐かしいなあ。

 

今週の兼題は「桃」、特選六句から面白いと思った句です。

   鍬胼胝はわれの勲章桃すする   (鍬=くわ、胼胝=たこ)

   台無しに剥いて私の桃となり

 

 

 

9月5日(木曜日)には栄の愛知芸術文化センターで開催されていた「陶 豊らく作品展」に行ってきました。この作品展には別な会で親しくなった先輩お二人が作品を出展されていて、案内のハガキを頂いたもの。昨年に続き、二回目です。昨年と同様に、午前中に楽陶館での陶芸・研究コースを楽しんで(苦しんで、かな)から仲間(陶芸四人組)と一緒に覗きにいきました。

四人ともそれなりに目が肥えてきているのでしょう。良いなあと思う作品の前で”これは素晴らしい!、どうやって作陶・施釉しているのやら?”と褒めながら鑑賞していたら、受付当番の方(女性)がワザワザ足を運んでくれて解説をしてくれました。その作品の作者さま。

何度も作品展で”賞”を取られている方の由で、解説を聞かせて頂いても(僕は)半分ほどしか理解出来ませんでした。やはり奥は深い。

 

9月になっても暑さは変わらず。名古屋では「猛暑日」も続いているようです。それでも、民次展に足を運んだり、陶芸の作品展を観たりするようになったのは、少しは”秋の気配”を感じ初めているのですかねえ。そう言えば、夕方の陽の影は少しは長くなってきているように思います。

 

 

おまけです。

神奈川の自宅の町内会の集まり「男の料理教室」です。

 

今日の献立は、「鰻のひつまぶし」「ごぼうの卵とじ」「大根の昆布和え」。それにお吸い物と使った昆布の佃煮風(左上)も。9月8日(日)、料理と撮影。

女性の先生お二人を含めて12名の参加者でした。高齢の方が多くいらっしゃるので体調如何で欠席の方が少し増えてきているように思います。いつも楽しいおしゃべりをしてビール、日本酒を楽しまれている先輩もこの日はお休みでした。一緒に日本酒を飲む方がいなかったのでこの日は僕もビールだけで我慢しました。寂しい。

やはり暑さはこたえます。早く「秋」を感じたいものですね。

 

 

台風10号

台風10号で大騒ぎでした(です)。発生からの動きが大変に遅い、かつ、近づいてくるにつれて勢力がだんだんと強くなっている。

夏休み終盤の予定を寸断されて困っている方々の様子が連日、報道されています。

 

台風10号近畿へ、東海で線状降水帯恐れ 土砂災害に警

日経新聞ニュース(8月31日12:39更新)から転載。以下も日経記事からの抜粋引用です。

台風10号は31日に四国を通過し近畿へ接近した。太平洋高気圧の影響で9月1日午前にかけて東海で局地的な豪雨をもたらす「線状降水帯」が発生する恐れがある。気象庁は土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼びかけている。』

『31日朝までの48時間雨量は神奈川県海老名市で375ミリ、静岡県熱海市で505ミリを超え、観測史上最多を更新した。』

『9月1日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で東海300ミリ、近畿200ミリ、関東甲信150ミリ。2日午前6時までの24時間で東海400ミリ、近畿と関東甲信で200ミリ。』

総務省消防庁によると、31日午前までに4県で6人の死亡が確認された。負傷者は宮崎、鹿児島、福岡など14県で124人に上った。大雨や強風により、全国で955棟の住宅で、浸水や一部破損などの被害が出たという。』

交通機関への影響が続いている。東海道新幹線は三島―名古屋間で、31日に続いて9月1日も終日運転を取りやめる。31日午前は東京―三島間も運休し、名古屋―新大阪間にも運転見合わせが一時拡大した。山陽新幹線は本数を減らして運行した。』

 

これ以前、8月の上旬(8月8日)には日向灘地震に伴い「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されて大騒ぎでした。台風7号への警戒も加わってかスーパーの棚から飲料水、そして、お米が見当たらなくなってしまった?!。一方では、日本国中で連日、猛暑日(最高気温が35℃以上)が続きました。福岡県太宰府では連続して猛暑日が40日続いたそうです。これは国内での連続猛暑日の最長記録。そして、この記録は台風10号の接近で途切れたとか。

巨大地震の懸念、猛暑日熱中症の被害が叫ばれていたと思ったら、台風と大雨による被害。毎年「異常気象」が問題にされていますが、もはや「異常」ではない、頻繁に発生する「命の危険な気象災害・天変地異」に向き合って生活していく必要がある状況になってしまってるのですかね。

地球温暖化の問題」(とそれに対する対応・対策)はなかなか持続する政治課題になっていない様に思いますが、日常生活にこれ程の影響を感じる処となってる訳ですから、大切な政治テーマの一つですよねえ。自民党の総裁選、立民党の代表選の論戦のなかで気の利いた対応指針を掲げる主義主張が出てこないものですかねえ。秘かに楽しみに覗いてみたいと思ってます。

 

 

NHK俳句です。第四週は高野ムツオさん主催の句会です。今回のメンバーは俳人の榮猿丸さん、岡田由季さん、ゲストのサンキュータツオさん、レギュラーの中西アルノさん。今回の兼題は「秋風」です。得点の高い順です。

 

7点   秋風や指輪は指を長く見せ   岡田由季

タツオさん、榮さん、高野さんが特選、アルノさんが並選。

4点   秋の風モンブランがあった部屋   サンキュータツオ

アルノさんが特選、榮さん、岡田さんが並選。「ケーキ」なのか「万年筆」なのか「アルプスの山」なのか受け止め方が面白い。タツオさんは「ケーキ」として詠んだ由。

3点   ひとひらの羽・葉・レシートあきのかぜ   榮猿丸

岡田さんが特選、高野さんが並選。「レシート」が効いているとの評。

1点   秋風と大ハンバーグと不登校   中西アルノ

タツオさんが並選。

0点   秋風をお供に連れてお嬢さん   高野ムツオ

ムツオさん「名句は無得点(のモノが多い)」とか嘯いていましたが、ありありと悔しそうでした(それが面白い)。

 

特選三句です。

一席   秋風や母の御詠歌甦る

二席   秋風や部室に残る予定表

三席   船積みの原木の香や秋の風

 

 

天変地異もなんのその。例の「あほ桐会」のメンバーで蓼科に避暑に行きました。昨年に続き二年連続です。8月22日からの二泊三日。昨年は、7月のことでありました。7月24日から二泊三日。

 

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訪問したタイミングが違う(今年は台風が発生している時期になっている)からか、到着した時の「爽やか感」が昨年とは違いました。涼しいことには間違いない、名古屋に比べれば「天国」であることに変わりは無いのですが、昨年感じたスッキリ、キリッとしたあの感じが残念ながら今年は感じられませんでした。昨年、初めての感動が強く印象に残っているからかも知れません。

 

幹事さんが今回もイロイロとアイデアを出してくれました。メインイベントの一つが「蕎麦打ち体験教室」。本場信州、蓼科で蕎麦打ち名人と言われている先生から直接のご指導を頂き、初めての経験でした。

 

 自分で打った蕎麦は旨い!。一人当たり1.5人分打ちました。写真は四人分です。完食でした。8月23日、撮影。

 

   

その後、標高2000mにある美ヶ原(うつくしがはら)高原美術館に。長野県のほぼ中央、八ヶ岳中信高原国定公園にあって北アルプスはじめ360度の眺望を楽しめます。

この美術館は箱根の彫刻の森美術館の姉妹館として1981年に開館したそうです。右の写真のように屋外に300点以上の現代彫刻が常設で展示されています(ガイド案内から抜粋)。

ちなみに右の写真は彫刻の左方向に尖った先にトンボが止まっていたので面白いと思って撮したのですが、拡大して辛うじて気配が見える程度にしか写っていませんでした。8月23日、撮影。

 

駄句です。

   秋風や美ヶ原に出会いけり   孔瑠々

 

 

最終日はのんびりとお土産、買い物をして帰路に着こうと予定していたのですが、全員行ったことがなかった「放浪美術館;山下清の世界」に行くことになりました(失礼ながら時間潰し的な気分もコレありで)。

ここが大ヒットでした。一見、場末の見世物小屋の雰囲気ですが(またまた失礼)、ここには「山下清が放浪中にお世話になった方々にお礼に残した作品」「貼絵作品を主体に各地の窯元で製作した絵付け陶磁器、点描画、スケッチ作品」を集めた「日本ではじめての常設美術館」でした(パンフから)。180点以上の展示作品もさることながら、ここの奥様(ご夫妻でこの美術館を経営されています)の作品解説、「山下清」の人と成りについてのお話が大変に素晴らしいモノでありました。

あほ桐メンバーの大阪弁での厳しいツッコミや鋭い質問にも適格にQ&A対応して頂き、大変に楽しい時間を過ごすことが出来ました。メンバー全員が「山下清」フアンになってしまいました。嬉しかったので帰る時に名刺を頂戴しました。

 

有限会社ワンダーアート「放浪美術館」、代表取締役 千村典弘、千村和美

 

この地を訪問される方、足を運ばれると楽しいかと思います(和美さんが「案内」してくれることをご確認してからが良いかな)。

 

 

『太陽がいっぱい』

アラン・ドロンさんが死去、88歳だったそうです。「太陽がいっぱい」を思い出しました。調べてみたら、1960年の作品。この映画は兄と一緒に観に行った記憶があります。封切り館ではなく、封切り一巡後に廉価で上映してくれる映画館に。兄が高校生、僕が中学生だったはずですから、封切り後、何年か経った頃のことだったのかも知れません。当時、兄は大の映画フアンで「ルネ・クレマン監督作品は凄い!」「相手方のモーリス・ロネの演技が素晴らしい」とか一端の評論家風なコメントをしていたように思います。

当時は撮影技術、放映技術が劣っていたからか、封切り一巡後の廉価な映画館では概して画像が悪かったり、音声が飛んだり、ひどい時は「ザアーザアー」と雑音が聴こえることもありましたが、この時は幸いに全く気になりませんでした。

 

写真;日経8月19日(「太陽がいっぱい」、アランドロンさん)から。

 

とにかく南欧の美しさ、テンポの速い展開と完全犯罪を成功させる主人公のカッコ良さに驚きました。そして最後の最後のどんでん返し。一瞬、ホンの一瞬ですが、何が起こったのか分からなかったのですが、直ぐに状況が理解出来ました。「なんと、こういうオチが準備されていたのか!」、心臓がドキドキしたことを思い出します。

 

この主題テーマ曲「太陽がいっぱい」。二―ノ・ロータ作曲ですが、ピアノ曲にアレンジしたものを練習したことがありました。2年ほど前のことです。懐かしくなって楽譜を取り出して弾いてみた(みようとした)のですが、情けないほどに弾くことが出来ませんでした。”キツイなあ”。それなりにショック。今の曲が一段落したら、昔、練習した曲のオサライをやってみようかと。もう一度「太陽がいっぱい」を弾いてみたいと思います。

 

 

8月17日、18日は熱海へ長女一家、次女一家と一緒に家族旅行に行ってきました。旅館のすぐ前のビーチで合流。台風一過の晴天(日差しが強い)、まだ波は普段よりも高そう。家族が見守るなか、タカトくん、あらたクン、サクトくんは自分で浮き輪に乗って磯遊びを楽しんでいました。あゆむクンは初めての海。ヒデさんはあゆむクンが怖がって海に入らないかと心配していましたが、パパが抱っこして海に連れて行くと大喜び。逆にナカナカ海から上がろうとしない。

あゆむクンは人見知りが激しくて普段はまだダッコさせてくれないのですが、磯遊びしている時は大丈夫かとトライしたのですが、やはり全くダメでした。結局、ずっとヒデさんパパに抱き着いたままでありました。

 

翌日はみんなと別れてカミさんと二人で伊豆半島の中心をドライブしました。修善寺、浄蓮の滝、旧天城トンネル、等々。この辺りのゴルフ場には現役の頃にはよく来ていたのですが、ゴルフだけの往復でゆっくり名所・旧跡巡りをするのは初めてでした。

 

   

左;修善寺境内の「だるま石」。右;「浄蓮の滝」、駐車場から降りて行くのは大変でしたが、滝つぼあたりは清々しい。気温も数度は低かろうと思います。

 

   

左;浄蓮の滝のすぐ近くにある「わさび田」。見事なモノです。右;旧天城トンネル。対向車が来ないことを確認してトンネルの向こう側を往復してきました。「天城越え」がすっかり有名ですが、クルマで走っていても山、谷の急峻さには改めて驚きます。

 

 

台風7号の影響で事前に8月16日は東海道新幹線が計画運休されることが報道されていましたので、一日前の8月15日に隠れ家から留守宅に移動しました。「潔い」計画運休の発表に戸惑ったところもありますが、混乱を避けるためには必要な措置だと思いました。

8月14日に岸田首相が総裁選に不出馬を表明。たまたまTVでの記者会見を見ることが出来ました。前回のブログで「かたや日本・・・もう少しナントかならないものか」と記載した後だったので僕自身は「潔い」不出馬表明だと感じたのですが、翌日のマスコミの評価は厳しいものでした。「交代だけでは不信拭えず」「首相、読み違えの三重奏」(日経、8月15日)。総裁選への立候補は10名を超える気配とか。「勝ち馬に乗る」、探り合いの推薦人確保競争の様です。立憲民主党の代表選も控えて、少しは日本の政治に活気が出て来ると良いですね。

 

 

NHK俳句です。二週間分を手短に記載します。お付き合い頂ければ嬉しいです。

第二週、選者は西山睦さん。今週の「やさしい手」のゲストは”書体デザイナー”の木内縉太さん。「タイポグラフィ」と言うそうで”文字の視覚的効果に関する技術”、”書体のデザイン、文字のレイアウト”を見やすく整えるお仕事。俳句と書体というのは面白いテーマだとか、ご本人の句が番組、テキストで紹介されていました。

   ジャンパーの背中のPOLICE蛍光す   木内縉太  

   伝言板消さるる時刻天の川   木内縉太

 

今週の兼題は「天の川」、特選六句から面白いと思った句です。

   天文部のラーメン係天の川

   九合目ひとつ伸びして天の川

特選三句です。

一席   真珠貝眠る入江よ銀河濃し

二席   三線に酔うて大の字天の川

三席   息づかひ隣に聞いて天の川

 

 

第三週です。選者は木暮陶句郎さん、ゲストは関根麻里さん(関根勤さんのお嬢さん)。今週の兼題は「西瓜(スイカ)」。名句の紹介がありました。

   西瓜切るすぐに帰るといふ人に   西村和子

 

特選六句で面白いと思った句です。

   西瓜すきママがすき兄ちゃんきらい

   じいちゃんのとなりがいいと西瓜食ふ

特選三句です。

一席   一度だけすいかどろぼうやりました

二席   抑留の叔父は西瓜のたびに泣く

三席   メロンより西瓜の好きな妻が好き

 

 

 

  

京都送り火・大文字の写真をドラゴン先生が送って来てくれました。先生のマンションから自慢のカメラで撮影、左から「準備」⇒「点火」⇒「消灯」、8月16日。

今回は家族旅行と重なっていたので参加出来なかったのですが、それ以前の問題で僕が日程を間違えていました。何回も大文字の時にお邪魔しているのに、どういう訳か8月14日に開催されるモノと信じ込んでおりました。7月末にドラゴン先生と打ち合わせを兼ねた会食をしたのですが、どうも話が合わない。

送り火はお盆で帰った精霊を送るのだから14日であるはずがない」「何百年も前から16日に決まっている」とコンコンと説教されました。”おっしゃる通り、返す言葉も無い”、手帳を見たら(僕はいまでもアナログの手帳を使っています)14日から15日にかけてクッキリと「送り火」の予定を書き込んでいました。とくかく非礼を詫びて今回は不参加とさせてもらいました。

8月15日に自宅に帰ってカレンダーを見て再度ビックリ。自宅のカレンダーには分かっている限りの予定を自分で書き込んでおくようにしていますが、ここにも8月14-15日に京都・送り火とマジックインキで書き込んでいました。

”手帳に書いた予定をカレンダーに書き写しているから、間違って(手帳に)記載したものは、(何も考えないで)間違ったままでカレンダーに記入している”、のが原因だと考えたのですが、やはりこれは注意力が散漫、老化現象の一つなのかも知れませんねえ。トホホ。

 

 

2024年、米大統領選挙、その2.

パリ五輪で連日、盛り上がっている中ですが、再度アメリカの大統領選挙のお話です。

以前のブログで「6月27日の討論会でのバイデンさんの目の表情に全く力が無い(のが心配)」「次の四年は無理だろう(と感じた)」ことを記載しましたが・・・、

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討論会から約三週間経過した7月21日にバイデンさんが撤退声明を発表しました。民主党の予備選は既に(実質的に)終了していましたからご本人が断念しない限り交代は出来ない、という状況の中での撤退表明でした。

驚いたのは、撤退表明の翌22日にはハリスさんが後継の候補者としての民主党内の指名を固めたと報道されたこと。

複数の候補が出てくる場合、改めて「ミニ予備選」を行うとか代議員に任せて自由投票となれば大混乱もありうること、また、候補者選びが不透明になれば民主党への一層の不満、不信感が増幅されかねない。手続きの透明性を確保して党内の対立を避けながら、かつ、迅速に後継候補を決める必要があると報じられているなかでのスピード決着でした。

バイデンさんは後継にハリスさんを推薦した訳ですが、とくかく一日での後継候補の確定は民主党の危機感による結束を反映したものと受けとめられます。ハリスさん自身の指名獲得への迅速な動き、党重鎮であるペロシ元下院議長の取り纏めが大きな効果があったとか。トランプ陣営からは非民主的な手続きだとアピールがあったとのことですが、大きなバロメーターとなるハリスさんへの献金も瞬時に巨額な献金を集めた由。

 

バイデンさんの「撤退」というと2021年8月のアフガニスタンからの撤退を思い出してしまいます。バイデンさんが大統領に就任した年の8月のことでした。あの時の映像のインパクトは大変なショックでした。何事につけ「撤退」と言うのは大変に難しいことだと思います。

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今回のバイデンさんの大統領選からの撤退は幸いに大きな混乱を生じること無く、8月2日には民主党の指名投票でハリスさんが正式な大統領候補となりました。ハリスさんvsトランプの闘いとなります。

7月13日の銃撃事件の直後、トランプ前大統領が拳を突き上げた映像はアンチトランプが見ても「完璧な構図」であったと思いました。「トランプ当確」とも言われた選挙戦ですが、ハリスさんの登場で潮目が変わることになるか?。今はハリスさんに勢いがあると感じますが、残り三カ月弱、「泥仕合よりも政策論争を(日経)」期待したいものです。9月にはTVでの討論会も予定されています。今回は日本のメディアも実況中継することになりますかね。

 

かたや日本、9月に自民党総裁選と立憲民主党代表選があります。「既成政党への不信をぬぐう党首選に」(今日、8月11日の日経社説)。コメントする気にもならない感じです。もう少しナントかならないものですかねえ。

 

 

NHK俳句です。8月第一週、選者は堀田季何さん。「俳句の凝りをほぐします」。今月は比喩の話です。直喩、隠喩、擬人法(活喩と言うようです)の解説がありました。番組とテキストで紹介されたそれぞれの代表句です。

直喩の句です。

   去年今年貫く棒の如きもの   高浜虚子

   一枚の餅のごとくに雪残る   川端茅舎

隠喩です。

   水打てば夏蝶そこに生まれけり   高浜虚子

   ものの種にぎればいのちひしめける   日野草城

擬人法(活喩)です。

   秋雨の瓦斯が飛びつく燐寸かな   中村汀女

   海に出て木枯らし帰るところなし   山口誓子

いずれにしても「類想のある、安直な比喩を使うと、句が即死します」と鋭い指摘がありました。

今週の兼題は「プール」、特選六句の中で面白いと思った句です。

   島のごと親の肩あるプールかな

   プール今洗い終わって空の底

 

 

パリ五輪では日本の選手の大活躍が続いています。日本時間10日夕時点では獲得金メダル16個となり残り二日を残して2004年アテネ大会と並んべ海外開催で最多となったとか。夏の甲子園も開幕、暑さ対策のため暑い時間帯を避けて午前と夕方に分けて開催する「二部制」が導入されています。そして大谷選手は相変わらず大活躍。

今は、陶芸クラブ、水墨画クラブも夏休みで日中は隠れ家に居る時間が多くなっています。ダラダラとTVを見ない様に心掛けているのですが、ツイツイ、スポーツ番組を見る時間は増えています。

 

 

久しぶりに「居酒屋ヒデ」さんに。

あらたシェフも大活躍、ヒデさんシェフをお手伝いしていました。料理をする時専用のバンダナとエプロンをつけて一人でおつまみのハム・チーズ焼きを作ってくれました。また「居酒屋ヒデさん」では取り皿に僕の陶芸作品を使ってくれています。写真を撮らなかった、残念。8月4日、撮影。

 

おまけです。

  

隠れ家の一人メシ。

左の写真、上と左の器は僕の作品。右は過日「たん熊」のコラボランチで頂いたプロ作家のお皿です。

右の写真、タンドリーチキン(のつもり)。カレー粉が無かったのでカレールウを刻んで入れたらやはりその部分が焦げてしまいました。味は意外と美味しかったです(また、やってみようと)。お皿は僕の作品、これも意外と使いやすかった。8月6日撮影。

 

おまけのオマケ。隠れ家と長男と二人で。「居酒屋クルル」です。

   

カミさんがお姉さん・仲間達と北海道旅行に行きました。旅先から「厚岸の牡蠣」を送って来てくれました。長男のマンション宛てにです。長男家族は宮城県雄勝の嫁さんのお母さんの処に避暑を兼ねての里帰り中で、長男が牡蠣を持って隠れ家に来てくれました。男二人で牡蠣を調理。

写真、左;普段は生カキを食べない長男ですが、この牡蠣は喜んで食べていました。20個ほどあったのを2/3は生カキで食べました。美味しかった。

写真、右;残り8個ほどをオーブンで焼いてみました。レモンをフンダンに絞って(このレモンは兄の自宅のレモンを頂いて持ち帰ったもの)食べました。これも美味しかった。ポテトサラダとミネストローネは僕が準備しておきました。”美味しい”と言ってくれました。7月26日、料理と撮影。

 

 

力士の四股名 

照ノ富士 執念 10度目V」、大相撲、名古屋場所の千秋楽。2場所連続休場明けの横綱照ノ富士が平幕隆の勝との優勝決定戦を制して、3場所ぶり10度目の優勝(日経7月29日の朝刊、記事・写真とも)です。

二桁優勝とともに本場所を開催する4会場の中で名古屋では今まで優勝したことが無かったので「大相撲版”生涯グランドスラム”の達成(同、記事)」と二重の喜びとか。よかったですねえ。愛知県体育館での大相撲の開催はこれが最後ですから記憶に残ることになります。文字通り満身創痍の状態で真摯に土俵に向き合っているテルちゃんにエールを送りたいとおもいます。

 

以前から力士の四股名が気になっていた(読み難い、発音し難い)のですが、今場所、TV観戦していて出身地(ご当地)の名前を名前に付けているのが結構多いのに気がつき楽しくなりました。熱海富士と湘南乃海の対戦!なんて観光地の宣伝しているのかい、と言いたくなります。笑ってしまいます。平戸海、御嶽海、美ノ海、等々後ろに「海」を付けるのが多いのかな。隠岐の海水戸泉なんてイイ四股名だと思います。有名な地名よりもややローカルな処の名前の方が良さそうに感じるかな、なんて思いながら新聞記事を眺めていたら「”白熊” 十両初V、新入幕が確実に」と言う記事が目に付きました。「白熊」、”これはまた凄い四股名だなあ、ロシア出身かいな”と思いましたが福島県出身と書いてありました。番付の星取表を見ているとロシア出身の力士がいました。「狼雅」。ググったら「ろうが」と読むそうです。お父さんがモンゴル、お母さんがロシアの方で「狼」はモンゴルでは強さの象徴の由。「雅」は師匠の現役時代の四股名雅山」から頂いたそうです。 

決定戦で敗れた「隆の勝」。文字は別にして「たかのしょう」と言う語感はイイですよねえ。”鷹の匠”なんて勝手にイメージしたりして。もっともご本人はアンパンマンのような顔つき、体つきの力士さんです。

 

因みに四股名は本来は醜名(しこな、いみな)で自分を謙遜しつつ同時に逞しい、強いという意味があるとか。秋場所は9月に、東京の国技館で開催されます。狼雅、白熊を楽しみに観戦したいと思います。

 

 

パリ五輪!。日本選手、予想以上(通り?)の大活躍です。日本時間30日、午後9時現在で金メダル獲得6個で、フランス、中国等の5個を上回ってトップになってます(日経7/31朝刊)。メダルの数を競っている訳ではありませんが、やはり日本選手の活躍には(素直に)感動します。

阿部詩選手、二回戦でよもやの敗退でした。号泣!が止まらない。4-5分間は続いていたかと思います。観ていて精神状態が大丈夫かと心配になるほどでした。観客から暖かい「ウタ!、ウタ!」コールと拍手。しばらくしてからのインタビューには大変に冷静に答えていました。一二三お兄ちゃんの優勝で喜びの涙。安心しました。無理しないでゆっくりと次をどうするか考えてもらいたいと思います。

 

開会式は録画で見ました。日が暮れてからのセーヌ河周辺の景色のキレイなこと。夏季五輪では初めて競技場以外での開会式ということで観ていて焦点が絞り難かった印象を受けました。各国選手団は船に乗り約6㎞のコースを船上パレードしたそうです。大きな船に一か国の大選手団だけが乗っていたり、二三か国が乗り合わせていたり。中には小さなボートに十人前後の選手団が乗っていたり。フランスの選手団の船は間違いなく一番大きくて豪華そうに見えました。やや違和感を覚えました。

前夜には鉄道テロがありました。とにかく無事に最後まで「平和な祭典」であってほしいです。

 

 

NHK俳句です。二週間分ありますから駆け足で。お付き合い頂ければ嬉しいです。第三週の選者は木暮陶句郎さん、ゲストはMay Jさん。今週の兼題は「涼し」、海のイメージの器に夏料理が盛られていました。美味しそう。今週の特選六句から面白いと思った句です。

   古伊万里のからくさもやふ卓涼し

   曜変天目八百年の涼しさよ

木暮さんは陶芸家ですからやはり陶芸に纏わる投句が多いようです。特選三句です。

一席   離婚して涼夜のコインランドリー

二席   波打際の踵失せゆく涼しさよ   (波打際=なみうちぎわ)

三席   涼しさやブラッデイマリ―舌に沁み

 

黒岩さんのコーナー「俳句やろうぜ」に登場の大学三年生(女子)の方の句です。「ちょっと面白い句を作りたい」と心がけているとか。

   ばんというてもぴゅうと出る見ず鉄砲   西野結子

この方も俳句甲子園がキッカケで俳句に入り込んだ由。大変な影響力です。

 

第四週です。高野ムツオさんの句会です。今回の兼題は「母」。ゲストは俳人の山口明男さん、なつはづきさん、お馴染みの古坂大魔王さん、レギュラーの中西アルノさん。得点の高い順です。この句会、初めての満点が出ました。

 

8点   蛇いちご母をまっすぐ見られぬ日   なつはづき

全員が特選を入れました。「蛇いちご」は怪しい気配、他愛のないウソ、チョットした裏切りとかの語感を持っているそうです。夏の季語です。この取り合わせが抜群に面白い、との皆さんの講評でした。

3点   涼風や母の頭に虫とまる   古坂大魔王

中西さん、山口さん、高野さんが並選。

2点   叔母二人アッパッパにて現はるる   山口明男

古坂さん、なつさんが並選。面白い句であるが「母」の兼題に「叔母」はダメ、と高野さんのご指摘。

2点   夜の蝉母の眠りに落ちてくる   高野ムツオ

なつさんが特選。

0点   母の棚には伝家の宝刀離婚届   中西アルノ

中西さん、0点を覚悟した実験句と。母=優しい、頑張っている、と言う縛りから逃れて敢えて季語無し、五七五外しに挑戦したと。高野さんが添削例を紹介していました。より具体的に、シチュエーションをシッカリと作るようにと。

   鏡台に母の宝刀離婚届   ムツオ添削

 

投稿句の特選三句です。

一席   母の腰くの字に曲がる銀河かな

二席   母だけに見える父をり風信子   (風信子=ひやしんす)

三席   香水を振り百歳を目指す母

 

駄句です。

   帰宅即母はチャチャッと夏料理   孔瑠々

少しはアルノちゃんを見習う必要がありそうです。

 

 

おまけです。

日経新聞7月23日の紙面広告。「BAVE ⇒ SHOUHEI」。大手企業の宣伝ですが何ともサマになりますねえ。観ていて楽しいです。見開きで二頁の全面広告です。こんな感じです。

少し前にも同じサイズの全面広告が掲載されていました(日経7月13日)。これです。

広告宣伝・掲載費は大変な額になるのでしょうが、その見返りが十分に取れているということなんでしょうねえ。大谷選手の経済効果は大相撲にも五輪にも引けを取っていないかもですね。益々の活躍を期待したいです(ケガをしませんように)。

 

 

 

7月中旬、梅雨もあけて

中部電力MIRAI TOWERにゴジラ襲来!。

名古屋名物の一つ、名古屋のTV塔=中部電力MIRAI TOWERの開業70周年特別イベントです。「あほ桐」の集まりで食事の前に見学に行きました。

 

   

TV塔もゴジラも1954年生まれなので今回のコラボになったとか。塔内には「ゴジラ」の歴代作品の紹介もたくさん。過去の作品のなかでTV塔は三回も倒壊されていた由。

最初は1964年の「モスラ対ゴジラ」、僕たちの世代には懐かしい映画です。ザ・ピーナッツが出演していました(と言っても分かる人は少なくなっているんでしょうねえ)。この時はゴジラの尻尾に引っ掛けられて倒壊したそうです。三回の倒壊から見事に復活して、このTV塔は2022年には全国のタワーで初めての国の重要文化財に指定されています。

 

 

NHK俳句です。7月第二週の選者は西山睦さん。今回の「やさしい手」はすずき巴里さん、50年前に幼稚園と保育園の両方機能を備えた保育園を設立された方。園児への愛情溢れるたくさんの句が紹介されました。

   腕白を撫でれば素直ゐのこづち   すずき巴里

   風薫る町をピンクの園児バス   同

すずきさんは園児にも俳句を指導をしているそうです。園児の句です。

   すいちゅうかみずがにおいをかぎました   6歳

   ゆきあそびつかれてねむるそりのうえ   5歳

 

園児たちには「季節の言葉(=季語) を一つ入れる。人のマネをしない。『嬉しい』『楽しい』を使わない」ことのみを伝えているそうです。イイですねえ。

因みに「すずき巴里」は俳号、7月14日=ご自身のお誕生日=パリ祭なので俳号とされた由でこの放送の日も7月14日、大変に喜んでおられました。

 

今週の兼題は「目高(メダカ)」、特選六句で面白いと思った句です。

   めだかアリマス刃物トギマス日商

   反抗期目高の餌はちゃんとやり

特選三句です。

一席   アダムとイブ目高一対水甕へ 

二席   目高散るときをり空のいろになり

三席   出鱈目な父の鼻歌めだかへ餌

テキストには巴里さんの句も紹介されていました。

   ひらがなのクラスに目高やって来し   すずき巴里

 

 

楽陶館、陶芸・研究Aコースの最終回の作品です。お見せするには情けない内容で気が引けているのですが自分の記録として記載しています。お付き合い頂ければ有難いです

 

 径18㎝の鉢。赤土と白土を練り込み風にロクロで挽いて作陶。外側の模様は面白く出ていました。黄瀬戸と青磁を部分掛けしてから全体に透明釉を。とにかく作陶が上手く出来ませんでした。芯がとれておらず歪な形に。内側も凸凹の状態になってしまいました。大反省、もっと正確にロクロが挽けるようになりたいものです。

 

 湯呑み。高さ=9㎝。下半分に黄瀬戸を掛けてから上半分に青磁を掛けました。中間は二重掛け。これも高台が凸凹状態、かつ、まだまだ重い。色合いは面白く出ました。

 

 小皿。赤土と白土をくっ付けて一週間寝かせたモノをタタラで5㎜にカットしたもの(前回と同様)です。織部と黄瀬戸を部分掛け(筆で付けました)してから全体を透明釉に。こちらは作業もスムーズに進めることが出来ました。やや赤土のウエイトが多すぎたかと思いますが、まずまずの出来かと。

 

今回も作品を回収してから仲間四人でコメダに。遅いモーニングサービスを注文して、お互いの作品の鑑賞と講評です。比べて見ると丁寧に作業しているかどうかがホントによく分かるものです。反省、反省が続きます。

次の研究Bコースは8月の下旬から。仲間の四人とも無事に抽選には通りました。初心に戻って一つずつの工程を丁寧にやってみようと。

 

 

パリ五輪の開幕も来週となりました(26日、金曜日)。開会式はスタジアムでは無くセーヌ川を船でパレードするらしい、とか面白そうな話題が聞こえてくるようになりました。物騒な世の中ですからとにかく無事に”平和な祭典”を迎えられると良いですね。

かたや、大相撲名古屋場所愛知県体育館で開催される最後の場所。照ノ富士が絶好調で初日から7連勝。今日は大苦戦でしたが体の調子が良くなったのでしょう。揺さぶられても下半身が崩れない。悪いところさえ無ければ圧倒的なチカラの差があることを証明している力強い相撲ぶりです。

パリ五輪開幕の時にも好調さを持続していてほしいモノです。僕はテルちゃんのフアンです。

 

 

ツラツラ見直してみると6月末のブログが「300回目」でした。早いモノですねえ。自分でも驚いています。ずっと読んで頂いて有難く思っております。引き続き宜しくお付き合いのほど。

 

「今年も半分過ぎました」

大谷翔平選手の田んぼアート見頃、郷里の岩手・奥州市

米大リーグ、ドジャース大谷翔平選手を描いた「田んぼアート」。傍らには愛犬デコピンの姿も(4日、岩手県奥州市)=共同

「野球の米大リーグ、ドジャース大谷翔平選手を描いた田んぼアートが、郷里の岩手県奥州市で見頃を迎えている。ホームランを確信し空を見上げてバットを放す姿が鮮やかに浮かび、傍らには愛犬のデコピンもいる。大谷選手へのエールを込めた夏の風物詩になっており、地元の実行委員会によると、7月いっぱい楽しめる。

緑や黄、紫などに色づいた7種類の稲が育ち、絵文字を交えたメッセージも映える。今年は新潟、埼玉、静岡、東京、鹿児島の田んぼアートと連携し、それぞれに書かれた1文字をつなぎ合わせると「ホームラン王」になるリレー企画も実施した。

奥州市の小学5年、千田創太さん(10)は「ホームランを打ち、今にも走り出すような迫力のある姿でかっこいい」と笑顔で話した。〔共同〕」

 

日経新聞、7月9日の記事です。見事な田んぼアート。ウェブで検索したらカラーの写真が掲載されていたのでコピー貼り付けました。田んぼアートのコラボに名古屋市南陽地区が入っていなかったのはチト残念かな。とにかく「絵」になる選手ですねえ。観ているだけで楽しくなります!。そのうち「田んぼアート巡り」なんて企画が人気ツアーになるかもですね(もうなってるのかも?)。

 

7月に入った途端、暑い日が続いています。「5日の日本列島は広い範囲で太平洋高気圧に覆われ、全国162地点で35℃以上の猛暑日を記録した(日経、7/6)」。太平洋高気圧とチベット高気圧が張り出して重なっている「ダブル高気圧」とか。

日中は外に出るのが「危険」と思われるので、買い物、散策はもっぱら夕方以降にしています。夕方でも30分から一時間歩くとびっしょりと汗をかきます。シャワーを浴びてからのビールが美味しい。日中は真面目に水墨画の練習を続けています(ピアノの練習も)。水墨画クラブは7月、8月は夏休みですから、ゆっくりと練習する期間があります。

宿題の「滝」「渓流」。観ていて涼しくなる様な作品を描いてみたいもの。大先輩の筆のタッチを思い出しながら練習している積もりですが、なかなか思うように描くことは出来ません。

 

5年日誌を続けていますが、昨年の同じ日の欄に「(僕のブログに)コッチさんが書き込みを入れてくれた。嬉しい」と書いてありました。このブログです。

kururupapa.hatenadiary.jp

改めて見てみたら、水墨画を始めたのはちょうどこの時期でありました。まだ一年、もう一年。時間が経つのが早い様な遅い様な不思議な気分になりました。思い出すコト、思い出すヒト、・・・。

 

 

NHK俳句です。第一週、選者は堀田季何さん、レギュラーの庄司浩平さんと。今回のテーマは「一物仕立て」。今までの「取り合わせ」との比較を名句を鑑賞しながらの解説です。

取り合わせの句、

   夕風や牡丹崩るゝ石の上   正岡子規

一物仕立ての句、

   白牡丹といふといへども紅ほのか   高浜虚子

   白牡丹百花一斉にふるへたり   山口青邨

その中間と思われる句、

   火の奥に牡丹崩るるさまを見つ   加藤楸邨

   牡丹百二百三百門一つ   阿波野青畝

「”一物仕立て”は類想や陳腐な表現を避けるのが肝要。それが出来ていれば「大掴み」で良し、類想になりそうな時は細部や動きを「深彫り」すると良い」とか。

   傷一つ翳一つなき初御空   高浜虚子(翳=かげ) 

   桐一葉日当たりながら落ちにけり   同

   たれ刷いてうなぎの艶やさらに刷く   小澤實(刷く=はく)

   バタ―クリームにつくるプードル鼻は葡萄   町田無鹿

この週はイロイロな名句を紹介してくれるのが面白いですね。今週の兼題は「蛇」、特選句の中で面白いと思った句です。

   くちなはの咥えたるものぷうと鳴り

   その蛇ならむかふのはうへゆきました

   蛇轢いたよ運転免許取れたよ

くちなは=朽ちた縄=蛇のことだそうです。

駄句です。

   渓流や波の飛沫が描けない   孔瑠々

   一筆で大滝描く潔さ   孔瑠々

 

おまけです。

シャワーのあとでビールを飲みながら。手料理を自分の陶芸作品に盛り付けて一人満足しております。ポテトサラダ、ピーマンとじゃこの甘辛煮、カボチャと牛豚ミンチの炒め煮。ポテトサラダが意外にスムーズに美味しく出来ました。7月8日、料理と撮影(食べ始めてから写真を撮ったのでやや見苦しくなりました。スミマセン)。

ちゃんと(一応)盛り付けて食べると食べ過ぎを抑えられるように!、一石二鳥かな。