僕の陶芸作品の記録です。
楽陶館・研究コースと、名東陶芸クラブの焼き上がりが重なりました。作品の内容はともかく、数だけは多いので今回のブログは陶芸作品の記録が中心です。お付き合い頂ければ嬉しいです。
最初は楽陶館・研究Bコースの二回目の焼き上がりです。10月10日に施釉、17日に出来上がりました。合計6個。ビアグラス(湯呑み?)が4個、植木鉢が2個あります。
左;今回のメイン作品。ビアグラス、高さ11.0㎝、口辺の直径9.5㎝、底面は6.5㎝。赤土の粘土を使って作陶しました。今回は鎬、削り、面取りが面白いと思っていたので、滅多ヤタラに削りを入れました。施釉は黄瀬戸を半分、浸しがけして残りの一部に筆で同じ黄瀬戸を入れました。赤土と釉薬の色の変化が面白いと思いました。講評の時に先生が「面白い色が出てます」と言ってくれましたが、手に取った瞬間に「それにしても思いですねえ」と呆れ顔でした。隠れ家で重さを量ったら550gもありました。重いです。
右;湯呑み?、高さ8.5㎝、直径9.5㎝。作陶の最後に上部を揺らして四角にしました。高台回りにも鎬を入れましたが面白く出来ていました(写真では見えない)。釉薬は御深井。色合いはキレイに出ました。重さ395g、まだまだ重いです。
左;高さ8.0㎝、幅8.5㎝、重さ330g。四つのなかでは一番軽い、お茶を入れて飲みましたが(少し軽いだけでも)やはり使いやすいです。釉薬は黄瀬戸。
右;高さ8.5㎝、幅9.0㎝、重さ350g。釉薬は織部を浸しがけして乾燥させてから一部を拭き取り、その上から青磁を二重掛けしました。柄・模様の処の色合いが面白く出ましたが、やはり重いです。
植木鉢、二個です。底面は穴を五か所ほど開けて、高台も水が流れやすいように削ってあります。
写真左;高さ9.5㎝、幅11.0㎝、重さ510g。釉薬は天目を浸し掛けして、鉄赤結晶、白マット、透明を柄杓で流し掛けしました(部分的に二重掛け)。天目・透明、天目・白マットの色合いが面白いです。
写真右;高さ9.5㎝、幅10.5㎝、重さ540g(こちらの方が重かった)。作陶の最後に上部の口辺を揺らして五角形にしました。施釉は黄瀬戸を掛けました。
グラスも湯呑みも植木鉢も見た目に比べて重いのは下半分の腰回りの削りが甘いから。底面はそれほど厚くは無いのですが、その周辺が分厚い。先生から「作陶の時に、内側・底面の広さ・幅をキチンと作って、その面から真っ直ぐに引き上げる」と指導されました。「作陶した後で内側を削って薄くする」のは論外・邪道だそうです。
植木鉢には多肉植物系(あまり大きく生育しないもの)を植えてみようと思っています。
次は、名陶クラブでの作品です。このクラブでは作陶~素焼き~施釉~本焼きにタイムラグがあります。前回、僕の作品の焼き上りは6月末(その後7月後半に本焼きがあったのですが、僕の作品は含まれず)。久しぶりにの焼き上がり、10月15日に窯出しされました。
全部で8個もありました。恥ずかしながら自分で作陶・施釉したのを覚えていないのもありました(情けない)。小鉢(中鉢?)が三個、グラス(コップ)が五個。10月19日、撮影。
いずれも5月下旬から6月中旬に作陶、施釉したもの。
上;織部に青磁を二重掛けしたもの。この釉薬を組み合わせを何回もやっていることに改めて気がつきました。同じ釉薬でも色合いが異なって焼き上がります。これも陶芸の面白いところなんでしょう。
下の右;黄瀬戸と白マットを半々に掛けてから全体に透明釉を浸し掛けしたもの。この色合い好きです。
下の左;上から織部、下から黄瀬戸を部分掛けした後で、右半分に白マットを浸し掛けしたもの。クラブで見た時には何を(どの釉薬を)どうしたのはサッパリ分かりませんでした。織部と白マットが重なったところ(写真の右上部)が面白い模様になっていました。
グラス二個、これも作陶は5月か6月、施釉は8月20日。
左;外側に天目、内側に瑠璃を施釉。右;外側に天目、内側全部と外側の一部に青磁を掛けました。両方とも取っ手が大き多ぎました。共に500gを軽くオーバー、重い!です。
両取っ手のカップ。多分6月ごろに作陶。黄瀬戸を掛けました。形は良く出来ているかと。重いです。640gありました。
コーヒーカップ二個。左;これも多分6月ごろに作陶、黄瀬戸を掛けました。右;こちらは比較的最近の作陶(多分8月末か9月初め)。これも黄瀬戸を掛けました。見た目は薄く引けていると思ったのですが、460gありました。まだまだ重いですが、全体のバランスは良く出来ていました。
この陶芸クラブは名古屋市名東区にある名東生涯学習センターでやっているのですが、このセンターの催し「名東ふれあいセンター祭」(11月9-10日)があります。このセンターで活動しているいろいろなクラブが出展をします。モチロン、陶芸クラブも。
今回出来上がった作品から何を出そうかと考えていたら、敬愛する先輩が「釉が面白くでているからこれにしなさい」と小鉢(写真の下の左のモノ)を押してくれました。他のグラス等々の作品は「重い!、重すぎて初心者まる出し、ダメ」と一言で却下されました。まことに手厳しい(頼りになる)先輩です。ご指示に従いました。
NHK俳句、10月第二週です。選者は西山睦さん。今週の「やさしい手」は野菜作りをされている南うみをさんがゲスト。南さんは「機械」「農薬」「化学肥料」を使わないで野菜作りをされており、また、学生時代に調理師の免許を取って料理人(特に中華料理)の顔も持っておられる方です。南さんの句です。
猪除けの燻べに藪のぞめきだす 南うみを (燻べ=くすべ)
呑まれゆく蛙や脚を真っ直ぐに 同上
完熟のトマトを夕日よりはづす 同上
「呑まれゆく」は畑で蛙が蛇に呑まれてゆく様を詠んだ句。南さんの畑ではいろんな虫や動物が生息している由です。
今週の兼題は「秋茄子」、特選三句です。
一席 秋茄子や衰え知らぬ母なりき
二席 秋茄子を洗はなけふのシネマみて
三席 父からの文なき便り秋茄子
駄句です。
隠れ家でパパっと料理秋なすび 孔瑠々
「センター祭」には水墨画クラブも出展するのですが、会員募集のパンフレットに僕の「渓流」の写真を使ってくれました。メンバーの作品を順々に掲載しているのですが、今回は僕の順番になったから。チト恥ずかしいですが、やはり嬉しいものです。
この「渓流」はモチロン「センター祭」に展示する予定です。
最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。お近くにお越しの際は是非「センター祭」に足をお運び下さいませ。