クルルのおじさん 料理を楽しむ

恵那散策

11月6日‐7日、大学のゼミ同期生の同窓会で岐阜県恵那市を訪問しました。ゼミの仲間との約一年ぶりの再会です。当初は9名が参加予定でしたが一人が風邪をこじらせて欠席、8名となりました。岐阜県土岐市在の幹事が計画をたててくれ「恵那」一帯をのんびりと散策しました。

 

名古屋駅から中央線で恵那駅に、お昼前に集合しました。恵那駅から明知鉄道の「大正ロマン食堂車””きのこ列車””」に乗車。お昼をゆっくりと頂きながら終点の明智駅に(鉄道の名前は”明知”ですが、駅の名前は”明智”です)。

  

この特別食堂車は季節の限定運行でこの時期は「きのこ列車」、これ以外に「じねんじょ列車」「かんてん列車」「枡酒列車」があります。明知鉄道「恵那グルメ・大正ロマン号」です。車両には明智光秀の辞世の句「時は今あめが下しる五月哉(皐月かな)」が描かれていました。

明智町では”懐かしさ、まるごと大正”が謳い文句の「日本大正村」を散策しました。大正時代のレトロの佇まいの街並みがそのまま保存されていました。

帰路は途中の岩村駅で下車。岩村町は朝ドラ「半分、青い」のロケ地で、岩村城源頼朝の時代からの歴史あるお城、戦国時代末期には女城主(織田信長の叔母)が領地を治めていたことでも有名、日本三大山城のひとつに数えられているお城だそうです(残念ながら時間の関係でお城までは行きませんでした)。

 

   

左、岩村駅。右、岩村町、恵那市指定文化財の木村邸。江戸時代の町屋様式をとどめた建造物。小窓は「武者窓」と呼ばれ、藩主が訪問した折に警護・警戒のために使われてていた由。

 

   

左、同じく木村邸。藩主が訪問時に使った専用の入り口(この横に「武者窓」がある)。右、通路の行き止まりには立派な書院作りの部屋が設けられている。藩主が訪問するのはもっぱら木村さんから借金をする為であったそうです。

 

町内には他にも沢山の由緒あるお屋敷が点在しています。それぞれにボランティアの方が待機されていて中に入ると丁寧に由来等々を説明してくれます。明智町もそうでしたが、入場料等は一切不要。地域をあげて建造物の保存、伝統を大切に守られているのが大変に好感を持てました。

 

ホテルの部屋から「恵那峡」を望む、11月7日、朝の写真です。恵那峡木曽川をせき止めた人造湖です。この写真の左側に大井ダムがあります。1924年大正13年)完成、日本で最初のダム式発電所です。

 

前夜は温泉にゆっくりつかった後、ワイワイガヤガヤ楽しい食事会。一年ぶりの近況を話合いました。お酒が進むにつれてやはり話題は「健康・病気」「物忘れ」「家族」のことに。一番、盛り上がったのは京都のY君の奥様のお話。60歳を超えてからクラッシクバレーに挑戦、最近、発表会デビューを果たしたと。照れながらも奥様の晴れ姿の写真を見せてくれました。トウシューズを見事に履きこなしレオタード姿もお似合いで楽しそうに踊っていました。拍手喝采

一方、横浜の㎅くんの自慢のお孫さん、モスクワでバレーの勉強をして一時帰国していたが、改めてモスクワのプロのバレー団に参加して活動を続けていると。舞台姿を見せてもらいましたが、ロシアのダンサーに全く引けを取らずに舞っていました。美しいこと!。エールを送りたいと思います。

 

楽しく歓談した後部屋に戻ってTVニュースを見たら、トランプが勝利宣言をしたとの報道がなされていました。開票開始後、間もない時ですから”勝手な一方的な「勝利宣言」をしているのか”と嫌になりましたが、その後の報道で、ほぼ勝利が間違いないことが報じられていました。この「サプライズ」は遠慮したかったですねえ。

 

昨年の同期会のことを書いたブログです。

kururupapa.hatenadiary.jp

 

二日目は、恵那峡遊覧船で「恵那峡クルーズ」を楽しみました。大井ダム完成により出来た湖に自然が生みだした奇岩をがたくさん見ることが出来ます。

恵那駅に戻り、来年の幹事を決めて、来年も全員元気に再会出来ることを約束して解散。楽しい一泊二日の旅行でありました。

 

 

NHK俳句です。11月第一週の選者は堀田季何さん、今回はオノマトぺについて。オノマトペとは「擬音語」と「擬態語」を総称したもので、擬音語は例えば「”ばたん”とドアが閉まる」とか「”わんわん”犬が吠える」。擬態語は「”バラバラ”と散る」「”ぐっすり”と眠る」、人やモノの様子を字句で模倣したもの。いくつか紹介されたオノマトペを使った名句です。

   黒猫の子のぞろぞろと月夜かな   飯田龍太

   鳥わたるこきこきこきと缶切れば   秋元不死男

   ぽちよぽちよといふ水の音あたたかし   今井杏太郎

 

今週の兼題は「渡り鳥」、特選句の中で面白いと思った句です。

   スフィンクスへ豪快に糞る渡り鳥   (糞る=まる)

   燐寸擦るやうな舌打ち渡り鳥   (燐寸=マッチ)

 

 

恵那峡ツアーを楽しんだので7日の楽陶館・研究Bコースは欠席しました。今回がBコースの最後の施釉。先生に代わりに施釉をやって頂くようにお願いをしました。きっと自分でやるよりもキレイな出来上がりになっていることでしょう。次回は12月からCコースですが、どうも抽選に外れそうな予感がしております。どうなりますやら。

 

昨日(9日)は兄の喜寿のお祝いをしました。兄の長男、次男、それぞれの長男(=兄の孫、ともに高校二年生)が参加。男ばっか6人のお祝い会ですが、楽しく盛り上がりました。孫のお二人はそれぞれパパよりも背が高くなっています。子供たちが大きく成長しているのは嬉しい、楽しいことですねえ。

 

おまけです。

   

11月8日、名東区生涯学習センターまつりに水墨画と陶芸作品を展示設営しました(おまつりは9-10日の二日間開催)。先輩諸氏の作品と並べてみると自分の作品の欠点がよく分かって見えてしまいます。こういう展示の機会があるというのは有り難いことだと感じています。精進しなきゃあ!。