クルルのおじさん 料理を楽しむ

面白い名古屋

  

お気に入りのポスターです。名古屋の地下鉄の構内、車両内に張ってあります。信長、秀吉、家康は永遠のスーパースターですね。三人の個性も上手く描けており、かなりインパクトがある作品だと思います。リュックを前に抱えて乗る人も多くなっているし、席を譲るシーンもよく見かけます。ポスターの効果が出ているかと(残念ながら、歩きスマホは多いですねえ。ぶつかりそうになって怖い時があります)。それと、名古屋弁の勉強になります。信長「たゃーぎゃーにしなかんゾ。たぁーけモンが」、秀吉「ところかまわずはダチかんわぁ」、家康「ぜったゃあ ゆずったれせんわ。でぇえらぁ 若かったもんで かんわ」。話言葉をひらがな・カタカナで表記してもらうとイントネーション、アクセントが分かるような気がするのですが・・・。大阪弁より難しいかと。2019年7月28日、撮影。

 

  

7月26日・金曜日、台風6号が接近。朝から雨となりました。翌日は、暴風雨懸念との天気予報でしたので、ドラゴン先生と相談の結果、大人の遠足は延期としました。さて、どうしたものか=雨の土曜日は、読書、料理、ピアノの練習にかぎる、のんびりと楽しむことにしようと考えていたところに、先生からメールがあり。”遠足が無くなって二人とも時間があるわけだから、興味があれば、名古屋市科学館で開催されている「絶滅動物研究所」を見に行こう、とのお誘いを頂きました。科学館で「絶滅動物」を勉強してから反省会(反省会というのは飲み会のことです)をやろうということになりました。絶滅危惧種の二人のおっさんが「絶滅動物」を勉強するのは何かの縁かと、反省会を楽しみに参加しました。

 

 

この名古屋市科学館プラネタリウムで有名ですが、常設展示も充実しています。今年1月30日のこのブログに「スイーツ展」の写真を掲載して紹介しましたが、学芸員の方がイロイロと工夫してイベントホールでは特別展の企画もよくされています。毎回、人気があります。このイベントホールでの特別展示では、写真撮影を「可」としている(一部は、不可です)のも喜ばれる理由の一つかと。今回の「絶滅動物研究所」は、科学館・生命館開設30周年と地元中京TV開局50周年の特別企画。ドラゴン先生も開催のお手伝いをしている由。”「絶滅動物」何故、絶滅してしまったの?”とサブタイトルが付けられていました。”多くの生き物と共に生きる地球の未来を考えます!”とも。展示を見ていて、ハラリさんの「サピエンス全史」を思い出しました。人類種は「唯一生き延びた」「史上最も危険な種」なんですねえ。アメリカンバイソンの剥製が展示されていました。寂しそうな、恨めしそうな目をしておりました。

 

 

夜の反省会まで、時間があったので、科学館・理工館の常設展示で時間をつぶしました。沢山の親子連れで賑わっています。人工的に雷を発生させる装置とか、竜巻を発生させる装置とか、かなり大掛かりな仕掛けが設置されていて大人が見ても飽きません。アルキメデス揚水ポンプ、何でも知ってるドラゴン先生が説明してくれたのですが、僕はまだ理屈が理解出来ていないかも。

ちなみに、常設展示場だけであれば、子供さんの入場料は無料です。写真を撮って子供たち家族にラインで送りました。もう少し彼らの子供たち(=僕の孫たち)が大きくなれば、隠れ家に遊びに来るときに足を運べばきっと喜ぶと思います。

 

水のゾーンにある「アルキメデスの揚水ポンプ」。真ん中の軸の周りをらせん上にホースを巻き付けてある。ホースの両はしは開いていて、下の口は水に浸かっている。軸を回転させるとアーラ不思議!ホースの中の水が下から上に上がっていく。アルキメデスの時代か更にもっと古い時代に実用化されていたそうですから、人類の英知は本当に凄いものですね。この原理、まだ、分かったような分からないような気分です。2019年7月27日、撮影。

 

 

雨が激しく降っていたので、最寄りの焼き鳥屋さんに入りました。ビールで乾杯!と思いきや、相変わらず、糖質制限をしているドラゴン先生はハイボールを注文。この食事法では野菜にも制限がある由。端折って言えば、根菜は避けるべし、葉モノ野菜が推奨される。一方、油モノはokで、特に制限しないで食べて良い。聞いていると気が変になりそうなので、話題を変えました。最近、気になっている名古屋の人の地下鉄の乗り方。

 

 

「名古屋の人は地下鉄に乗車すると入口付近で停まる傾向が強い。奥(=座席と座席の間のスペース)に進まない。朝のラッシュ時も然り、お昼の空いている時も然り。僕は席が空いていれば座りたいと思うので奥に入ろうとするのだが、奥に入ろうとする乗客を妨害するような立ち方をしている。ちょっと体をづらして通してくれれば良さそうなものなのに。一歩も動かず。本人が降りることを最優先しているのではなかろうか。そもそも、東京・神奈川に比べて、車両の幅が狭いのが問題なのかもしれない・・・」とここまでお話したところ、例によって突っ込みが入りました。

「東京の地下鉄は、銀座線と丸の内線を除けば、他は”狭軌”のはず。名古屋の地下鉄の軌間が特に狭いということはないはずである」。

”ええっ、あんた、地下鉄の事も詳しいの?ホントになんでもよう知ったはりますなあ?”。だがしかし、普段あまり地下鉄を利用しない先生に対して、最近特に注意して観察している僕の感覚が間違っているとは思えない(思いたくない)。しばしの間、例によって「狭い」、いや「狭くない」で一通りの議論。まあ、これは、お互いに調べてみようということで今回はお開きとなりました。

 

 

隠れ家に帰って、早速に調べ事。何と、ショックなことに名古屋の地下鉄の幅は狭くありませんでした。レール幅(=軌間、ゲージ)は、世界標準軌が1435㎜となっているそうです。このレール幅が運行上も安定して乗り心地も良いとされている由。新幹線のレール幅がこのサイズです。これは素直に納得。しかし、これから先が大変なショックでした。

東京の地下鉄では、先生の言う通り、銀座線、丸の内線がこのサイズでありました。これに対して狭軌=1067㎜が、JR在来線、(銀座線、丸の内線を除く)東京メトロ、東急、西武、東武小田急等々。

一方、名古屋の地下鉄では、標準軌東山線名城線名港線。僕が日常乗車している東山線標準軌!、ええっ新幹線と同じ広い幅なの??。狭軌は、鶴舞線桜通線。何とドラゴン先生のおっしゃる通り。これは完敗か!?、と落ち込みそうになりましたが、少し冷静に考えてみると、いやいや、座席と座席の間で吊革を持って立っている時の感覚は、間違いなく名古屋の地下鉄は窮屈だ。東急、東京メトロ等々に比べて狭いはずだ!。きっと何か誤解かマヤカシがあるはずだ。自分の感覚を信じて謎解きを続行。そして、やっと一安心出来ました。

 

結論から言えば、「レール幅の広い・狭いと車両の幅(車体幅)の広い・狭いは、必ずしも一致していない」ということでした。

 

そもそも狭軌というのは文字通りレール幅が狭いのですが、その狭さは標準軌と遜色のない車体幅が成立する、確保することが出来る最小のレール幅とのことです。名古屋の東山線標準軌のレール幅ながら車体幅は2550㎜。一方、銀座線は同じ標準軌ですが車体幅は2800㎜。この差、約30㎝!、やはり名古屋の地下鉄(の車体幅)は狭かった。僕の感覚に間違いなかったことが確認できてホッと一息。

 

名古屋の地下鉄を設計する際には「安全・迅速・静寂」をキーワードとしたとのことで、乗り心地・騒音対策・安全性に配慮し車両に重量制限を加えた結果、やや狭い車両になったそうです。プラットホームの設計、トンネルの大きさ等々もこの狭い車両サイズに合わせて作られているので、今更、車両幅を広げるというのは難しいとのこと。

 

今回の論戦は、両者それぞれ、車両幅とレール幅という別々なことを議論していたということで引き分けかと。肝心の「名古屋の人は入口付近に留まる傾向がある」というテーマについてはまた別な機会に持ち越しです。

その後、地元の若い世代の人に同じ話をして聞いてみたのですが、「そう言われればそうですねえ、ドアー付近に留まることが多いですねえ」との返事でした。奥が狭いことも一因かと思いますが、そもそも、余り混んでいないので、出入口付近に留まる傾向が強いのですかね。もう少し調べてみます。

  

 

名古屋の(地下鉄の)エスカレーターのことは、このブログで何回も記載しましたが、7月22日からエスカレーター乗り方改革!「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンが全国で展開されています。エスカレーターでは右立ち、左立ち云々がありますが、両方ともに歩かない・走らない、立ち止まって乗りましょう!事故防止、障害者・お年寄りに優しい安全な乗り方をしましょう!というキャンペーンです。いよいよ名古屋の「歩かないで」「走らないで」の張り紙ポスターが全国をリードすることになってきましたかね。徹底されると良いですねえ。ついでに張り紙ポスターも三人のスーパースターに登場してもらって、もう少し、センスの良いものに変更して欲しいですね。

 

 

≪追記;訂正とお詫び≫、2019年8月1日、記です。

信頼する情報筋(=ドラゴン先生です)から資料提供を頂きました。銀座線の車体幅を、ブログの本文で2800㎜と記載しましたが、2600㎜が正しいです。銀座線以外の東京メトロは2800㎜以上の幅があります。僕が引用したのは、名古屋市交通局のコラム「地下鉄東山線のサイズが小さいわけ」(2018/7/9)からでした。東山線が小さいのはその通りですが、東京メトロのなかで銀座線だけはそれほど広くありませんでした。

許可を頂ければ、面白い資料なので、次回のブログに改めて提供資料を掲載します。取り急ぎ、訂正とお詫びです。

 

 

農園実習で収穫した成果です。前回のブログで「晴(耕)無し」と書いたら、急に真夏日に様変わり。二時間の作業で汗びっしょりになりました。収穫作業とは別に、ナスの枝を短く落として根切り作業をしました。そして追加の肥料を投入。また、秋口にかけて収穫できるようにと。持てる限りリュックと手さげ袋に詰め込んで持ち帰りました。ピアノの先生のご家族にもお裾分け。7月24日・水曜日、収穫と撮影。(註:ビニール袋はトマトで、これは格安価格でプロの農家さんから戴いたもの)。

 

 

オマケの料理。鶏肉・夏野菜カレーです。

鶏肉にカレー粉・小麦粉で下味をつけて炒めておく。ニンニク・しょうが・玉ねぎをキツネ色に炒めて。収穫したピーマン、ナス、しし唐を加え、鶏肉を戻し入れ。トマトを切り口を下にして入れて、蓋。弱火でじっくりと煮る。カレー粉が足りなかったので、ルーを細かく刻んで使いました。大成功。美味しかったです。2019年7月27日、料理と撮影。

名古屋の梅雨明けは、28日・日曜日。昨年よりも19日遅い、平年よりも7日遅い梅雨明けとのこと。益々、暑くなりそうです。皆さま、ご自愛のほど。