クルルのおじさん 料理を楽しむ

あと100日、あと一年

4月17日、パリ・オリンピックの開幕まで後100日。チームジャパンの公式ウエアが公開され開幕に向けてムードが高まりつつ(?)あるようです。前回のオリンピック=東京五輪はコロナの影響で一年延期され2021年の開催でしたから、まだ、三年しか経っていません(”三年も経った”という方が感覚的には当っているかしら)。開催をめぐって議論百出、大騒ぎの中での開催でありました。コロナとは別に不祥事も続出、汚職事件まで。オリンピックの開催そのものに対して改めてイロンな見方が出た東京五輪でした。

 

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当時のブログ記事です。2021年7月22日付け「東京五輪・開幕前夜」。

何だかんだ言って開催されると選手の活躍に一喜一憂して感動したことを記憶してます。今回のパリ五輪、コロナは収まりましたが、ウクライナや最近のイスラエルパレスチナの状況下で不測の事態が起こらないことを祈りたいモノです。そして日本選手の活躍を素直に楽しみたいと思います。

 

 

4月17日でパリ五輪まであと100日ですが、4月13日は大阪万博の開幕まで残り一年となったそうです。日本での開催は2005年の愛知万博以来20年ぶり。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」、空飛ぶクルマ、水素燃料電池船とか次世代の移動手段を披露して「未来」を見せるとか。大阪出身者としては”やるからには成功を期待したい!”ところですが、厳しい意見、論調が多いようです。

「成功になお壁、前売り券低調」「海外館に遅れ、撤退懸念も」(日経、4月13日)とか「万博は開催意義の説明足りぬ」(同、4月17日の社説)と指摘されてしまいました。「多額の公費を投じる行事である」「主催する政府や大阪府・市などは開催意義の説明に努めるべし」というのが論旨。

「かつて日本人は五輪も万博も始まればみな関心を持つとされた」「令和の時代にそんな楽観が通じる保証はない」「新たな時代を見通せる万博にしてほしい」と。

 

その通りなんでしょうねえ。五輪はTV中継だけでも十分に盛り上がりますが、万博というのは足を運んで体験しないと意味がないでしょうから。

 

随分と前に大阪万博のことを記載した記事です。2018年12月31日付け。

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果たして、財布のひもが固い関西人に足を運ばせることが出来るか?。来年、75歳になるかつての高校生の一団はそろって万博会場に足を運ぶことになるでしょうか。

 

 

NHK俳句です。4月第二週の選者は西山睦さん。1946年のお生まれ、俳句歴は45年で「俳句の世界は誰でも入学できるが卒業は無い」とか。第二週の年間テーマは「やさしい手」。「過去の苦労、年輪を重ねた深みがあらわれている」。番組では「今も手を駆使して仕事をし、その中で俳句を詠む俳人に一句の生まれた時の感動を聞いていく」というもの。四月の俳人はミツバチ研究家の芳山游さん。西山さんのゲストお迎えの句です。

   あいさつの声「ぶん」と来る春日向   西山睦

芳山さんのミツバチ愛に満ちた句の紹介がありました。

   一匙に蜂のひと世を垂らしけり   芳山游

   指に来てばるんばるんの蜂の尻   芳山游

   野の菊を添えて明るき蜂供養   芳山游

 

今週の兼題は「クローバー」。ゲストの芳山游さん、蜂蜜とも絡めての兼題。「白詰草」とも呼ばれるそうで、昔、オランダからガラス製品が輸入されるときにクッションに詰められていたからとか。”いいなあ”と思った投稿句がたくさん紹介されていました。特選六句からです。

   亡き妹の真白き日記にクローバー

   クローバー幼なじみを娶りけり   (娶り=めとり)

   靴ぬいで上がる白詰草の部屋

特選三句です。

一席   クローバやあうらの濁り置いてゆく   (あうら⇒註、下記)

二席   クローバー明るし新しきバッシュ

三席   クローバはサン・テグジュペリ閉じし中

 

ゲストの芳山游さんも大変に好感の持てる方で、西山さんのすすめ方、鑑賞も大変に楽しかったです。次回が楽しみです。

(一席の「あうら」の漢字は足へんに庶。足のうら、のこととか。「あなうら」⇒「あうら」と読むようです。知らない言葉でした)

 

 

「大阪つながり」でオマケです。日経夕刊「なるほど、ルーツ調査隊」、4月15日の記事です。

〇「おもろい」大阪、まだ100年

「ボケとツッコミの掛け合いの『おもろい大阪』、実はラジオ、テレビの普及前はそのイメージはなかった」と。この記事によると1925年にラジオ放送開始、1930年にコンビを結成したエンタツアチャコ大阪弁しゃべくり漫才」が一気に全国に広がった。二人の掛け合いは斬新で「大阪人は普通の人もこんな面白い会話をしているんだろうな」というイメージが広がった。

その後は吉本新喜劇の前身「吉本ヴァラエティ」が1959年、さらに1980年代「やすきよ」の漫才ブームで「おもろい大阪」は定着。

 

面白いと思ったのは、当時、ラジオ放送で全国の視聴者の心を捉えてヒットさせるために「大阪弁」を聞き取りやすくする工夫がされていたということ。エンタツアチャコの台本作家でもあった秋田実は「より分かり易い大阪弁を」作り上げたそうです。

「作られた大阪弁」=方言の大阪弁からある程度教科書的な言い方を加味した大阪弁=聞き慣れた標準的な大阪弁

「2022年の流行語大賞の上位に入った大阪弁『知らんけど』。今なお、かつての「本当の大阪弁」からの離脱は進んでいるかも知れない。知らんけど」と楽しい結びでありました。

 

 

4月17日、夜。「インドネシアで火山爆発、日本への津波警戒」のテロップが流れて心配していたら、午後11時過ぎには愛媛で震度6程度の地震発生と放送がありました。

瞬間、”南海トラフ!”と大変に心配しました。

幸いなことに、その後の報道で「そうでは無い」と一安心しましたが、災害発生の頻度が多くなっていると感じます。「忘れた頃に」が起こらない様に「忘れない様に」したいと思います。こればかりは「知らんけど」とは言ってられない、ですね。

 

 

付け足しの写真です。

隠れ家のハイビスカスの花が次から次へと咲き続けてくれてます。蕾がたくさん出て来ています。今まで何も手を加えていなかったのに良く咲いてくれるものだと。今年は花が落ち着いた時には剪定した方が良いのでしょうねえ。調べてやってみようかと。