クルルのおじさん 料理を楽しむ

「菜種梅雨」

「菜種梅雨」というのは、「三月の中旬から4月上旬、菜の花が咲くころの長雨。冷たい雨がしとしと静かに降る」ことを言うそうです。3月26日(火曜日)、久しぶりに次女宅にカミさんと一緒に行きました。朝からザアーザアー降りの大雨、風も強い。お天気の解説でも予報士の方が「菜種梅雨」と言ってましたが、とても「しとしと」どころの雨ではない。レインコートを着ていなかったのでズボンも背負っているリュックもビショビショの状態で次女のマンションに到着しました。

タカトくんとサクトくんに久しぶりのご対面。元気に迎えてくれました。二人とも、一回り大きくなっているような。この日は次女が仕事で外出するので留守番をカミさんに頼んでいました。しばらく会えていなかったので僕も孫二人の顔を見に行くことにしたものです。

連日の「菜種梅雨」で二人とも外で遊ぶ機会が少なくなっており、次女が前日に聞いたところ”東京都の「水の科学館」に行きたがっている”とのこと。軽い気持ちで「いいよ」と返事をしたものの、これほどの大雨、強風になるとは思っていませんでした。着いてからお天気の状況を説明はしましたが、二人とも全く意に介せず、行く気満々です。それぞれ、リュックを背負ってレインコートを羽織り傘を差して出発!。

 

道案内はタカトくん。彼は最近、鉄道ルート、鉄道車両、駅の案内放送・チャイム音(音楽)に興味を持っている鉄道マニア。最寄りの駅からお台場の国際展示場駅まで何番ホームのどの辺りの車両に乗車するかまで年寄り二人に適宜適切に指示してくれました。

「水の科学館」は東京都が運営している子供向けの「水」の科学館。参加型の展示物、体験、実験設備、遊び場があります。入場は無料。一日中遊ぶことが出来ます。良い、有難い設備ですね。予定時間を超えて二人とも喜んで遊んでいました。

 

帰る時になってもまだ「菜種梅雨」が続いていました。駅への途中にあるパナソニックセンター(これも体験型のキッズミュージアムです)に雨宿りを兼ねて立ち寄りました。子供達が紙相撲力士に塗り絵するとそれが大きなスクリーン上に紙力士として登場します。スクリーンの土俵の上に10体ほどの紙力士が勢ぞろい。相撲を取ります(プロレスのバトルロイヤルですね)。何と、タカトくん力士が優勝、サクトくん力士が三位になりました。写真はその表彰式。二人とも大喜び。こちらも入場料等必要無しです。

 

   

左がタカトくん、右がサクトくんの塗り絵。マンションに帰るまで「菜種梅雨」の一日でしたが、室内の設備が充実していて二人と一緒に楽しく時間を過ごすことが出来ました。

 

タカトくん、三年生最後の作品です。お題は「海の夕日」。本人曰く”色にこだわった”そうです。3月26日、撮影。

 

 

NHK俳句です。第四週は高野ムツオさんの「語ろう、俳句」=「句会」です。メンバーは俳人の和田華凛さん、安里琉太さん、レギュラーの中西アルノさん、そしてゲストの古坂大魔王さん。今週の兼題は「父」、点数の多い順です。

 

5点;  どうということない桜父にLine   中西アルノ

安里さん、高野さんが特選、和田さんが並選。「どうということない」という表現が評価されていました。アルノさん、前回は0点だったので嬉しそうでした。

 

4点;  品川の春の寒さに父と立つ   安里琉太

和田さんが特選、中西さん、高野さんが並選。地名の句は難しいが「品川」は決まっていると(高野さん)。「たたづむ」「旅立つ」の両方が読み取れると。

 

4点;  木の芽道父と歩きしこと一度   高野ムツオ

中西さん、古坂さんが特選。ムツオさん、中学の入学式の時の実景だそうです。

 

2点;  父の打つ碁石発止と蝶の昼   和田華凛

「発止」が論議されていました。音が煩すぎる、「碁石の音や」で十分ではないか(高野さん)。和田さんも「当初、『碁石の音や』としていたが、”いれたろか!”と思って「発止」とした」と。「言い過ぎた」と反省しきりでした。和田さんは兵庫の方で「いれたろか!」のところが関西弁になるのが大変におもろかったです。

 

0点;  父母やいびき響かせ二人静   古坂大魔王

「父母や」に注文がついていました。「父母は」(安里)、「父と母」(高野)。一文字で大変な変わり様に、大魔王さんも感心の様子。「おとなしい父親であるが、いびきだけは同じ大きさ=仲の良い両親」とのことです。僕は(このままで)良い句だなあと思いました。

 

今週の特選三句です。

一席   終戦を海の底から聞いた父

二席   父の腕には海老反りの入園児

三席   籾蒔や親父譲りの蝮指

 

駄句です。

   孫二人長靴履いて菜種梅雨   孔瑠々 

   風強し傘がお猪口に菜種梅雨    孔瑠々

 

 

楽陶館の陶芸Cコースの最後の作品が焼き上がりました。僕の記録に記載しています。お付き合い頂ければ有難いです。3月21日、撮影です。

相変わらず作品数だけは多いです。小皿では釉薬のいろいろな組み合わせを試してみました。

 

   

両方とも一応、ルーシー・リーの形に憧れて作ってみました。

左;釉薬は上半分に白マットをかけてから全体を青磁、二重掛け。キレイな色合いでした。高台はうまく削れたのですが、全体にまだまだ厚い(重たい)です。残念ながら底にヒビが入りました。

右;上半分に黄瀬戸をかけてから織部を全体にかけました。黄瀬戸と織部も趣のある色合いになります。

 

 左右から1/3ずつ黄瀬戸、織部を掛けて全体に透明をかけました。これもキレイな色合いかな。外側に線刻して模様をつけたのですが、これは止めた方が良かった様です。

 

  

左上;左から青磁、右から瑠璃をかけて(重ならないように)、全体に透明をかけたもの。

右上;左上から天目、右下から青磁を。中間は二重掛けに。二重掛けの所の色合いが面白いかと。

左下;左上から黄瀬戸、右下から織部を。中間の二重掛けの所がなかなかに面白い色合いになりました。残念ながら皿の中心にヒビが入っていました。

右下;左上から天目、右下からおふけを。これも中間の二重掛けの所の色合いが面白くでました。

上;左から白マット、右から黄瀬戸をかけて、全体を透明で。色合いとしてはこれが最もキレイに仕上がっているように思います。

下;左上から青磁、右下から黄瀬戸。中間の二重掛けの所の色合いもキレイにでていました。

釉薬の組み合わせは面白いです。もっとイロイロ試してみたいと思います。

 

 

3月30日(土)、小雪チャンのピアノの発表会に行きました。小雪ちゃん、初めての発表会です。小規模の場所でやるのかと思っていましたが、会場は名古屋市の東文化小劇場。「ナゴヤドーム前矢田」駅に接続していて「小劇場」とはありますが立派な施設です。大きなグランドピアノが準備されていました。リトミックとピアノの発表会ですが、ピアノの部の6番目に登場。姿勢良く登場してお辞儀もキチンと出来て、なによりも演奏が素晴らしかったです。両親、おばあちゃん(嫁さんのお母さん)も大喜び。

大きなグランドピアノを弾くのは初めてのことですが、家に帰ってから聞いたところ、本人は「弾きやすかった」とのことです。アラタくんの発表会でも感激して大変に元気をもらいましたが、今回、小雪ちゃんの発表会でも同様でした。二人とも体、手、指の柔軟なこと。脱力が自然に出来ている様に感じました。イイ音が響いていました。

 

今日は、この後、ピアノサロン「心音」で心音先生の演奏会です。今回の演奏会の楽しみは久しぶりに「ミータ先生」にお会いできそうなこと。

kururupapa.hatenadiary.jp

以前の心音先生とミータ先生の「絵とピアノ会」のことを記載した記事です。少し体調を悪くされていましたが、順調にご回復。ピアノ会にも参加されることになった由です。ピアノのレッスンも近々、再開されるだろうと。ミータさんも参加されての「おさらい会」も出来ることになりそうです。

アラタくん、小雪ちゃんに元気をもらって僕も練習に励みたいと思います。