クルルのおじさん 料理を楽しむ

鯱城学園『体育祭』、そして次は『文化祭』!

鯱城学園【2019年度(第34回)体育祭】。体育祭のメインイベント!=二年生(33期生)と一年生(僕たち34期生)が混成で踊るフォークダンスです。二回に分けての演舞。この写真はその第一部、つまり参加者の半分の方々が準備を開始したところ。僕たちのクラスは第二部に出演。第二部終了後、予定には無かったようですが、全員で総踊りとなりました。広い会場が一杯になって皆さんノリノリ、参加者自らのアンコールで二回ほど繰り返して踊り続けました。踊りの曲はお馴染み、懐かしのオクラホマミクサーと炭鉱節。炭鉱節は荻野目洋子ちゃんのダンシングヒーロー曲版です。ちゃんと練習してきたクラスも、適当にやっていたクラスも、皆さん見様見真似か昔取った杵柄か、とにかく楽しんで笑顔で踊っていました。2019年10月10日、撮影。

 

 

いよいよ待ちに待った(?)『体育祭』です。10月10日(木曜日)、稲永スポーツセンターにて開催。場所は名古屋駅から「あおなみ線」で約20分の野跡駅から徒歩で15分ほどのところにある立派な体育館です。台風19号が接近中でしたが、幸いにまだ雨は降っていませんでした。9:00に集合しました。

鯱城学園の体育祭らしく、モットーは「明るく、楽しく、元気よく」、そして「ケガ・事故のない」体育祭を開催することが謳われています。健康保険証そして各自の常備薬を持参して、参加者全員が当日の朝「健康調査票」を提出してからの開催です。「睡眠はチャンと取ったか」「朝ごはんはチャンと食べてきたか」「今の体調は普段通りか」等の質問に答える形で、自分自身で体の状態を再確認しておくことが大切なんですね。

  

 

クラスごとに同じ色のT-シャツを着ています。僕たちの園芸クラスは「グリーン」(園芸だから”グリーン”らしい)。各クラス、一年生も二年生も同じ色のT-シャツです。観覧席はクラスごと学年ごとに設けられていてクラスの一体感がおのずとアップします。普段あまり接点の無い二年生とも同じ色のT-シャツを着ているだけで親近感が増してきます。この体育祭は学園としての公式行事ですが、運営は100%学生の自主企画によるもの。体育委員長さんの開会宣言、学生会会長さんの開会挨拶、学園側からは副学長さんが激励の言葉、そして学園のコーラスクラブが音頭を取って学生歌を全員で元気に合唱。

 

 

鯱城学園の学生は皆さん大きな声で挨拶します。歌も一生懸命に声を出して唄います。気取ったり変にカッコつけて黙ったりしません。声を出すこと、挨拶すること、歌を唄うこと=全て自分の健康に良いこと、そして、それが相手にも気持ち良く伝わるであろうことをよく理解されています。学生歌の歌詞もよく読むと味わい深いもの。「ふたたび学ぶ嬉しさを 共に喜び語り合う」、「還る年の輪 重ねしに 経ちて得し技 知恵の和を 共に与えて生かし合う」、「気は青春の真っ盛り 知識の糧を祉(しあわ)せを 共に伸ばして助け合う」等々。ストレート過ぎる表現て還暦以下の年齢であれば気恥ずかしく感じるかも知れませんが、この学園の学生は(もちろん僕も含めて)大きい声で歌っています。

 

 

いよいよ、競技開始!。と言っても競技は三種目のみです。輪投げ、ボール運びリレー、玉入れ。60歳代の方も、70歳代の方も参加可能な競技です。一種目につき、4ゲーム行われます。各学年に16クラスありますが、それを二つに分けて8クラスづつのクラス対抗戦になっています。二学年なので計4ゲーム。各ゲーム終了後に優勝クラスの結果発表がありますが、優勝のクラスには観覧席および競技参加の皆さんから盛大な拍手が送られます。

昨年は、各種目の獲得ポイントを合計して三種目全体での順位を競ったそうですが、盛り上がり過ぎて些細なことで言い争う事件(?)があった由。その反省を生かして、今年は実行委員会にて協議の結果、各ゲームごとに拍手で優勝クラスを称えることに修正したとのこと。反省すべきは反省し、すぐに修正して次の年度で実現・実行していく。大変に良いことだと思います。これが鯱城学園の伝統に繋がっていくのでしょう。

 

 

僕は輪投げとボール運びリレーに参加しました。輪投げは一人が三回、輪を2-3m先のボードに投げる。そのボードの上には棒が立っていて、その棒の中に輪を投げ入れる。夜店・遊技場の輪投げではボードの上の棒には難度に応じて点数が記載されていますが、鯱城学園のゲームではそんな細かいことは気にしない。棒の中に投げ入れることが出来ればそれでOK。気楽に真ん中の棒を狙って投げたら運良く三回とも成功。お陰様でチームのポイントゲッターになりました。仲間からはやんやの喝さい。成績発表では、なんと僕たち園芸一年生が第4ゲームの優勝チームになりました。会場からも大きな拍手を頂き、久しぶりに運動競技でヒーローになったような気持ちの高ぶりを覚えました。これだけの話なのですが自分で思う以上に興奮しておりました。面白かったです。

 

 

最後の競技種目、玉入れです。皆さん、真剣です。この頃になるとクラスの結束は一段と強くなっており、競技が始まる前には作戦会議。”玉を拾う係と投げる係を分けたらどうか”とか”背の高い人を前に配置せよ”とか、昔むかし幼稚園か小学生の時に必死になっていた時と同じ状態です。玉は50個ずつ各チームに配布されますが、全部、入れ切ったチームが複数出てきて、時間差で勝敗を決する展開に。益々一層の盛り上がりを見せていました。

 

 

   

 昼休みの後に披露されたリズム体操です。「三生リズムクラブ」の方々の演技。ほとんどの方が鯱城学園の卒業生=僕たちの先輩=多分、ほとんどの方が僕たちよりも年長さんです。一人ひとりが若々しく柔軟な動きをされていて、全体でも一糸乱れることが無い演技に現役の学生から拍手、拍手でした。写真で見ると中・高校生が体操しているようでしょう!(ちょっと褒めすぎかな)。

 

    

リズム体操の後、名古屋市消防音楽隊の演奏とカラーガード隊「リリーエンゼルス」の演技です。ネーミング・ライツ契約を行い、現在は地元の有力企業名を冠に「ポッカレモン消防音楽隊」の愛称で親しまれているそうです。名古屋市の諸行事に出場して、防火・防災の啓蒙活動に注力されています。テンポ速く行進しながら迫力のある演奏でした。

 

 

あっという間に閉会式です。体育委員長が閉会宣言。フォークダンスは初めての企画であった由。「纏まりがつくかどうか大変に心配していたが、皆さんの協力で予想以上の盛り上がりで終わることが出来た。感謝、感謝」と。目から涙も??。ご苦労様でした。こちらこそ、体育委員長、実行委員会の皆さんのご尽力に感謝、感謝です。お陰様で事故も無く無事に終了することが出来たようです。

他のクラスも同様の様子ですが、この体育祭のお陰で、僕たちの園芸クラスの纏まりも良くなりました。一体感が強くなったかと。班についても、もともとクラスのなかでも纏まりの良い班であったと思いますが、班の結束も更に強くなったように。班長さんが車で来ていたので、有志5人で近くのファミレスに移動して反省会=お茶会をしました。

 

 

次はいよいよ文化祭に向けての準備です。園芸クラスでは、作品の展示と来場者へのお土産に野菜の苗・その他を提供することになっています。「作品」というと大袈裟な感じがしますが、来週の園芸科の講座は「苔玉の楽しみ方」が予定されており、園芸研究家の吉田篤先生から苔玉の作り方・楽しみ方を教えて頂きます。教材としてクラス全員で作ることになる「苔玉」作品を中心にして文化祭の展示を行う予定になっています。

 

来場者へのお土産は、各班ごとに知恵を絞ってやることになっています。園芸クラスは約30人。一人当たり10個の野菜の苗・その他を準備する、クラス全体で300個。文化祭は三日間開催されるので、一日に100個のお土産を提供する。結構大変な準備!。

僕の班には、優しい班長さんを筆頭にプライベートでも畑をやっている方が何人かいらっしゃいます。皆さんイロイロと考え悩んでいたのですが、そのうちのお一人がアイデアを提供してくれました。「今年は自分でエンドウ豆を栽培して、来年用の種を取ってある。十分な数があるので、班の方に一人30個のタネを提供できる。一つのポッドに種を3個、合計10個のポッドに捲く。体育祭が終わるころのタイミングで捲けば文化祭の時には、ちょうど見栄えがする程度に育っているであろう」。何と素晴らしいアイデア、手間暇を惜しまない献身的な行為であることか。即、採用させて頂くことになりました。

この日の反省会の時には、種を提供してくれた奇特な同志から種の捲き方、育て方の極意を伝授して頂きました。このところの一連の流れとこの日の体育祭の盛り上がりのお陰でメンバーの人となりをお互いに理解・認識出来るようになってきています。この奇特な方はお上品な顔に似合わず、言いたいことをズケズケと言える。優しい班長さんを顎でコキ使う荒ワザを持っている凄腕の園芸家であることが判明。班長さんも負けじと反撃する場面もあり、全員で大笑いです。上辺だけのお付き合いでは無く、ボケと突っ込みを駆使した会話が弾むようになってきました。文化祭に向けての遣り取りが楽しみです。

 

 

   

 【文化祭】の案内葉書です。文化祭も勿論、100%学生による自主企画。体育祭と同様、今までのノウハウの蓄積があり、先輩の二年生がリードしてそのノウハウを一年生に引き継いでいます。34回の蓄積が鯱城学園の伝統になっています。素晴らしいことだと思います。

学園では専門クラスとは別に各学生は必ず何かのクラブに所属しています。体育祭はクラスごとの催しでしたが、文化祭では、クラスとは別に、各クラブでもホール行事・作品展示を行うことになっています=体育祭よりも忙しい!。僕のクラブのことは、まだ記載していなかったと思いますが、共通・専門講座の話とは別にクラブの活動についても、文化祭に向けて記載していきたいと思っています(書きたいことが多くなって、記載が追い付いていないです)。

葉書の通り、11月14日から16日の三日間、名古屋市中区の伏見ライフプラザ内、鯱城学園で開催されます。地下鉄伏見駅6番出口=「御園座」方面の出口から南に徒歩8分です。御園座を過ぎて一ブロックの便利な処です。是非、お立ちより下さいませ。