クルルのおじさん 料理を楽しむ

四班+「玉ねぎ収穫」

鯱城学園34期園芸科、第四班+の仲間と玉ねぎの収穫に行きました。四班の班長さんが学園の農場の近くで農業をされています。昨年の秋に、ほぼ同じメンバーでサツマイモの収穫に行きました。今回が二回目です。四班の7名に加えて園芸科では班が違っていたが、陶芸クラブ繋がりの一人が加わり全部で8名に。6月7日(金)10時に、勝手知ったる学園の農園に集合、元気に再会出来たことを愉しみました。たまたまですが、当時の指導先生も農園に来ていて楽しく歓談することが出来ました。卒業生が農業・園芸を通して交流を続けているのを大変に喜ばれていました。

 

班長が育ててくれた玉ねぎ。立派に大きくなっていました。この日は気温は高くなりましたが、幸いに曇り空。手分けして作業開始。みんな慣れたモノであっという間に収穫完了です。

班長さんのご自宅に戻り休憩させて頂きました。奥様がお茶とケーキ、採れたてのビワ、スイカ(これは買ってこられた)を振舞ってくれました。子供さん、お孫さんにも新鮮な野菜、果物を配るそうですが、もう当たり前になっていて感激してくれないのが残念とか。玉ねぎの簡単料理、ラッキョの漬け込み方、等々、料理談義に花が咲きました。収穫した玉ねぎとお土産にビワを頂戴して解散。大きなリュックと大きな袋にいっぱいになりました。

 

学園の農園の近くに名古屋市の「田んぼアート」会場があります(逆かな)。名古屋市南陽地区は市内では有数のコメどころ。「田んぼアート」は2011年から続けられています。葉の色が異なる古代米等々で絵を描いている由。今年のデザインはマスコットの熊さん、女の子と「ぴよりん」「ドクターイエロー」。観察台が設けられています。因みに「ぴよりん」はナゴヤの銘菓、藤井翔太八冠が対局中のおやつに食べたことで大ブレイクしたとか(知りませんでした)。

 

 

NHK俳句です。6月第一週、選者は堀田季何さん。レギュラーの庄司浩平さんと司会の柴田さん三人で「俳句の凝りをほぐします」。「取り合わせ」の続きです。取り合わせのパターンは「同じ情景」「物と心」「二物衝撃」。復習を兼ねて「同じ情景」の例句、

   遠火事や玻璃にひとすち”鳥の糞   相子智恵

同じく、「物と心」の例句、

   さまざまの事おもひ出す桜かな   松尾芭蕉

 

今回の「二物衝撃」は、お互いに因果関係無しの二つの事項がぶつかり合う。その二つが細い糸で結びついている(その距離感がポイント)。例句です。

   万有引力あり馬鈴薯にくぼみあり   奥坂まや

   靴箆の大きな力春の山   岩田奎   (靴箆=くつべら)

   ミサイルが来る風呂吹きに箸の穴   杉山久子

「連想の細い糸で繋がる」、但し、その中間は省略されているとのことです。

今週の兼題は「万緑」。「生命力」「エネルギー」が本意の由。特選六句で面白いと思った句です(言葉が面白い?)。

   空海の糞堆し万緑裡   (糞=まり、堆し=うずたかし)

   万緑や脳おほいに水使ふ   (脳=なずき)

 

久しぶりに駄句です。

   万緑やロクロの土は揺るぎなく   孔瑠々

たまーにですが、ロクロをひいて粘土の芯がブレなくなりました。「芯出し」が上手く出来るようになったと感じる時があります。

 

第二週、選者は西山睦さん。年間テーマは「やさしい手」です。今回は魚沼産のコシヒカリを作っている農家の若井新一さん。この週の企画・構成の面白さが少しづつ理解出来るようになって来ました。お米作りの「水」「土」「稲」をテーマにした若井さんの句です。

   しろがねの水躍り込む植田かな   若井新一

   泥なめむばかりに這うて田草取   同

   黄金の波へ乗り出す稲刈機   同

今週の兼題は「植田」。田植えが終わったばかりの田が植田。特選六句で面白いと思った句です。

   畦の昼ほうじ茶匂う植田かな

   植田ゆく鯨のやうな雲の腹

特選三句です。

一席   朝の日の朝の日らしさ植田かな

二席   ブレザーに変はりし母校植田風

三席   引越しの車窓明るき植田かな

 

若井さんの「しろがね」の句に一票ですね。

もう一句、駄句です。

   ぴよりんと田んぼアートの植田かな   孔瑠々

 

 

沖永良部島の「えらぶゆり」です。今年も各所から写真を頂きました。

 

   

園芸四班の班長さんのご自宅。玉ねぎの収穫にお邪魔した時には花は終わりかけていました。畑仕事と同様に丁寧に管理されていました。

 

        

あほ桐の仲間から。一つの茎から約10個の花が咲いているのもあるとか。皆さん、育て方がお上手です。見習いたいと思います。


  

神奈川の自宅です。今年は背丈が低いように思います。

水墨画クラブの共通課題が「百合」なのですが、いまだに苦労しています。この日、じっくりと花、花弁を観察しました。花弁が六枚、三枚づつ交互に。雄しべは6本、雌しべは大きいのが一本。一本の茎の先端から花の数だけ茎が分かれています。途中で枝(茎)分かれは無し。

先生、先輩から口酸っぱく観察、写生の大切さを言われているのですが、今まで、余り(ほとんど)やったことはありませんでした。

 

6月18日から作品展です。今、準備に追われています。並べ方・レイアウトをどうするか、搬入搬出をどうするか、受付当番をどうするか、代表さんは大忙しです。

そんな中、悲しい知らせがありました。大先輩が急逝されました。

水墨画クラブだけでなく、陶芸クラブでもご一緒の方。更に、楽陶館の研究コースでもご一緒の方です。ずっと看護婦さんをされていた気丈夫な、そして大変に思いやりのある方でした。

6月6日の楽陶館・研究コースに珍しく欠席されていたので「どうされたのかしら」と思っているところに代表さんから連絡がありました。その前夜に心筋梗塞で亡くなられたと。

言葉が出て来ませんでした。

その日、彼女は水墨画の作品の裏打ちを業者さんに頼みに行かれて元気に持ち帰られたとのことでした(大きなサイズの作品は専門のお店で裏打ちしてもらう必要があります)。今、代表さんがご遺族に作品の出展を打診されようとしています。

ご冥福を心からお祈りしております。