クルルのおじさん 料理を楽しむ

お酢の話

最近、お酢にハマっています。

きっかけは、父の日のお祝いに長女夫婦から「飲む酢・デザートビネガー」なるものを頂いたことからです。パンフレットに「酢は、酒から作る、と書きます」と書いてあります。ウマい表現だなあと感心しました。岐阜県八百津町にある内堀醸造さんのお酢です。以前からよく知っているお酢屋さんですが、「飲む酢」は買ったことがありませんでした。パンフレットに写真が載っていますが、ご主人の内堀さんは自称「スムリエ」。ワインのソムリエをもじった呼称だと思いますが、ホテルの食事会などの場で「酢のおいしさ新発見」等の話を中心に講演をされながら、お酢の料理を提供。お酢の消費拡大の啓蒙活動をされています。タキシード姿がお似合いの楽しい方です。

もらって以来、毎日、大さじ一杯分をイロイロな方法で飲んだり、食べたりしています。お酢健康法です。どのようにして食べているのかは後に記載します。

 

実は、昨年末から、血圧が高めになっているのが気がかりになっていました。血圧が上がるのは加齢による自然現象だからそれほど神経質になる必要はないという説もありますが、やはり不安になります。でも、薬を飲むのには元々強い抵抗があるところに、あるお医者さんとある出来事がきっかけになり、血圧降下剤を飲まないで対処しようと思い立ちました。家族・友人・賢者のアドバイスを得て、この年齢になってからですが、改めて体質改善をトライしようと。

基本は適切な運動と腹八分目の食事、過度のお酒を控えることと理解しています。僕の場合は、①お酒を美味しく頂いて、ついつい飲み過ぎてしまう。飲み過ぎない飲み方を!会得する必要がある。②美味しいモノは食べ過ぎてしまう。お酒を飲む時には自然に食べる量が減る方がいらっしゃいますが、僕の場合は良く食べてしまう。また、会食の時に料理を残すのは申し訳ない(勿体ない)と思っている。③運動はやっているつもりながらムラがある。

 

例によって、本を手当たり次第に読み始めました。高血圧に関して何んと沢山の本が出版されていることか。ベストセラーも沢山あるようです。薬に頼らないで血圧を下げたいと願っている人が多くいらっしゃるということの現れでしょう。この種の本のほとんどは「安易に薬に頼らない方が良い。薬に頼らないでも血圧を低下させることは可能である。良い習慣を身に着けることが大切だ。運動(マッサージ、ストレッチを含めて)と食事(食材、食べる量、食べ方)が肝」という主旨のものです。

天の邪鬼の性格と言うのは困ったもので、「問答無用、とにかく薬を飲め」と言われると間違いなく反発してしまいますが、逆に「薬に頼るな。薬に頼らなくとも血圧は低下する」とい言われても「それホンマかいな?」と思ってしまいます。意見はイロイロあって然るべきとは思うのですが、もう少し、両者歩み寄った丁寧な説明が欲しいところですし、所謂、統一見解があってもよいのではと思うのですが。まあ、人間の体のことですから、一人ひとりがそれぞれ違うのでしょうから、普段から信頼の出来るお医者さんに相談に乗ってもらって、患者側の不安なことや希望することを聞いてもらいながら、両者納得した上で対応方針を決めて進めていくしかないのでしょうね。高齢者がどんどんと増えていく時代ですから、今まで以上に、主治医さん、かかりつけのお医者さんの重要性が益々高くなっていくものと感じます。

 

今、住んでいる処の近くでは残念ながら信頼出来るお医者さんと巡りあっていない僕としては試行錯誤の連続です。

毎日の体重測定と血圧測定を開始しました。それから、①②③について考えてみました。

①「お酒を飲み過ぎない飲み方」。これは結論から言えば、そんな器用な飲み方は出来ない、無理ですね。僕は気持ち良く飲んでしまいます。しかし、時間軸の概念を導入しました。つまり、かつては、ほぼ連日飲み過ぎていたものですが、今は、飲み過ぎたと思った時には、次の日、更に次の日に、飲み過ぎないように努力する。幸い、以前ほど、お客さんとの会食が連続するということは無くなりつつあるので、一人で食事する時、仲間内で飲む時、等々は、酒の量を減らす。酒を飲む日を無くすると言うは難しいので、飲まないのではなく減らす。お酒を飲みたいと思うのに、飲む日を無くすというのは大変なストレスが溜まり、逆効果になると信じています。

②「美味しいモノを食べ過ぎない、残しても申し訳ないとは思わない」と言うのも無理というのか、寂しいというのか、やはりモッタイナイ。これも①と同様に時間軸を導入しました。食べる時は、四の五の考えないで食べる。食べたいものをモッタイナク残したりしない。但し、人のお皿の分までは食べることはしない。また、自分が気持ち悪くなるまで食べることはしない。そして、食べ過ぎたと思う時は、2-3日の期間のなかで、修正するように心がける。①と同様に、一人メシの時、仲間メシの時は、カラダに良いとされる食材を、体に良いとされる順序で、体に良いと言われる食べ方で、そして、食べ過ぎないように作る、注文するように心がける。

③運動は、まだまだ不十分ながら、とにかくカラダを動かそうと努力しています。会社ではエレベーターを使わない。五階分の階段を歩く。通勤時、また、街のなかでも、エレベーター、エスカレーターを出来る限り使わない。ワザと一つ手前の駅で降りて、一駅分を歩く。これは一度トライしましたが続きません。それよりも早く家に帰って、運動の服装に着替えて歩きに出る方が良さそうに思います。週末は、歩く。公営プールが近くにあるので水泳をする。ゴルフの時は、カートに乗らず歩くことを心がける。また、室内で出来るマッサージ、ストレッチもやるように。「継続する」ということは本当に難しいですねえ。運動ではないですが、一人で出来るツボ・マッサージを、体重・血圧の測定の前にやるように心がけています。

 

以上を組み合わせながら、それなりに継続しています。「三日坊主も10回続ければ一か月になる」という訳の分からない信念のもと、半年くらい続けました。体重は、昨年同時期比較で、最大で5㎏、平均すると3㎏ほどの減量に成功しています。BMIもようやく25を割りました。この過程で、血圧は昨年末から本年初めにかけては第二度高血圧の状態であったものが、この数か月では、第一度高血圧の水準に。たまには、正常高血圧のレベルに低下してきました。何やら、新興宗教の勧誘の体験談のような記載ですが、自分では意外とスンナリと効果が出せたかなあと悦んでいます。こういう状態から、もう一段の降下を狙いたい、常時、正常高血圧のレベルを狙いたいと言う話をしているときに贈られてきたのが、冒頭の内堀醸造さんの「飲む酢・デザートビネガー」であったという訳です。前口上が長すぎましたが、お酢は、確かに、直感的に効きそうだという気がしています。それで、今度は、お酢の本を手当たり次第読み始めた訳です。

・・・・『お酢の話、その②.』に続く。

 

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 サンスベリアの花が咲きました。2004年の浜名湖花博で一苗50㎝程度のものを買ったもの。爾来10数年、大きく成長・株分けして今では7鉢、背丈も150㎝ほどに。自慢のサンスベリアですが、開花をはっきりと認識したのは今回が初めてです。

2017年7月13日、撮影。