クルルのおじさん 料理を楽しむ

年末年始そして新しい年・2018年

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2018年1月7日、新幹線の車窓からipadで撮影。雪を被った晴れの日の富士山!誠に新年を飾るに相応しい山だと思います(結構きれいに撮れた!と自分でビックリ自画自賛しております)。

 

新年明けましておめでとうございます。

 

お陰様で例年以上にのんびりとした年末年始を過ごすことができました。大晦日は、NHK紅白歌合戦を最初から最後まで一度もチャンネルを変えることなく完全視聴しました。後日の評価でも、ウッチャンを始め司会進行が良かったとか、全体の構成が良く出来ていたとか大変に評価が高かったそうですが、僕もそう思います。最近、歌番組はほとんど見ないし、歌謡曲・ポピュラー音楽に接する機会も少ないので、初めて視聴する歌手がかなり大勢いましたが、これは年を取るにつれそうなってくるのでしょうね。新年にこの話をしたら、各ご家庭で紅白の思い出がイロイロあることが再確認出来て面白かったです。僕らの中学校時代前後が紅白歌合戦の最盛期でないですかね。おじいちゃん、おばあちゃん、親たちが演歌・歌謡曲を楽しんでいるうちに、ポピュラー音楽、フォーク、グループサウンドなんか出てきて。ジジ・ババが”こんなうるさいのはアカンな。歌詞も分からん。やっぱ、演歌がええなあ”と自分達の知らない歌手をケチョンケチョンに貶しながら楽しんでいた。中高校生は、”古い歌は同じもんばっかでおもろないやろ。年寄りは何も分からんくせに煩いなあ”と思いながらも一緒に見て楽しんでいた。当時は、大晦日に紅白を見るのが国民的行事だと、自慢して喋っている高校生もいました。二世代乃至は三世代が同じ屋根の下で一台のテレビを囲んで、お互いに勝手な批評をしながらの一家団欒であったかと。

最近は家に複数のテレビがあるでしょうから、一台のテレビを囲んで家族一同が勢ぞろいしてみる機会は少なくなっているのかも知れません。そもそも三世代同居という構成もあまり見られなくなっていますかね。

 

 

今回、我が家では、僕とカミさんの二人だけの紅白歌合戦でした。2018年、僕は仕事生活から完全卒業する年です。いったい、どんな生活パターンになるのやら。お互いに期待?と不安を感じつつ、今までの生活とどう折り合っていくのがよいのやら、お互いの間合いを測りながらお互いを牽制する、まあ、紅白を見ながら楽しい禅問答をやっていたというところです。

完全に意見が一致するのは、とにかく元気=健康であらねば!と。健康でなければ話にならない。美味しいモノを楽しく頂ける、美味しいモノを食べに外に出ていける、美味しいモノを食べに旅行にも行ける(註;もちろん、お酒も含みます)。そういうことが出来る健康な状態は是非とも維持したい。まずは、足腰を強化しよう。強化と言っても、年寄りのことですから衰えを防ぐという意味です。

 

思い起こせば、昔は、丹沢方面の山登りに家族一緒に行ったこともあります、長男とは一泊二日で富士山に登ったし。素人登山家としてはイロイロと挑戦した方かも。しかし、最近は”山登り”という言葉には二人ともかなりビビッてしまいます。億劫になっている。せいぜい”山歩き”のイメージで行ける処があればよいなあ。そうだ、我が家から、そこそこ近くて便利、安全で手頃なのは高尾山。ブラタモリでも取り上げられていたではないか。いざとなれば、ケーブルカー、リフトも設置されているから、無理をしないでそちらに逃げることも出来る。いろいろなルートがあるはずだから気軽に行く習慣となればよいなあと。家にあったガイドブックを見ると、高尾山の標高は599mでした。低い山ですが、登山のスタート地点の標高も低いので標高差は結構あるはずです。400m位は有るように思います。低い山といっても山は山。決して侮ってはいけない、ナメてはいけないと思います。

 

 

元旦を全くのんびりと過ごし、二日も午後に兄の家で新年会の予定があるものの、引き続き、のんびりと。毎年、二日と三日は、箱根駅伝が楽しみです。東京、神奈川に在住の方は、駅伝のルートにも親近感・臨場感があるでしょうし、出場校と何らかの繋がりがある方も沢山いらっしゃるでしょうから関心が大変に高い。テレビの放送も随分と前から全国放送になったお陰で全国的にも人気スポーツ番組に。テレビ放送のお陰で高校球児ならぬ全国の高校陸上選手の憧れの舞台になっている。

 

箱根駅伝というのは、大学駅伝競技の一地方大会、という位置づけです。関東の大学しか出場していない。関東以外にも陸上が強い大学はあるだろうに。なんで関西地方の大学が一校も出場してないんや、おかしやないか。以前から不思議に思っていましたが、単純な話で、これは関東の地方大会だから。主催は、関東学連(学生陸上競技連盟)で読売新聞社が共催です。関東の大学にしか参加資格が無いということです。駅伝のなかでは人気・知名度は抜群ですから、この世界でも東京一極集中が起こっているように思います。

 

朝早く起きだして7時からの放送を見ました。スタートが7時かと思っていたのですが、スタートは8時で、一時間前からの放送。今までの記録、大会の歴史の紹介がされていました。スタート前の各大学の緊張感が伝わってきます。最初のランナーのプレッシャー。これは本当に大変そう。黙想している者、ストレッチを繰り返している者、それぞれに鍛え上げた集中を高めるルーティンがあるのでしょう。

 

5区が有名な箱根の山登りです。標高差はナント約800mもあります。一説には864mとも言われております。高尾山の標高599mよりも高い。標高差で言えば、多分二倍近くあることになる。高尾山は天狗で有名ですが、箱根駅伝に出てくる選手達は、皆さん、天狗並みですねえ。歩いても大変な山道を、一気に駆け抜けるんだから。登り5区(20.8㎞)の区間一位は、法政大学の青木くん、1時間11分。区間新記録です。法政は往路5位でしたが、登りの最終区では区間一位を取れてよかったですね。下り6区(同じく20.8㎞)の区間一位は、優勝した青山学院大学の小野田くん、58分。小野田くんがここで東洋大を抜いて一位に。そのまま青学が最後までトップを譲らず独走して史上6校目の4連覇を達成しました。ちなみに小野田くんは愛知県豊川高の出身。今年の大天狗さんですね。

 

この大会には前年10位までのシード校と厳しい予選を勝ち抜いた10校の合計20校が参加しますが、それ以外に本戦に出場できない各大学からの選抜チーム=関東学生連合チームもオープン参加しています。箱根駅伝を走ること自体が素晴らしいことでしょうから、このオープン参加は大変に良い仕組みだと感心して見ていますが、残念ながらオープン参加というのは順位無し、公式記録無しという扱いだそうです。せめて記録には加えてあげたいですね。

 

往路完全優勝東洋大、総合4連覇の青学大はもちろん参加各校、全ての選手に拍手ですね。もちろん、オープン参加の選手にも。

 

 

という訳で、僕の今年のテーマは「外に出よう、新しい出会いを」。紅白と箱根駅伝との脈略が自分でも分かりませんが、本年、会社・仕事を離れてからどれだけの方とお付き合いが出来るか、交流を深めることが出来るか。日野原さんの三つの言葉の一つ「創めること(はじめること)」にトライして見ようかなと考えています。「書を捨てよ街に出よう」(これはチョット意味が違うかな)、ブログに閉じこもらないで外に出て、新しい出会いを見つけたいなあ。ブラタモリのオープニングの唄=井上陽水が歌っている”””テレビなんか見てないで、どこかに行こうよ”””アレ、いい歌ですよね。

 

 

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 「おとうふ工房いしかわ」さんのトーカンスーで作った僕の得意料理「炒り豆腐」。

『お酢の話、その2.』(2017/7/17)で書きました「南三河食文化研究会」代表の「おとうふ工房いしかわ」の石川社長ご夫妻(奥様は副社長さんです)と昨年末に会食しました。小伴天はなれ「一灯」で長田社長・料理長のお料理を頂きました。石川社長さんと僕とは大変な共通項・接点があることを発見。盛り上がってしまいました。別途、ご本人の了解を得てから書きたいと思います。

 

お土産に「おとうふ工房いしかわ」の豆腐製品をイロイロと頂きました。マーボ豆腐、お刺身湯葉、厚揚げ、油揚げ、等々、一つひとつに大変な工夫がされており楽しさ溢れる商品です。大豆=豆腐大好きな僕はのけぞって喜びました。

その中の一つが、トーカンスー。

トーカンスー=「豆」「干」「糸編に糸」と書きます。説明には、「国産大豆の豆乳をにがりで寄せ、極限まで水をきってシート状にした豆腐を裁断して麺に仕上げた」「大豆のたんぱく質を豊富に含みコシのある食感」「中国では合え物や炒め物の具としてポピュラーな食材」とのことです。僕は初めて使った食材でした。食べたことは有ったかも知れません。食感が好きです。カミさんは知っていました。これは炒り豆腐に適していると閃いたのは僕です。大ヒットでした。

 

 本年もよろしくお付き合いください。