久しぶりに「居酒屋ヒデさん」です。
下段左から;チーズのチャンジャのっけ。キノコ(しめじ、まいたけ、えのき)のマリネ。中段;マッシュポテト、チーズ入り。ローストビーフ、グレービーソース。上段;無限キャベツ。鯛の刺身、塩締めと昆布締め。お寿司(これはお店から取り寄せ)。2021年11月1日、撮影。
この日はアラタくんの七五三詣りの日。僕とカミさんも参加しました。11月15日が七五三ですがアラタくんの幼稚園がこの日は振り替えの休園日で、パパのヒデさんも都合がつく日であったので早めの七五三となりました。お昼に簡単に食事をした後、アラタくんは紋付袴に着替え晴れ姿での記念撮影、そのまま市内の亀ヶ池八幡神社にお参りし、その後、長女一家のマンションに戻りました。マンションでアラタくんの着替えを済ませパパは晴れ着を返却に。この日のパパは大忙しでしたから「居酒屋ヒデさん」は”本日休業”已む無しと思っていましたが、なんと昨晩から早朝にかけて下拵えを済ませてくれていました。僕がアラタくんと遊んでいる間にアッと言う間に準備完了。まだ陽が沈んではいませんでしたがアルコールも頂いて楽しいお祝い会を楽しむことが出来ました。
それにしても最近の晴れ着と記念撮影のセットはよく出来ていると感心します。紋付袴もいろいろなデザインから選ぶことが出来る様になっています。アラタくんは大好きなトイストーリーのウッデイのカーボウイ姿と同じ色柄の紋付袴を選んでいました。斬新なデザインですが良く出来ていて似合っていたと思います。記念撮影も凄い。撮影担当の方が子供達の気を逸らせないよう、良い表情の写真を撮れるようにあの手この手で子供達と会話しながら撮影していきます。昔のように一枚、二枚ではなくバシャバシャと連写。撮った写真は直ぐにPC画面で見ることが出来ます。沢山の写真の中から子供達の可愛い表情、仕草が選べるようになっています。ジジババが一緒だと「これもいい、あれも可愛い」と際限なく買ってしまいそう。パパ、ママは慣れたもので慎重に何枚かを選んでいました。そうなんです。お値段が高い。上手く出来ている仕組みであると感心しました。
NHK俳句です。この番組は月に四回、それぞれ選者さんが担当されていますが、日曜日が5回ある週は時折「歳時記食堂」という番組が準備されています。10月の最終週10月31日がそうでした。「歳時記食堂---おいしい俳句いただきます」。
番組の舞台は食堂というよりはもう少しグレードの高いカウンター割烹の設定ですが、この割烹の主人が俳人の星野高士さん、若女将さんが戸田菜穂さん(司会役ですね)、常連客が古坂大魔王さん、ゲストが女優の前田美波里さん(僕らの世代には大変に懐かしい方)。
旬の料理を楽しみながらそれに纏わる名句を鑑賞するという趣向。出演者が個性豊かな面白いメンバーで楽しい番組になっていました。よかったです。紹介された三句は、
松茸の香りも人によりてこそ 高浜虚子
秋茄子の今朝は四つと見せに来し 森田愛子
桃食うて煙草を喫うて一人旅 星野立子
ホトトギス系の俳人の句が多いなあと思っていましたら、ご主人の星野さんは虚子がひいおじいちゃん(曾祖父)、星野立子がおばあちゃん(虚子の次女さん)の間柄とのこと。曾孫さんに言わせると「虚子は挨拶句の名手」だそうで「俳句はそもそも挨拶」とのこと。名言だと思いました。「松茸」の句は比叡山延暦寺のお座主さんから贈ってもらった松茸へのお礼の句だそうです。お礼の気持ちを「あなたが贈ってくれたから格別に美味しい」と詠んで伝えたものとか。なかなか良いもんですねえ。
11月第一週。司会は武井壮さん、選者は片山由美子さん。ゲストにはシンガーソングライターの川崎鷹也さん。早速に一曲披露されていましたが、大変に良い声でした。今週のテーマは「感情語」。俳句では感情を直接表すことばを用いるのは避ける様にと言われるが古今の名句にはその「感情語」が使われているのも少なくないと。名句の例、
おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな 芭蕉
使うのが良くない例として分かり易い句を挙げていました。
原句 帰省して畳の匂ひなつかしき
添削 帰省して大の字になる畳かな
あえて感情を直接言う必要がないものはバツだと。「言わずもがなの言葉はダメ」。この例は分かるように思いましたが「感情語を使うことが読みの飛躍を妨げるのは良くない」とのことでした。難しいですねえ。
今週の兼題は「落ち葉」、特選三句です。
一席 タクシーを追いかけてゆく落ち葉かな
二席 二回まで音ひびかせて落葉掻(おちばかき)
三席 落葉踏み犬に足音生まれけり
第二週は司会が岸本葉子さん、選者が阪西敦子さん。ゲストに美容家のIKKOさん。IKKOさんは存在感がありますねえ。大迫力でした。大相撲の横綱が相手力士を圧倒するような迫力(例えがあまり適切でないかしら)。兼題は「木の葉髪」。この季題は「木の葉」という見立てがあって初めて冬の季節に位置付けられ、同時に「髪」というあるがままの姿によってより広く詠われることになった。この「見立て」と「あるがまま」をどう詠むかが今週のテーマでした。例句を挙げて説明されていました。
木の葉髪いそぎて捨つる誰か来る 山口波津女
うつくしき言葉の一つ木の葉髪 野澤節子
「いそぎて」の句は落ちている髪をあるがままに詠んだもの、「うつくしき」の句は木の葉という見立てを詠んだものとのこと。分かるようにも思いますが、だから何なんだと思ってしまう。難しいですね。
今週の特選三句です。
一席 図書室のひかり埃や木の葉髪
二席 さっきから胸の谷間の木の葉髪
三席 コピー機のガラスの記憶木の葉髪
IKKOさん、一席の句を「懐かしい!」と褒めていましたが、僕もこの句が高校の図書室の気配を思い出して懐かしかったです。「ひかり埃や」というのが良いと思いました。
おまけの料理です。
鶏スキ。久しぶりにバーミキュラ鍋で。白菜、玉ねぎ、ネギ、シメジ他。すき焼き風に味付けしました。豆腐がなかったのが残念。2021年11月15日、料理と撮影。
天ぷらうどん。ネギたっぷり、油揚げも加えて。うどんは頂きモノの讃岐の茶うどん。天ぷらは昨晩、自分で揚げた残り物。サツマイモは農園で収穫したもの。愛着がいっぱいです。2021年11月13日、同。
大根と豚バラ、挽肉の煮たん。一日経つと味が浸みて美味しくなっていました。大根が美味しくいただけます。2021年11月9日、同。
日中はまだ暖かいですが、朝夕は寒いと感じる様になってきました。毎朝、体重と血圧を測って記録していますが、寒さを感じる朝は血圧がやや高めになってきています(まだ全く心配するレベルではありません)。体重、血圧を記録している日記帳は5年連用日記ですが、今年で終わりになります。年末までに同じ5年ものを手当てしておこうと。2022年から2026年まで。この5年日記が終わるころには76歳。更に二回、5年日記を続けていければ、日記が終わるころにはアラタくんは成人式を迎えることになるのかな。5年日記を三回分、今から15年先。長いようであっと言う間かも知れませんねえ。
COP26は11月13日に成果文書「グラスゴー気候合意」を採択して閉幕。「迫る危機に動けぬ世界」、厳しい評価がされているようです。土壇場で石炭火力を巡る表現が「段階的廃止」から「段階的削減」に弱められて議長が謝罪する場面もあったとか。今の子供達が健康で明るく元気に育つことが出来る環境を維持することが出来ます様に。
せめて自分の健康は自分で守っていきたいものだと。近所の公園の散歩、近場の山歩きを続けてとにかく一人で動ける状態を維持したいと思います。今週末は、京都トレイル北山・東部コースの二回目に挑戦します。安全第一に、そして終わってからの飲み過ぎに注意するようにしたいですね。それから、110番に電話する必要もありませんように。皆さま方も引き続きご自愛下さいます様に。