クルルのおじさん 料理を楽しむ

2月、『凌ぐ』毎日

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カワセミ」です。名古屋市鶴舞公園で仲間の「きっちゃん」が撮影。カメラ大好きおじさんの集まりで「カワセミ鶴舞公園に来ている」という情報提供があったそうです。早速に鶴舞公園に(きっちゃんの家からは歩いて行ける公園です)。待つこと1時間、公園内の池に来てくれたところを見事、撮影成功。

この写真は、撮った写真をパソコンに投影した映像をスマホに撮ってラインで送ってくれたもの(ややこしい)。撮影の使用カメラはNikonD300、レンズはTAMRON150-600mmF5-6.3とか(僕にはなんのこっちゃよく分かりませんが)。2020年1月30日、きっちゃん撮影。

 

きっちゃんは猪鍋の仲間です。残念ながら猪鍋は延期、延期が続いていますが、皆さん、コロナ過でもイロイロと工夫して前向きな生活パターンを楽しんでいます。

きっちゃんとの出会いの事を書いた記事を埋め込んでおきます。当時で「15年以上の付き合い」とありますから、もう20年近い付き合いになるんですねえ。お互いに元気にやっているのが嬉しい限りです。

kururupapa.hatenadiary.jp

 

「凌ぐ」生活のなかで北京オリンピックを見て楽しんでいます。悲喜こもごもではありますが、一生懸命に頑張っている姿は見ていても伝わってきます。昨日は大変な試合がたくさんありました。スピードスケート女子団体追い抜き。最終周をリードし残り200mを切って最終コーナーを抜ける直前、お姉さんが転倒して銀メダルに終わりました。この種目はスムーズな先頭交代が焦点ですが、交代をゼロにして後ろの選手が先頭の選手を手で押し続けて失速を少なくする滑り方が主流になっていました。日本チームは試行錯誤の末に先頭を三回交代する元々の滑り方に戻していた由。三人の一糸乱れぬ滑り方は本当にキレイだったです。

ノルディック男子個人ラージヒルでは渡部暁斗選手が銅メダル。最後の最後に二人に抜かれての三位。前回と同様”前に出ずに体力を温存していれば”という感じもしましたが「駆け引き不要の王者に値する走り(日経、記事)」を見せてくれました。

カーリングのロコ・ソアーレの試合を楽しんで観ています。

昨日はイギリスに敗れて4勝3敗となりました。最初の試合を落とした後、破竹の四連勝だったのですが、その後、二連敗となりました。二敗とも負け方がよろしくない(と思いました)。いずれも最終エンド前のコンシード負け、つまりギブアップしての負け。と思ったのですが、カーリングでは「コンシード」というのはギブアップのニュアンスとは違うそうです。「相手に敬意を表して相手の勝ち(自分達の負け)を認める」という意味。アメリカの大統領選挙の時に、まだ最終結果が確定していなくとも(相手の当選が確定した段階で)負けた方が自分の負けを認めて相手に祝福の電話をかける時に「コンシード」という言葉が使われる由。トランプはコンシードしなかった訳ですねえ(文春オンライン等を参考に)。残り二試合はランキング上位のアメリカとスイスとの対戦。四強に進んでほしいものです。

カーリングは前回の平昌大会の時にすっかり好きな競技になりました。後攻が圧倒的に有利なゲームです。各エンド同点の場合は先行・後攻の順は変わらないことになっています。最初に観戦した時には「難しいことを考えずに相手チームの石を全て弾き出せばよい。自分の最後の石もワザと外に出して0対0を続けて後攻を譲らない様にする。そして第10エンドの最後の一投でホームに入れれば勝てるではないか。これが必勝のゲーム運びである」と子供っぽい屁理屈を考えてしまって、何故そうしないのか疑問に思いました。

ちゃんとルールが定められていました。「フリーガードゾーン・ルール」。両チームの第5投まではフリーガードゾーンにある石をプレーエリアから出すことは出来ない(出してしまえば相手チームは石を元の位置に戻すことが出来る)。このルールのお陰で子供っぽいぶつけ合い、弾き飛ばし合いのゲームから「氷上のチェス」と謂われるゲームに進化したのであろうと感心しました。平昌大会までは第4投げまででしたが、その後ルールが改訂されて現在では両チームで第5投まで(先行チームのセカンドの第1投目まで)に適用されるようになっています。よりスリリングなゲーム展開が多くなっている大きな要因だと思います。今晩のアメリカ戦、面白いゲームをして勝ってほしいですね。

 

 

NHK俳句です。2月の第二週。いつもの岸本葉子さんが体調不良のために欠席、代わりにアナウンサーの中川緑さんが司会を務めていました。選者は阪西敦子さん。ゲストには俳優のイッセー尾形さんが登場。今週の兼題は「絵踏」です。これが季語なのか?と不思議な感じがする季語ですが、江戸時代キリスト教信者の多かった長崎で旧暦の新年に当たる今の二月ごろが踏絵の実施の時期であったため、新春の季題とされているそうです。イッセー尾形さんはNHK俳句に四回目の出演ということですが、今回は兼題繋がりであったようです。「沈黙---サイエンス」、遠藤周作の原作を2016年に映画化されたものですが、このなかで幕府長崎奉行井上筑後守の役を演じたそうです。

 

今週の特選三句です。

一席   絵踏せぬ人かたまれる目をつむる

二席   絵踏してひとりぽっちとなりにけり

三席   父母の手をはなれゆく絵踏かな

選者の阪西さんが説明していた通り「これまでの兼題と大きく異なるのは、現在、絵踏が行われておらず誰も目にすることが出来ない点です」。この兼題の名句を二句紹介されていました。

   踏絵あり埃の如く古りにけり(ふりにけり)   阿波野青畝

   太柱の蔭よりいでて踏絵かな   野村貴舟

阪西さんのこの番組のテーマは「季題あるがまま」なのですが、テキストには「目に見えないもの、過去に行われていたことについて、あるがままをとらえるとは矛盾したことのよう」ですが、「深く観察しその先に視点を進めることで季題の姿をとらえることができる」と記載がありました。難しく感じました。

イッセー尾形さんも一句、披露していました。映画の撮影の時のことを詠んだものとか。

   泥濘や絵踏のマリア空を見る   イッセー尾形

  (泥濘はヌカルミともデイネイとも)

撮影初日、激しい雨がずっと続いていたのが突然に止んで晴渡ったそうです。この句は分かり易かったです。イッセーさんは絵も得意の様子で芭蕉の俳句(「荒海や---」「旅に病んで---」の二句)を描いた作品を持参して披露していました。俳句と同様に絵の構図も素晴らしかったです。「いつか芭蕉を演じたい」と念じているそうです。それも”俗物”の芭蕉を。面白い、才能豊かな方ですねえ。

”俳句の季語として変な季語だなあ”という印象が強くて「絵踏」のことを調べていたら面白い記事を見つけてしまいました。

2017年10月3日、毎日新聞の「余禄」。「絵踏」が丸山遊郭の見世物でもあったことが理解出来ますが、「余禄」氏が指摘されている「希望の党」「排除」「立憲民主党」の当時の状況を思い出しました。大変な「絵踏」だったですねえ。シャレにも句にもなりませんねえ。記事を貼り付けておきます。

 

 歳時記には今ではなぜ俳句の季題なのか分からぬ言葉もある。春の季語「絵踏(えぶみ)」もその一つだろう。江戸時代にキリシタンでない証しに踏み絵を踏ませたのはご存じの通りだが、それは九州各地の春の行事だった▲長崎では旧暦の正月4日から8日に行われ、最終日の丸山遊郭の絵踏には多くの見物人が詰めかけた。人々はこの日のための豪華な絵踏衣装をまとった遊女らが素足で絵踏をするさまをながめたのだ▲さて衆人が見守る中での“絵踏”を迫られたのは、希望の党へ全員合流するとのふれこみだった民進党のリベラル派の面々である。希望の党小池百合子(こいけ・ゆりこ)代表が安保法制や憲法改正に反対の民進党議員の「排除」を宣告したからだった▲きのうその「排除」の対象と目されてきた枝野幸男(えだの・ゆきお)氏が新党の立憲民主党結成を宣言した。「希望の党とは理念・政策が異なる」とは絵踏を拒んだその言葉で、民進党希望の党合流組と立憲民主党設立組とに分裂することになった・・・(以下、省略です)。

     踏絵させ希望無くした池の子か   孔瑠々

・・・・(この「踏絵」は季語にはならないんでしょうねえ)。

 

おまけの料理です。

f:id:hayakira-kururu:20220215212111j:plainカキのアヒージョ。再挑戦。皆さまのアドバイスを参考にやってみました。美味しく出来ました。ワインに合います。2022年2月14日、料理と撮影。

 

f:id:hayakira-kururu:20220215212245j:plain玉子焼き。一度キチンと作ってみたかった。焦がしてしまいました。”たたむ”のがチト難しいです。京都の錦市場のお店でやっているようにたたむことが出来るモノか?。もう少し練習してみます。お味はマアマアでした。2022年2月11日、料理と撮影。

 

おまけの写真です。

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名古屋市平和公園入口近くです。木の実を鳥が啄んでいます。鳥の写真は撮れませんでした。きっちゃんのようには上手く撮れないなあ。2022年2月8日、散歩と撮影。

 

昨日、連絡があったのですが、ナントきっちゃんがコロナに感染。幸いなことに1週間ほどで喉のいがらっぽさも無くなり熱も平熱に、無事に回復したそうです。慎重なきっちゃんはマスク着用、人込みを避ける、2m距離をとる等々の基本動作は順守していました。感染ルートは不明。幸いに濃厚接触の家族、仲間にも感染者の発生は無かったと。3回目のワクチンは回復後2~3週間空けて接種することになるとのことです。

僕はの3回目の接種は明日の予定です。仲間の話では副反応の出方もマチマチの様なので明日はゆっくり過ごすつもりをしております。皆さまも引き続きくれぐれもご自愛下さいます様に。

 

(追伸)

追加、きっちゃんの写真です。お題は「カワセミさんの朝ごはんかな?」。

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