クルルのおじさん 料理を楽しむ

今年も半分過ぎました

7月に入りました。梅雨の季節ながらも暑い日が多くなってきました。一人で居る時も家にゴロゴロ篭っていないで、買い物に散歩にウオーキングに、とにかく外に出て汗をびっしょりかく機会を作るよう心掛けています。

7月6日の日経記事によると「世界の平均気温、連日、過去最高」とか。さらに今年は「エルニーニョ現象」で夏の平均気温が高くなる可能性が指摘されていました。早めに体を暑さに慣らしておかなければ、と外出=汗をかく機会を意図して作ろうと思っています。

有難いことに、7月に入って最初の7日間は、ほぼ毎日、外で会食の機会を持つことが出来ました。家族、ピアノの先生、園芸の仲間、陶芸の仲間、昔からの飲み友達、等々。自分でも驚くほど見事に仕事関係のお付き合いが無くなっていました。一人で自分の好きなことをする時間は大切にしたいと思っていますが、自分の楽しいことを一緒に共有できる仲間とのお付き合いも同じかそれ以上に大切にしていきたいと思っています。

 

 

NHK俳句です。第一週は、夏井いつきさんの「凡人からの脱出」。今回の兼題は「夏休」ですが、この季語・言葉からの類想を例にとって「書かないでも通じる」言葉をいかに省いて作句するかの解説です。テキストには「手放せる言葉は何?」との題が付けられていました。

「夏休」の類想として「宿題」を取り上げた投句がたくさん紹介されていました。夏休み⇒宿題⇒残る、溜まる、焦る、等々の言葉(=凡人パーツ)を使いがちになりますが、これをもっと具体的に、もっとオリジナリティを出して作る。「夏休」という季語のチカラがあるので「宿題」とワザワザ書く必要がなくなると。「脱ボン」に取られた例句です。

   押し花の重しは図鑑夏休み

   鶏小屋の前で絵日記夏休み

 

いつきさんの解説は俳句作りの「コツ」を伝授する手法が明解だと感心するのですが、”こういう技法を教え込んだら生成AIの方が上手な俳句を作るようになるのであろうなあ”と考えたりしてしまいます。いつものことながら、もっと素直に教わらなければ、と反省です。

 

特選六句の中で面白いと思った句です。

   餃子包む包む夏休みは嫌ひ

   骨折のヒーローとなる夏休み

   隊長は独身のおば夏休み

 

駄句です。

   バーベキュー孫が主役の夏休み   孔瑠々

   夏休み昭和懐かしカルキ臭   孔瑠々

 

テキストをパラパラと見ていたら、「特集”季節を愉しむ”、『蓮』---その魅力にひたる」、蓮の写真と蓮の名句が掲載されていました。「蓮」にまつわる季語は春夏秋冬に亘るそうですが、「蓮の花」は夏の季語。”葉”に絡む季語が面白かったです。「蓮の浮葉」「蓮の巻葉」も夏の季語。

 

「名陶クラブ」の水墨画のグループが写生会をするというので参加させてもらいました。陶芸の仲間が水墨画の「龍」を描いたお皿を作陶しているのを見て水墨画に興味を持っていました。名陶クラブの仲間が水墨画グループの代表さんなので誘って頂きました。

名古屋中心部にある久屋大通公園フラリエに。この日は、一応、僕もスケッチ帳を持参して皆さんの真似をしてスケッチしてみました。スケッチ!、多分、中学生の時以来だろうと思います。

代表の注意事項の説明と先生の描き方等のご指導のあと、皆さんバラバラに散会してスケッチ開始。

ちょうど公園の中にある池にキレイな蓮の姿がありました。スケッチもしましたが、やはり(後で見れるように)写真に撮っておきました(この写真です)。

 

NHKのテキスト通りの姿。水面に浮いている「浮き葉」、水面を出たばかりの「巻き葉」、すっかり立ち上がった「立ち葉」、そして「蕾」と「蓮の花」。いままでボケっと眺めているだけでしたが、テキストの解説を読んでから改めて見るとその詳細が少しは目に入ってきて面白いものでした。改めて、牧野富太郎博士の観察眼、描写力の素晴らしさに驚いてしまいます。

 

テキストに載っていた蓮の名句(の一つ)です。

   水よりも平に蓮の浮葉かな   鷹羽狩行

 

絵心も句心も無い駄句です。

   炎天にスケッチ始め蓮巻葉   孔瑠々

 

 

この公園は以前「あほ桐」の仲間とBBQを楽しんだことがあります。この日も暑い最中、大勢の人がBBQを楽しんでいました。園芸ショップではたくさんの珍しそうな「多肉植物」が(お値打ち値段で)置いてありました。また陶芸で植木鉢を作って育てようかしらと思いました。

 

帰路、水墨画クラブの先生が「近くの画材屋さんに寄るから良ければ一緒に」と誘ってくれ、クラブの代表さん(陶芸の仲間)も行くというので見学方々ノコノコと付いて行きました。顔は厳ついが洒落っ気のある先生は「これもあった方が良い、これも、これも」とドンドンと買い物かごに初心者用の道具を放り込んでいきます。「先生、ボクはまだ正式に入会している訳では無いのよ」と言いながらも半分はその気になってしまっているような。「いいから、いいから。今日は特別2割引きの日なんだから」、すっかり先生のペースで買い物をさせて頂きました。

水墨画クラブは月に一回、名陶クラブの後の時間に開催されているので都合は良いのですが、水墨画自体は今まで全くやったことはありません。先生は僕よりも10歳ほどは年長さんですが、元気、元気。仲間と先生に恵まれるというのは有難いことですから、この出会いも大切にしようかと思っています。

 

 

おまけです。

織部青磁」の植木鉢に万年青を植え替えました。やはり植木鉢には植物を植えたところが様になるようです。気にいっております。