クルルのおじさん 料理を楽しむ

陶芸作品(自慢)です

7月12日(火)、陶芸クラブの一学期の最終日です。今日は、作った作品が焼き上げられているはず。”どんな具合に出来上がっているものやら?!”、期待と不安を胸にして何時もよりもやや早めに隠れ家を出発しました。以前に紹介しましたが、陶芸クラブは「楽陶館」で行っています。名古屋地下鉄、東山線の本郷駅からバスに乗ると二駅の便利なところ。僕は往く時は歩いて行くようにしています。本郷駅からは緩やかな上り坂で10-15分くらいかかります。春に再開された時には歩いて行くと調度、気持ち良い距離だと感じていましたが最近は汗でびっしょりになります。水分補給には十分に注意しながら歩きました。結局、一学期の往路は毎回全部歩いて行ったことになります(帰路は仲間とオチャをしてからバスで一緒に駅に移動しています)。仲間には”健康のため”などと言っていますが、どうやら惰性で歩いているような(一人勝手に意地を張っているところもありそうな)気がします。

 

陶芸クラブの紹介のブログです。参考までに埋め込んでおきます。

kururupapa.hatenadiary.jp

 

今日の陶芸クラブの活動は「作品鑑賞と二学期のガイダンス」。いつもの陶芸作業は無し。入口の棚台車に完成した全作品が載せられていて、その一部を先生が鑑賞・講評してくれました。どんな釉薬を使用しているか、施釉をどう工夫したか、何故うまく色が出ていないか、うまくいかなった原因は何か等々。聞いていて全て理解出来る訳では無いのですが、この講評は大変に勉強になります。その後、各自の作品を自分の席に持っていき自分自身で作品を鑑賞、仲間とも意見交換、先生を交えての作品鑑賞・講評。

 

     初めての作品、その1です。ひも作りの壺。上部は「青化粧」「黄化粧」、下部は「鬼板」。「透明」の釉薬を掛けて「織部」を垂らしました。

 

    その2,タタラ作りの鉢(皿)。「白マット」「黒マット」に浸けただけ。

 

    その3,タタラ作りの筒花生。「壺」と同様に、上部は「青化粧」「黄化粧」、下部は「鬼板」。ひまわりの花は「鬼板」と「黄化粧」。「透明」の釉薬を掛けて茎と葉のところに「織部」を。

 

初めての作品にしては満足の出来栄えでした。”我ながらうまく全体のバランスがとれている”。施釉は全て先生の指導のおかげです。自分のイメージと色を説明したら、瞬時に的確なアドバイスをしてくれました。

壺と筒の上部はウクライナの国旗をイメージしたんです。筒の「ひまわり」はもちろんウクライナのシンボルです。全面、ひまわりの模様にしましたが、ホントはひまわりと小麦を入れたかったのですが、準備が十分に出来ず時間の制約もあり、全てをひまわりにしました。結果的にはゴタゴタしないで却ってよかった様に思います。

皿には、ピアノと楽譜の模様を入れてあります。「黒」と「白」の釉薬のあと楽譜と鍵盤にラインの色を加えたかったのですが、まだそこまでのワザは無理のようで先生から「それは二学期以降のテーマにしましょう」と慰められました。因みにこのような左右、上下の文様を異なったものに仕立てることを「片身替わり(かわみがわり)」と呼ぶそうです。作品の写真を家族と仲間に送ったのですが、仲間の一人、件の師匠から「片身替わり」と言う言葉を教えてもらいました。楽譜は「太陽がいっぱい」の実際の最初のフレーズを入れたのです。芸が細かい!のですが、細かすぎて全く分からない。さらにお皿の表面に凸凹をつけるのはやはり実用性からはバツ!ですかね。料理のお皿には使わずに、今はもっはらツマミのスナック、おかきの類を入れて使っています。

 

二学期の陶芸クラブは9月20日から始まりますが、二学期からは「自由作陶」になるそうです。前半は11月に開催される鯱城学園の文化祭への出品作品を制作する由。各自それぞれ少なくとも三作品を制作。上級者はロクロを駆使しての作品作りを自由にやってよい、初心者は一学期の復習を兼ねて作品作りをするのが良かろう、ということでした。初心者のロクロは二学期の後半、さらには三学期に勉強することになりそうです。先生からは夏休みの宿題として「作品の構想をしっかりと考えてくるように!」とのアドバイスがありました。約二か月間、ゆっくりと構想?を練りたいと思います。

 

同期(僕は転入一年組なので同期の方々は全て先輩、師匠になります)の仲間の作品を鑑賞しましたが、比較してみると一つひとつの工程を丁寧に仕上げていることがよく分かります。キメが細かい。自分の作業はやはりかなり(極めて)ズサンであるなあ、と思い知らされました。釉薬も僕が使っていない(使えなかった)「天目」「黄瀬戸」「鉄赤」「御深井(おふけ)」等々を使って渋い作品を作っていました。今回の自分の作品には満足しているのですが、先輩・師匠の作品と改めて比較するとマサに素人と玄人の差がありそうです。釉薬というのはキット奥が深い世界なのでしょう。ハマっていく人が多いというのが理解出来そうな気がします。

 

 

NHK俳句、7月第三週です。選者は星野高士さん、司会は武井壮さん。ゲストにはモデル・女優の上西星来(じょうせいせいら)さん。上西さんはNHK俳句さく咲くで三年間、武井さんと一緒に俳句を勉強した間柄とか。

今月の会いたい俳人は森田愛子。森田愛子は1917年、福井県三国の生まれ、若くして結核になり鎌倉の病院に。入院していた伊藤柏翠(高浜虚子の弟子)と出会い俳句を詠むように。虚子は俳句を生きがいとする二人を思い、度々、三国を訪れたそうです。虚子が愛子に送った句。

   虹たちて忽ち君の在る如し   高浜虚子

   虹消えて忽ち君の無き如し   同

愛子も虹の句を残しています。

   虹消えてすでに無けれどある如く   森田愛子

愛子は1947年に29歳で他界。虚子の墓所鎌倉市寿福寺にあるそうですが後日そこに愛子の墓石が添えられ置かれているそうです。自身に生きがいを与えてくれた虚子と俳句に対する感謝であろうと解説されていました。それにしても明治~大正~昭和にかけて結核という病気の恐ろしさを改めて感じます。

 

今週の兼題は「虹」、特選三句です。

一席   朝虹や泣かぬと決めたはずなのに

二席   束の間の夕虹立ちぬ無人

三席   少年の勇気のやうに虹立てり

上西さんも「虹」の句を披露していました。オモシロい句ですね。

   ああそうかそうだとしたら虹なのか   上西星来

 

 

おまけの写真です。

7月14日(木)、司くん(長男の長男。小雪チャンの弟)、一歳の誕生日。週末に誕生日の食事会をするというのでカミさんも神奈川から来名。お昼に長男のマンションで会食しました。長男の嫁さんのお母さんの誕生日が一日違いの7月15日。食事が終わって一段落した時に小雪ちゃんがおばあちゃんへ誕生日祝いの花束を贈呈してくれました。うちのカミさんの誕生日は6月27日なのでちょっとずれているのですが、気を遣ってカミさんにも花束を準備してくれました。カミさんは一緒に花束をもらって大喜び。隠れ家に帰り、早速に自慢の筒花生に飾りました(・・・花生に花の模様は合わないのかなあ?)。

 

この日の午後は小雪ちゃんのピアノのレッスン。長男は週末の当直があるので最後まで付き合うことが出来ないと言うので、帰りは僕が連れて帰ることにして三人で一緒にレッスンに行きました。長男のマンションから歩いて10分ほどの場所、閑静な住宅街の中にあります。レッスンは最近始めたばかりで一回30分ですが、先生との1:1の相対のレッスンを無事に受けることが出来るのかどうか。長男パパは全く気にしていませんでしたが、爺のほうが心配でドキドキしておりました。結果は30分間、全く集中を切らすことなく、先生の言うことをよく聞いて練習していました。受け答えもしっかり出来ていたように思います。脱力の練習も教えてもらっていて、何回目かには”オバケの手の形、ストーン!と打鍵出来ていたように思いました。爺バカです。”ムムッ、僕よりも覚えが良さそうだわ”。楽しくレッスンを受けているのが何よりでした。

 

 

コロナの新規感染は7月16日に全国で11万6百人に達し、2月1日以来、一日あたりで過去最高となったそうです。ワクチンの追加接種のペースが鈍いことが心配です。”自分の身は自分で守らないといけない”ということですが、今から8月にかけて旅行、帰省で人の動きが多くなる時期、重症者の増加がますます心配になってきます。皆さまもくれぐれもご自愛下さいます様に。