クルルのおじさん 料理を楽しむ

名古屋が「世界の素晴らしい場所50選」に!

前回の記事で愛知・名古屋の「あほ桐会」のこと=遠方から仲間が参戦して”名古屋”と”名古屋メシ”を堪能してくれたことを紹介しましたが、その日の夕方のニュースで「アメリカのタイム誌が発表、2023年版『世界の最も素晴らしい場所50選』」に京都に加えて””名古屋””が選ばれたことが放送されていました。翌日の新聞(日経ですが)に記事が載るだろうと楽しみにしていたのですが掲載無し。新聞の地方欄にも記載はありませんでした。その後、買い物ついでに近くの本屋さんに立ち寄りタイム誌を探してみたのですが置いておらず。名古屋駅の近くの大きな本屋さんにも探しに行きましたが、当該の記事の号は置いていませんでした。バックナンバーの取り寄せもやっていない、とのこと。

 

止むを得ずウェブで検索してみたらたくさんの記事が掲載されていました。やはり今の世の中はウエブで検索するのが手っ取り早いようです。ほとんどの記事・コメントは「日本から二か所、京都は誰でも納得するが、名古屋は何故?」というニュアンスを含んだ内容でした。また、面白いのはタイム誌は「名古屋」と言いながらも、取り上げているのはジブリパーク=長久手市サントリー知多蒸留所=知多市、ホテルインディゴ犬山有楽苑=犬山市とほとんどが名古屋市以外のところ。唯一、名古屋市内のものは”ザ・タワーホテル・ナゴヤ”だけ。久屋大通公園にある名古屋テレビ塔内のホテルです。近くにあるバーボンウイスキー専門バー「アンキ」も紹介されていたのでこの記事以降大賑わいしている由。タイム誌の編集者からすれば名古屋市長久手市知多市犬山市も同じ括りになってしまうのでしょうね。

 

もう少し早く報道されていれば、今回の遠方からのゲストにも名古屋TV塔に登ってもらったのにと思います。残念なことでしたが、またの機会を楽しみにということで。

そう言えば「あほ桐会」で名古屋TV塔に登ったことがありました。探してみたら2021年4月のことでありました。懐かしいので埋め込んでおきます(検索の腕は向上しました)。

kururupapa.hatenadiary.jp

 

因みに、タイム誌が選んだ「世界50選」ですが、地域別にみると北米9、ヨーロッパ11、豪州2、中南米8、日本を含むアジア8、中近東・アフリカ・他(ポリネシア)12でした。ロシアと中国は選ばれていませんでした。

 

京都については「コロナ禍が落ち着き多くのイベントで賑わっていること、ミシュラン三ツ星のレストランが開催するポップアップ、京都市京セラ美術館、桜・祇園祭・五山送り火、お薦めのホテル」が紹介されていたそうです。

少し前の新聞記事に「京都市が建物高さに対する景観規制を4月に緩和する」との記事が載っていました。マンション不足で若い世代が転出、オフィスビルも不足しているそうです。景観規制は2007年に導入されたと。「50年後、100年後を見据えて美しい景観を取り戻すことが後世への使命だ」、規制を導入した時の市長さんの考えであった由。京都に住んでいないモノの無責任な話ですが、京都の景観は大切にして欲しいモノですね。

 

タイム誌の記事の内容は別にして「日本で二か所選ばれた。一つはみんなが納得する京都。それに加えてもう一か所がナント名古屋であった」ということが一番の話題になったというお話でありました。

 

 

NHK俳句です。4月第四週の選者は高野ムツオさん。高野さんのテーマは「語ろう!俳句」となっており、ちょっと変わった企画になっていました。

夏井いつきさんの「俳句甲子園」のことは耳にしたことはありましたが、これが「ディベート」という形式で討論するものとは知りませんでした。高校生がチームに分かれて俳句の勝ち負けを競うイベントとか。高野さんは2007年から審査員を務めている由(テキストに記載されていました)。

この番組では、江戸時代から行われていた「句合(くあわせ)」を基にして構成して、更に俳句甲子園と同じようにチーム戦にして「ディベート」を取り入れたとか。助っ人俳人がお二人、ゲストがお二人登場して、それぞれ別のチームに分かれて勝ち負けを競い合う。判者=判定する人は高野さん。内容はお互いの句に対する感想、意見を言い合う(相手チームの句に対しては厳しい意見が多いですが)ものですが、これをワザワザ「ディベート」と呼ぶのは言葉としておかしい(ほとんど間違っている)と引っかかってしまいました。僕たちの時代に習った「ディベート」と言うのは「(もっぱら公的なテーマに対して)意見の異なる立場に分かれて議論して相手を説得する、乃至は、第三者を納得させる」議論の手法のはず。「憲法の改正についてのディベート」とか言えば分かり易いかと。

俳句はそもそも「ディベート」の対象には成りえないですよねえ。この内容は議論・討論・意見交換=「ディスカッション」だと思うのですが。こんなことを考えていたら、司会の柴田さんがゴングを鳴らして「はい、ディベート、スタート」と言うのが耳に入って来て視聴していて大変にシラケてしまいました。

「句合」というのは二句一組の俳句を並べて優劣を競うものだそうですが(テキスト)、それなら、この番組でもチームで「句合」しましょう!という企画にすればよかったのに。何故、わざわざ「ディベート」なんて(こなれていない)外来語を使うのですかね。今ごろNHKには苦情が殺到しているのではないかと想像しております(こんな事でとやかく言う人はいませんかね)。

 

今週の兼題は「蝶」、特選三句です。

一席   初蝶や白寿の母の耳元に

二席   初蝶を総立ちで迎えをり   (蕊=しべ)

三席   初蝶や夫亡きあとの野良仕事   

三句とも「初蝶」でした。「ディベート」に出てきた面白いと思った句です。

   あやふしや花に取りつく蝶の足   斉藤志歩

 

四月は日曜日が五回あるので「歳時記食堂」を期待していたのですが、残念ながら第一週の再放送でした。もうこの番組は製作してくれないのかしら、寂しいです。

 

日経俳壇ですが、杏子さんの後の選者は神野紗希(こうのさき)さん。39歳。松山市出身の方で、松山東高校在学中に俳句を始め俳句甲子園で団体優勝されたそうです(日経俳壇の紹介記事)。いつも面白い句を取られてます。4月29日の選で面白いと思った句です(詠んだ方のお名前は省略させて頂きます)。

   人間はからすのゑんどうより不自由

   生きてゐて良いのだと知る四月かな

 

黒田さんは3月13日に逝去されましたが、俳壇の選は3月25日付けまで掲載されていました。最後の選の注意書きに「自句自解、近況報告などはご遠慮下さい。一行十七音字の作品で勝負」と書いておられました。三月の初めに、久しぶりに一句応募したのですがまさに近況報告、孫の誕生を詠んだことの説明を記載してしまいました。この注意書きは拙い僕あてに書いてくれたものだと思っています。改めてご冥福をお祈りしたいと思います。

 

高野ムツオさんの六月の応募兼題は「サングラス」ですが、例句に神野紗希さんの句が掲載されていました。

   ひきだしに海を映さぬサングラス   神野紗希

 

 

名古屋名物です。

名古屋駅前の顔として知られている巨大マネキン「ななチャン」です。50歳のバースデーケーキを持っています。1973年4月28日に誕生したそうで、この28日には50歳の記念イベントが行われたそうです。園芸科の陶芸仲間が撮影して写真を送ってくれました。身長6m10㎝、体重600㎏です。

 

4月29日、ゴールデンウイークの初日、「列島各地 にぎわい戻る」「東京・銀座、名古屋・栄の人出はコロナ前を上回る」と大きく報道されていました。京都の清水寺舞台でも人出が戻っている写真が掲載されていました。(日経、4/30)

連休明けの5月8日には感染症法上の分類が「5類」に移行します。季節性のインフルエンザと同じ扱いになる由。これからは更に一人ひとり、個人の責任で対応する必要があるとのこと。再度の感染拡大も心配ですが、心して日常を取り戻していきたいものです。

 

楽陶館・研究コースが始まりました。この会では陶芸作業をする際には自主ルールでマスク着用となっています。皆さん、ちゃんとルールを守って作業されていました。ロクロに集中しようと藻掻いています。相変わらず難しいです。先生が「土ころし」「湯呑茶碗の作陶」の手本を見せてくれますが、ロクロを操ることが出来る人は超能力者では無いかと思っています。

 

名古屋名物のオマケです。

「あほ桐会」の女子三人組が撮影(4月18日、多分)して送って来てくれました。名古屋城の本丸御殿に展示してあるものです。名古屋城の改修の際、木造天守に使用予定の木材=月山松(がっさんまつ)。岩手県奥州市月山神社の山林で伐採された松材。同市出身の大谷翔平選手のサインを頂いたことが大変な自慢になっている様です。これも名古屋市らしくて面白いですね。