「陶縁会水墨画クラブ」の水墨画作品展です。8月30日から9月4日まで、名古屋市地下鉄東山線の星が丘駅構内ギャラリーにて開催中です。
この写真は、クラブの代表さんが撮影(多分)、8月31日。
水墨画クラブ、井上昭彦講師の作品「夕陽の百合」。
先輩諸氏の作品。「胡瓜」「こぶし」「蛍袋」。
かなり恥ずかしいですが僕の作品です。「とうもろこし」「茄子」。
7月からこの水墨画クラブに入れてもらってます。土曜日の名東陶芸クラブ、Ⅽ班の仲間が代表をされているクラブです。名陶会は毎週、土曜日に開催されてますが(月に一回、第二週はお休み)ですが、水墨画クラブは月に一回だけ。第三土曜日の午後に開催されています。陶芸Ⅽ班の仲間5名が水墨画クラブにも入っているので気楽ですし、同じ土曜日午前の陶芸クラブのあとの午後に開催されるので効率も良い。その日は、お弁当を持参してお昼の時間には気楽に世間話をしながらも、先輩諸氏から陶芸についても水墨画についても作陶の仕方や描き方についてのアドバイスを貰えるのを楽しんでいます。
このブログに記載した7月8日の写生会のあと素直にクラブに入会しました。皆さん、作品展の準備で忙しい時期でした。僕は当分(作品展には)関係無いとノンビリしていたのですが、優しい講師先生から”やってみたらどうかい”とお言葉があり、急遽、出品することになってしまいました。クラブは月に一回ですから、対面でご指導頂く機会はありません。便利な世の中になったものだと思いますが、描いた作品を写真に撮ってラインで送信。先生からは間髪を入れずに返信。先生の講評に注意してやり直し、描き直して再度、送信。先生からの返信、講評…。この繰り返しが延々と続きました。
最後は先生が根負けしてくれて、”始めたばかりとしては良く頑張った。まあ、恥をかけば(書けば、描けば)良かろう”と言うコトになりました。作品は色紙サイズの画仙紙に描いていましたが、本物の色紙そのものは手元には無し。裏打ちして額装する方法も全く知らず。また、落款印も(当然ですが)準備出来ておりません。てんやわんやの状態でしたが何とか作品を仕上げることが出来ました。作品を入れる「額」も持っておりませんでしたが、優しい先生、先輩から貸して頂けることになりました。
”額に入れると様になる”とはよく言ったもので、自分の作品を額に入れた時にはそれなりに満足感を覚えたのでありますが、悦に入ったのはその時だけ。並べてみると自らの拙さが一目瞭然。”まあ、参加させて頂いただけで良しとするか”と言い聞かせております。
8月30日、早朝に搬入、飾り付けを終えた後、あちこちに作品展の案内の連絡を入れました。早速に楽陶館の陶芸仲間が見に行ってくれました。今日(8月31日)の夕方には長男一家が見学に行ってくれた由。明日はあほ桐会の仲間も見に行ってくれる様子。有難い限りです。チト(かなり)恥ずかしいですが、嬉しいですね。
NHK俳句です。8月第三週、選者は村上鞆彦さん、今週のテーマは仕事。「仕事」にまつわる俳句の鑑賞からスタートです。
畦塗るやちちははの顔映るまで 若井新一
「畦塗る」(あぜぬる)=水を入れる前の田んぼの畦を泥でしっかりと固める作業のこと=春の季語でそうです。
会社やめたしやめたしやめたし落花飛花 松本てふこ
「落花飛花」は桜ふぶきのことだとか。角川には「落花」が主季語で、傍題に「飛花」「散る桜」「花吹雪」「花散る」「花筏」等々、「桜の花は散り際が潔く美しいので古くからその風情を愛されてきた」と記載がありました。春の季語です。
今週の兼題は「新豆腐」。「(その年)新しく収穫された大豆で作った豆腐、地味が深い」(角川)。特選句で面白いと思った句です。
武者震いして一丁の新豆腐
はやばやと皆ゐる夜の新豆腐
新豆腐妻の眼鏡にかなひけり
昔、小さかった頃のことを思い出しました。
ずいぶんと前のブログの記事です。
最後の句をお借りした駄句です。
ばば様の舌にかなひし新豆腐 孔瑠々
調子に乗ってもう一句。
新豆腐手びねり皿におさまりて 孔瑠々
特選三句を記載するのを忘れるところでした。
一席 透き通る風吹き初めて新豆腐
二席 神棚のほの青き新豆腐かな
三席 うつしよのひかりあつめし新豆腐
第四週です。選者は高野ムツオさん。この週はディベ―トで勝負を競う「句合わせ」です。いままで余り良い印象を持てていませんでしたが今回は面白かったです。今週の兼題は「七夕」。助っ人俳人お二人の句です。
七夕の豆腐を買ひに米を買ひに 斉藤志歩
翌る日の七夕竹の雨の粒 黒岩徳将 (翌る=あくる)
中西アルノさんがムツオさんから満点を貰いました。
七夕やインスタントのすまし汁 青山ネモフィラ(中西さんの俳号です)
黒岩さんの「雨の粒」に関してのムツオさんの解説です。七夕に降る雨のことを催涙雨と言うそうです。この日に雨が降ると天の川の水かさが増して二人が会えなくなる。悲しくて二人が流す涙=七夕の雨=催涙雨と言うとか。更に、催涙雨にはもう一つ解釈があって、二人が無事に会えた=その嬉し涙である、という詠み方も出来るとか。なかなかに想像力が豊かです。
特選三席です。
一席 七夕や介護の妻を湯に誘ふ
二席 七夕や盲導犬の立ち上がる
三席 折鶴の聞こえぬ羽音星祭
今回の番組で勝敗を決めるディベート「句合わせ」は終了となり、来月からは「句会」となるとか。
駄句です。
七夕や孫の短冊そっと見て 孔瑠々
七夕やじじばば二人手をつなぎ 孔瑠々
タカトくんのポスターです。
ポスターを提出すると横浜市営地下鉄、特製のプラモデル「ブルーライントレイン」が貰えるそうです。良い表情で描けていて楽しいです。
へべす(平兵衛酢)、初めて実がなってくれました。焼酎に入れて飲んでみました。旨い!。
このブログでは「名古屋の魅力」・・・「名古屋」の可笑しなこと、不思議な事、イロイロな事を書いてきていますが、名古屋の面白いことの一つに習い事、お稽古事が今でも盛んなことを加えておいて良さそうだと改めて感じています。教えてくれる人=師匠!の層が厚く存在すること。教えを受ける人=生徒さん、が熱心に興味を持ち続けていること。そして師匠、生徒さんの交流が大変に活発なこと。尾張徳川家が習い事を奨励したと言われる歴史、伝統が今も生きているような気がします。
仲間から、奥さんがコロナに感染したと連絡がありました。ワクチンは6回、接種済みながらも感染したと。幸いに軽症に推移しているそうです。TVのニュースでも名古屋市の感染者数は増加傾向にある由。重症化しなければ、”風邪”にかかったのと同じこと、との受け止め方の様ですが、やはり高齢者には気になります。暑さもまだ続くようだし。健康には引き続き十分に留意したいモノです。皆さまもくれぐれもご自愛下さいませ。